TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2024074883
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-31
出願番号2024059098,2020065319
出願日2024-04-01,2020-03-31
発明の名称包装袋及び包装材
出願人大日本印刷株式会社
代理人弁理士法人大谷特許事務所
主分類B65D 65/40 20060101AFI20240524BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】優れた金属光沢感を有し、レーザー光による加工性に優れた包装袋を得る。
【解決手段】レーザーカット性フィルム(A)、レーザー非カット性フィルム(A)、及び、光輝性印刷層を備える積層体Aを含み、レーザー非カット性フィルム(A)同士が内層側として部分的に接着された接着領域と、被収容物を収容するための非接着領域とを有し、非接着領域における包装袋の総厚みが、60μm以上300μm以下であり、非接着領域の一部に、レーザーカット性フィルム(A)が切断され、レーザー非カット性フィルム(A)が切断されていない領域を有する。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
レーザーカット性フィルム(A)及びレーザー非カット性フィルム(A)を備えてなる積層体Aを含む包装袋であって、
前記積層体Aは、前記レーザーカット性フィルム(A)の前記レーザー非カット性フィルム(A)とは反対側に光輝性印刷層を備え、
前記光輝性印刷層が、金属鱗片及びパール顔料から選ばれる一種以上を含み、
前記包装袋は、前記レーザー非カット性フィルム(A)同士が内層側として部分的に接着された接着領域と、被収容物を収容するための非接着領域とを有し、
前記非接着領域における前記包装袋の総厚みが、60μm以上300μm以下であり、
前記非接着領域の一部に、前記レーザーカット性フィルム(A)が切断され、前記レーザー非カット性フィルム(A)が切断されていない領域を有する、包装袋。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
レーザーカット性フィルム(A)及びレーザー非カット性フィルム(A)を備えてなる積層体Aと、レーザーカット性フィルム(B)及びレーザー非カット性フィルム(B)を備えてなる積層体Bとを含む包装袋であって、
前記積層体Aは、前記レーザーカット性フィルム(A)の前記レーザー非カット性フィルム(A)とは反対側に光輝性印刷層を備え、
前記包装袋は、前記レーザー非カット性フィルム(A)と前記レーザー非カット性フィルム(B)とが内層側となるように配置され、前記レーザー非カット性フィルム(A)と前記前記レーザー非カット性フィルム(B)とが部分的に接着された接着領域と、被収容物を収容するための非接着領域とを有し、
前記光輝性印刷層が、金属鱗片及びパール顔料から選ばれる一種以上を含み、
前記非接着領域における前記包装袋の総厚みが、60μm以上300μm以下であり、
前記非接着領域の一部に、前記レーザーカット性フィルム(A)及び前記レーザーカット性フィルム(B)が切断され、前記レーザー非カット性フィルム(A)及び前記レーザー非カット性フィルム(B)が切断されていない領域を有する、包装袋。
【請求項3】
前記レーザーカット性フィルム(B)と前記レーザー非カット性フィルム(B)との間、又は、前記レーザーカット性フィルム(B)の前記レーザー非カット性フィルム(B)とは反対側に、印刷層を備える請求項2に記載の包装袋。
【請求項4】
前記積層体Aが、金属蒸着膜または金属箔を含まない、請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の包装袋。
【請求項5】
前記積層体Bが、金属蒸着膜または金属箔を含まない、請求項2または請求項3に記載の包装袋。
【請求項6】
請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の包装袋に用いる包装材であって、
レーザーカット性フィルム(A)、光輝性印刷層、及び、レーザー非カット性フィルム(A)を備え、前記光輝性印刷層は、前記レーザーカット性フィルム(A)と前記レーザー非カット性フィルム(A)との間、又は、前記レーザーカット性フィルム(A)の前記レーザー非カット性フィルム(A)とは反対側に位置する包装材。
【請求項7】
前記レーザー非カット性フィルム(A)がヒートシール性を有する請求項6に記載の包装材。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、包装袋、及び、該包装袋に用いられる包装材に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
食品、洗剤などの液体状の被収容物を密封したパウチ等の包装袋には、はさみなどの道具を使うことなく、手で容易に切り裂き開封できるように、切れ目線が設けられる場合がある。この切れ目線は、種々の方法で形成することができるが、容易かつ正確に切れ目線を形成することができるとの観点から、レーザー加工により形成されることが多い(例えば、特許文献1,2)。
レーザー加工による切れ目線の形成では、製袋前の包装材に対して外側層側からレーザー照射が行われる。このレーザー照射では、外層側のフィルムがレーザー光を吸収して切断される一方で、内層側のヒートシール性を有するフィルムはレーザー光を透過するので切断されない。このため、レーザー照射後の包装材を用いて包装袋を形成しても、内容物の密封性が確保される。
【0003】
