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公開番号2024074629
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-31
出願番号2022185914
出願日2022-11-21
発明の名称放射線撮影装置
出願人キヤノン株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類A61B 6/00 20240101AFI20240524BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】 複数人分の患者の撮影を行う回診において、撮影対象の患者を間違えてしまう、もしくは患者識別情報を取得し忘れてしまうことを抑制し得る放射線撮像装置を提供する。
【解決手段】 検査対象を透過した放射線を受けて該検査対象の画像を取得する画像取得手段と、検査対象に関する情報を保持する保持手段と、検査対象に付与された識別情報を読み取る読み取り手段と、保持手段に保持されている検査対象に関する情報と、読み取り手段により読み取られた識別情報とを照合する照合手段と、照合結果に関する情報を報知する報知手段と照合結果に基づいて画像と識別情報とを関連つけて保存する保存手段とを備える。
【選択図】 図4
特許請求の範囲【請求項1】
検査対象を透過した放射線を受けて該検査対象の画像を取得する画像取得手段と、
検査対象に関する情報を保持する保持手段と、
検査対象に付与された識別情報を読み取る読み取り手段と、
前記保持手段に保持されている前記検査対象に関する情報と、前記読み取り手段により読み取られた前記識別情報とを照合する照合手段と、
前記照合手段の照合結果に関する情報を報知する報知手段と
前記照合結果に基づいて前記画像取得手段で取得された画像と前記読み取り手段により読み取られた前記識別情報とを関連つけて保存する保存手段と
を備えることを特徴とする放射線撮影装置。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記識別情報は、患者名と患者IDと生年月日と性別と所在とのうちの少なくとも1つであることを特徴とする請求項1に記載の放射線撮影装置。
【請求項3】
前記検査対象に関する情報は、患者名と患者IDと生年月日と性別と所在とのうちの少なくとも1つと、検査日時と撮影手技と撮影枚数と照射線量と複数の検査対象間での検査の順番のうちの少なくとも1つ、とを含むことを特徴とする請求項1に記載の放射線撮影装置。
【請求項4】
前記報知手段は、前記照合結果に関する情報を音または光で報知することを特徴とする請求項1に記載の放射線撮影装置。
【請求項5】
前記照合手段による照合結果が、前記識別情報と前記検査対象に関する情報とで一致する情報が無い場合、前記報知手段が前記照合結果に関する情報を報知することを特徴とする請求項1に記載の放射線撮影装置。
【請求項6】
前記保持手段に保持された前記検査対象に関する情報を変更する変更手段を更に備えることを特徴とする請求項5に記載の放射線撮影装置。
【請求項7】
前記変更手段は、前記保持手段に保持された前記検査対象に関する情報に検査対象を追加可能であることを特徴とする請求項6に記載の放射線撮影装置。
【請求項8】
前記検査対象に関する情報が撮影枚数を含み、前記照合手段は前記撮影枚数を含む検査対象に関する情報と一致する情報を有する識別情報が関連つけて保存された画像の枚数と、前記撮影枚数とを照合可能であり、該照合の結果が一致しない場合、前記報知手段は該照合結果に関する情報を報知することを特徴とする請求項3に記載の放射線撮影装置。
【請求項9】
前記報知手段による報知の後、前記読み取り手段によって識別情報が読み取られた場合、識別情報が関連つけられていない画像に該識別情報を関連つけて前記保存手段に保存することを特徴とする請求項8に記載の放射線撮影装置。
【請求項10】
撮影準備または撮影完了を検知する検知手段を更に備え、前記読み取り手段による識別情報の読み取りが完了しない状態で前記検知手段が撮影準備または撮影完了を検知した場合、前記報知手段は前記照合結果を不一致として扱い、照合結果に関する情報を報知することを特徴とする請求項1に記載の放射線撮影装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、放射線撮影装置に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
