TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2024074774
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-31
出願番号2023180891
出願日2023-10-20
発明の名称原料ガスを分解する方法およびシステム
出願人エコナ パワー インコーポレイテッド
代理人個人,個人,個人,個人,個人,個人,個人
主分類C01B 3/36 20060101AFI20240524BHJP(無機化学)
要約【課題】燃焼生成物を原料ガスと十分に混ぜ合わせる熱分解方法を提供する。
【解決手段】原料ガス50を混合チャンバ中に導入し、燃焼ガスを燃焼チャンバ中に導入する。燃焼により燃焼生成ガス40を生じさせ、その第1の部分が混合チャンバ中に流れて原料ガスと混ざり合い、その第2の部分が燃焼チャンバ内に当初残ったままになるようにする。燃焼生成ガスの第1の部分が混合チャンバ中に流れて原料ガスと混ざり合った結果として、原料ガスのうち少なくとも何割かを分解する。燃焼生成ガスの第2の部分のうちの少なくとも何割かを混合チャンバ中に流入させて1種類以上の燃焼生成ガスの第2の部分のうちの少なくとも何割を未分解原料ガスと混合させ、それにより未分解原料ガスのうちの少なくとも何割かを分解する。
【選択図】図1D-1G
特許請求の範囲【請求項1】
原料ガスを分解する方法であって、
前記原料ガスを混合チャンバ中に導入するステップを含み、
燃焼ガスを前記混合チャンバに連結された燃焼チャンバ中に導入するステップを含み、
前記燃焼ガスを燃焼させて1種類以上の燃焼生成ガスを生じさせるステップを含み、
前記1種類以上の燃焼生成ガスの第1の部分が前記混合チャンバ中に流れて前記原料ガスと混ざり合い、
前記1種類以上の燃焼生成ガスの第2の部分が前記燃焼チャンバ内に当初残ったままであり、
前記1種類以上の燃焼生成ガスの第1の部分が前記混合チャンバ中に流れて前記原料ガスと混ざり合った結果として、前記原料ガスのうち少なくとも何割かを分解するステップを含み、
前記1種類以上の燃焼生成ガスの前記第2の部分のうちの少なくとも何割かを前記混合チャンバ中に流入させて前記1種類以上の燃焼生成ガスの前記第2の部分のうちの前記少なくとも何割を未分解原料ガスと混合させ、それにより前記未分解原料ガスのうちの少なくとも何割かを分解するステップを含む、方法。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記1種類以上の燃焼生成ガスの前記第2の部分は、前記燃焼チャンバ内の圧力が前記混合チャンバ内の圧力に等しいということの結果として、前記燃焼チャンバ内に当初残ったままである、請求項1記載の方法。
【請求項3】
前記1種類以上の燃焼生成ガスの前記第2の部分のうちの少なくとも何割かを前記混合チャンバ中に流入させる前記ステップは、前記燃焼チャンバへの圧力を増大させて前記1種類以上の燃焼生成物ガスの前記第2の部分のうちの前記少なくとも何割かを前記混合チャンバ中に押し込むステップを含む、請求項1または2記載の方法。
【請求項4】
前記燃焼チャンバ内の前記圧力を増大させる前記ステップは、前記燃焼チャンバの容積を減少させるステップを含む、請求項3記載の方法。
【請求項5】
前記燃焼チャンバの前記容積を減少させる前記ステップは、ピストンを用いて前記燃焼チャンバの前記容積を減少させるステップを含む、請求項4記載の方法。
【請求項6】
前記1種類以上の燃焼生成ガスの前記第2の部分の前記少なくとも何割かを流入させる前記ステップは、流体を前記燃焼チャンバ中に導入して前記燃焼チャンバ内の圧力を増大させるとともに前記1種類以上の燃焼生成ガスの前記第2の部分の前記少なくとも何割かを前記混合チャンバ中に押し込むステップを含む、請求項1~5のうちいずれか一に記載の方法。
【請求項7】
前記流体は、別の原料ガスである、請求項6記載の方法。
【請求項8】
前記原料ガスの前記少なくとも何割かを分解させる前記ステップの実施により、1種類以上の生成ガスが生じ、
前記方法は、前記1種類以上の生成ガスを前記混合チャンバから抜き出すステップをさらに含み、
前記流体は、前記抜き出された1種類以上の生成ガスのうちの少なくとも何割かを含む、請求項6または7記載の方法。
【請求項9】
前記流体は、水素、二酸化炭素、一酸化炭素、水、水蒸気、不活性ガスまたは非反応ガス、および別の原料ガスのうちの1つ以上を含む、請求項6~8のうちいずれか一に記載の方法。
【請求項10】
前記原料ガスは、炭化水素を含む、請求項1~9のうちいずれか一に記載の方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明(本開示)は、熱分解に関し、特に原料ガスを分解する方法およびシステムに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
熱分解法は、原料ガス、例えば炭化水素を酸素なしでその元素(炭化水素の場合、炭素と水素)に分解する方法である。分解は、原料ガスの温度を原料ガスの元素の化学結合が壊れる点まで十分に上げることによってトリガされる。
【0003】
かかる熱分解は、例えば、原料ガスを高温流体と熱的に接触させることによって達成できる。例えば、可燃性燃料を燃焼させた結果として作られる燃焼生成ガスを原料ガスと混合させることができる。温度が十分に高い場合、高温流体と原料ガスの混合、ならびに高温流体から原料ガスへの熱エネルギーの伝達は、原料ガスを化学的に壊して分解させるのに十分である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