上記の包装袋では、ガスバリア性、遮光性、及び、金属光沢感のある意匠性を付与するために、アルミ箔や金属蒸着膜を有する樹脂フィルムを積層させることが知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平11-278556号公報
特開2000-85791号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
レーザーを用いた切れ目線の形成では、外層のフィルムに確実に切れ目線を形成するとともに切れ目線幅を調整するために、レーザー光を集光して加工が行われる。しかしながら、アルミ箔や金属蒸着膜を積層させた包装材では、レーザー光がアルミ箔や金属蒸着膜により反射される。特に、金属光沢感のある意匠性を得るために外層フィルム近傍にアルミ箔や金属蒸着膜が配置される場合には、レーザー光の焦点とアルミ箔等が近接するため、反射が顕著となる。集光されているレーザー光がアルミ箔や金属蒸着膜により反射されて再度外層側のフィルムに入射することにより、外層側のフィルムがレーザー光を吸収して切断されてしまう。この結果、切れ目線幅が設計値よりも大きくなったり、切れ目線のエッジが乱雑になったりするなど、加工精度が悪いことが問題となっていた。
【0006】
また、レーザー照射により切れ目線などのレーザー加工線が形成された包装材を用いて製袋する場合、レーザー加工線の位置ずれなどが発生しやすく、袋の開封性が良好でなくなるなどの問題が発生する虞があった。
【0007】
本発明は、優れた金属光沢感を有しつつ、レーザー光による加工性に優れた包装袋及び該包装袋の製造方法、該包装袋に用いることができる包装材を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明者らが検討した結果、下記構成の包装袋とすることにより、包装袋に優れた金属光沢感を付与することができ、更にレーザー加工精度や位置合わせ精度などの加工性が向上することを見出した。
【0009】
上記課題を解決するために、本発明は、以下の[1]~[10]を提供する。
[1]レーザーカット性フィルム(A)及びレーザー非カット性フィルム(A)を備えてなる積層体Aを含む包装袋であって、前記積層体Aは、前記レーザーカット性フィルム(A)と前記レーザー非カット性フィルム(A)との間、又は、前記レーザーカット性フィルム(A)の前記レーザー非カット性フィルム(A)とは反対側に、光輝性印刷層を備え、前記包装袋は、前記レーザー非カット性フィルム(A)同士が内層側として部分的に接着された接着領域と、被収容物を収容するための非接着領域とを有し、前記非接着領域における前記包装袋の総厚みが、60μm以上300μm以下であり、前記非接着領域の一部に、前記レーザーカット性フィルム(A)が切断され、前記レーザー非カット性フィルム(A)が切断されていない領域を有する、包装袋。
【0010】
[2]レーザーカット性フィルム(A)及びレーザー非カット性フィルム(A)を備えてなる積層体Aと、レーザーカット性フィルム(B)及びレーザー非カット性フィルム(B)を備えてなる積層体Bとを含む包装袋であって、前記積層体Aは、前記レーザーカット性フィルム(A)と前記レーザー非カット性フィルム(A)との間、又は、前記レーザーカット性フィルム(A)の前記レーザー非カット性フィルム(A)とは反対側に、光輝性印刷層を備え、前記包装袋は、前記レーザー非カット性フィルム(A)と前記レーザー非カット性フィルム(B)とが内層側となるように配置され、前記レーザー非カット性フィルム(A)と前記前記レーザー非カット性フィルム(B)とが部分的に接着された接着領域と、被収容物を収容するための非接着領域とを有し、前記非接着領域における前記包装袋の総厚みが、60μm以上300μm以下であり、前記非接着領域の一部に、前記レーザーカット性フィルム(A)及び前記レーザーカット性フィルム(B)が切断され、前記レーザー非カット性フィルム(A)及び前記レーザー非カット性フィルム(B)が切断されていない領域を有する、包装袋。
[3]前記レーザーカット性フィルム(B)と前記レーザー非カット性フィルム(B)との間、又は、前記レーザーカット性フィルム(B)の前記レーザー非カット性フィルム(B)とは反対側に、印刷層を備える[2]に記載の包装袋。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

個人
構造体
6か月前
個人
収納用具
3か月前
個人
物品収納具
3か月前
個人
半蓋半箱筒
9か月前
個人
ダンボール宝箱
3日前
個人
テープホルダー
10か月前
個人
開封用カッター
5か月前
個人
掃除楽々ゴミ箱
4か月前
個人
コード長さ調整器
10か月前
個人
爪楊枝流通セット
10か月前
個人
折りたたみコップ
5か月前
個人
チャック付き袋体
5か月前
個人
パウチ容器
6か月前
個人
圧縮収納袋
7日前
三甲株式会社
容器
10か月前
三甲株式会社
容器
1か月前
個人
粘着テープ剥がし具
25日前
積水樹脂株式会社
接着剤
4か月前
三甲株式会社
容器
8か月前
個人
粘着テープ剥がし具
4か月前
三甲株式会社
容器
2か月前
個人
開口しやすいレジ袋
7か月前
個人
粘着テープ切断装置
1か月前
株式会社イシダ
箱詰装置
2か月前
株式会社イシダ
包装装置
9か月前
三甲株式会社
容器
8か月前
個人
チャック付き保存袋
5か月前
三甲株式会社
容器
9か月前
個人
穿孔紐通し結束器具
7か月前
株式会社KY7
封止装置
10か月前
三甲株式会社
容器
8か月前
個人
伸縮するゴミ収納器
6か月前
個人
プラスチックバッグ
7か月前
三菱製紙株式会社
包装用紙
1か月前
日東精工株式会社
検査装置
2か月前
株式会社joze
攪拌容器
3か月前
続きを見る