近年、放射線撮像装置は据え置き型の撮影システムに組み込まれたものや、可搬型のフラットパネルディテクタ(以下FPDと称する場合あり。尚、FPDは放射線撮影装置を意味する)などが知られている。放射線撮影装置(FPD)は可搬性を活かし放射線撮影室内で患者の近くに配置しての撮影や、放射線撮影室外で移動が困難な患者のもとへ回診しての撮影などに活用されている。回診の際には放射線撮影装置(FPD)と放射線撮影装置の制御装置、制御装置を介して放射線撮影装置と同期して放射線を照射する放射線発生装置がセットになっており、このセットが一体となった回診用放射線撮影装置がある。
【0003】
回診用放射線撮影装置は放射線撮影装置と放射線発生装置との制御装置で構成される。前記の制御装置は入出力手段、撮影画像記憶手段、回診時の患者ごとの検査情報の記憶手段などを備えているのが一般的である。回診を行う際には、事前に検査情報を記憶手段に登録し、患者のところへ移動した後に入出力手段で検査情報を確認して撮影を開始する。ただし回診用放射線撮影装置は大きく、重いため、移動させるのに労力がかかり、移動ルートや撮影できる場所が制限されてしまうという課題があった。
【0004】
その課題に対しては、放射線が照射されたことを自動で検知する放射線撮影装置を用いて、放射線撮影装置と放射線発生装置だけで回診する方法がある。この回診方法では制御装置がなくなることにより移動する際の持ち物が減り、回診用放射線撮影装置に比べ大きさも小さく、移動が容易になり、撮影に必要なスペースも小さくできる。ただし、検査情報の記憶手段がなく、撮影画像は放射線撮影装置内に記憶することから、撮影画像と検査情報を別で管理することになり、画像と患者の取違えが発生するという課題があった。画像と患者の取違えに対する対処手段として、特許文献1は放射線撮影装置に患者識別情報を読み込む手段としてバーコードリーダーなどを有している。そして撮影前に患者情報を読み取り、その後撮影した画像に患者識別情報を付加することで、画像と患者の取違えに対処している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特表2018-525072
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、例えば、複数人分の患者の撮影を行う回診において、撮影対象の患者を間違えてしまう、もしくは、患者識別情報を取得し忘れてしまった場合があり得る。この場合、前述の特許文献1のバーコードリーダーを使用した放射線撮影装置では、撮影対象の患者の取違いを防ぐことができない。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を鑑み、放射線撮影装置と放射線発生装置を用いた回診において、放射線撮影装置内にその回診における患者検査情報を保持し、読み取った患者識別情報と放射線撮影装置内の患者検査情報を照合する。そして照合した結果に応じて、放射線撮影装置から操作者へ向けてアラートを報知することで、撮影対象の患者の取違いの発生防止が可能な回診用放射線撮影装置を提供することを目的とする。
【0008】
本発明の放射線撮影装置は、検査対象を透過した放射線を受けて該検査対象の画像を取得する画像取得手段と、検査対象に関する情報を保持する保持手段と、
検査対象に付与された識別情報を読み取る読み取り手段と、前記保持対象に保持されている前記検査対象に関する情報と、前記読み取り手段により読み取られた前記識別情報とを照合する照合手段と、前記照合手段の照合結果に関する情報を報知する報知手段と、前記照合結果に基づいて前記画像取得手段で取得された画像と前記読み取り手段により読み取られた前記識別情報とを関連つけて保存する保存手段とを備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、放射線撮影装置にて患者識別情報と患者検査情報の照合を行うことで、撮影対象の患者の間違え、もしくは、患者識別情報の取得忘れ、などによる患者の取違いの発生防止が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の実施例1に記載の放射線撮影システムの構成図
本発明の実施例1に記載の操作者の回診作業フローを表す図
本発明の実施例1に記載の患者検査情報を取得したメモリーのイメージ図
本発明の実施例1に記載の放射線撮影装置(FPD)の動作フローを表す図
本発明の実施例2に記載の操作者の回診作業フローを表す図
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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