幾つかの熱分解形態の間に燃焼の生成物の全てが原料ガスと混ざり合うことができるわけではない。このことは、燃焼生成物の相当な部分の熱エネルギーが原料ガスに伝達されず、したがって、熱分解に寄与しないということを意味している。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の第1の観点によれば、原料ガスを分解する方法であって、原料ガスを混合チャンバ中に導入するステップと、燃焼ガスを混合チャンバに連結された燃焼チャンバ中に導入するステップと、燃焼ガスを燃焼させて1種類以上の燃焼生成ガスを生じさせて、1種類以上の燃焼生成ガスの第1の部分が混合チャンバ中に流れて原料ガスと混ざり合い、1種類以上の燃焼生成ガスの第2の部分が燃焼チャンバ内に当初残ったままであるようにするステップと、1種類以上の燃焼生成ガスの第1の部分が混合チャンバ中に流れて原料ガスと混ざり合った結果として、原料ガスのうち少なくとも何割かを分解するステップと、1種類以上の燃焼生成ガスの第2の部分のうちの少なくとも何割かを混合チャンバ中に流入させて1種類以上の燃焼生成ガスの第2の部分のうちの少なくとも何割を未分解原料ガスと混合させ、それにより未分解原料ガスのうちの少なくとも何割かを分解するステップとを含むことを特徴とする方法が提供される。
【0006】
1種類以上の燃焼生成ガスの第2の部分は、燃焼チャンバ内の圧力が混合チャンバ内の圧力に等しいということの結果として、燃焼チャンバ内に当初残ったままであるのがよい。
【0007】
1種類以上の燃焼生成ガスの第2の部分のうちの少なくとも何割かを混合チャンバ中に流入させるステップは、燃焼チャンバへの圧力を増大させて1種類以上の燃焼生成物ガスの第2の部分のうちの少なくとも何割かを混合チャンバ中に押し込むステップを含むのがよい。
【0008】
燃焼チャンバ内の圧力を増大させるステップは、燃焼チャンバの容積を減少させるステップを含むのがよい。
【0009】
燃焼チャンバの容積を減少させるステップは、ピストンを用いて燃焼チャンバの容積を減少させるステップを含むのがよい。
【0010】
1種類以上の燃焼生成ガスの第2の部分の少なくとも何割かを流入させるステップは、流体を燃焼チャンバ中に導入して燃焼チャンバ内の圧力を増大させるとともに1種類以上の燃焼生成ガスの第2の部分の少なくとも何割かを混合チャンバ中に押し込むステップを含むのがよい。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

大陽日酸株式会社
水素除去装置
10日前
東ソー株式会社
ペンタシル型ゼオライト
1か月前
三菱重工業株式会社
発電システム
28日前
株式会社エアメンブレン
グラフェン膜の製造装置
11日前
国立大学法人九州大学
熱電窒化物膜およびその製造方法
1か月前
アサヒ飲料株式会社
飲食品製造用CO2の製造方法
27日前
三井金属鉱業株式会社
酸化物
17日前
株式会社レゾナック
疎水化処理物の製造方法
6日前
三井金属鉱業株式会社
化合物粒子の製造方法
6日前
株式会社ADEKA
薄片化黒鉛含有組成物
24日前
株式会社ADEKA
薄片化黒鉛の製造方法
3日前
トヨタ自動車株式会社
物質の生成方法
24日前
戸田工業株式会社
非晶質アルミノケイ酸塩粒子の分散液および製造方法
10日前
UBE三菱セメント株式会社
シリカ含有組成物の製造方法
11日前
株式会社豊田中央研究所
多孔質酸化スズ粒子
1か月前
下関三井化学株式会社
リン酸の製造方法
3日前
ダイハツ工業株式会社
プラズマリアクタシステム
1か月前
木村化工機株式会社
アンモニア回収方法およびアンモニア回収装置
1か月前
三菱ケミカル株式会社
シリカ粒子、シリカ粒子の製造方法、シリカゾル及び吸着剤
10日前
エア・ウォーター株式会社
燃料の製造装置及び燃焼装置
21日前
アース製薬株式会社
ラジカルを発生させる組成物の保存方法
21日前
積水化学工業株式会社
被覆粒子及び被覆粒子の製造方法
18日前
三建産業株式会社
アンモニア加熱分解装置
24日前
国立大学法人静岡大学
一酸化炭素を含むガスを製造する方法、及び反応装置
25日前
明電ナノプロセス・イノベーション株式会社
オゾンガス供給システム
19日前
優勝新能源再生科技股ふん有限公司
リン酸鉄リチウム電池をリサイクルする方法
17日前
パナソニックIPマネジメント株式会社
水素生成装置
21日前
デンカ株式会社
球状金属Siフィラー、及びその製造方法、並びに樹脂組成物
10日前
デンカ株式会社
球状金属Siフィラー、及びその製造方法、並びに樹脂組成物
10日前
東ソー株式会社
ゼオライト製造用アルミノシリケート
4日前
三井金属鉱業株式会社
化合物、化合物粒子、近赤外線透過材料、及び近赤外線透過膜
6日前
国立大学法人東海国立大学機構
半導体ナノ粒子及びその製造方法、並びにバンドギャップ制御方法
10日前
セトラスホールディングス株式会社
リン酸カルシウムの球形状粒子
21日前
株式会社QDジャパン
半導体組成物、これを含む薄膜及び該薄膜の製造方法
28日前
日清紡ホールディングス株式会社
炭素担体、金属担持触媒、電極及び電池
1か月前
キオクシア株式会社
希ガス回収方法、希ガス回収装置、および半導体装置の製造方法
10日前
続きを見る