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公開番号2024074131
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-30
出願番号2022185221
出願日2022-11-18
発明の名称インストルメントパネル
出願人豊田合成株式会社
代理人個人,個人
主分類B60K 35/50 20240101AFI20240523BHJP(車両一般)
要約【課題】インパネ本体とフロントガラスとの間の空間を有効に活用することで、インストルメントパネルの機能性を高める。
【解決手段】インストルメントパネル20は、インパネ本体21、エアバッグ装置25及び収容部30を備える。インパネ本体21は、自動車10のフロントガラス12の下方に配置され、かつインストルメントパネル20の外殻部分を構成する。エアバッグ装置25は、インパネ本体21の内部であり、自動車10の助手席11の前方、かつインパネ本体21の上面22から下方へ離れた箇所に配置される。エアバッグ装置25は、膨張用ガスによりエアバッグ27を後方へ展開及び膨張させる。収容部30は、インパネ本体21の上面22を含む領域であり、かつエアバッグ装置25の上方となる箇所に設けられるとともに、被収容物A1の少なくとも一部が収容される収容空間S1を有する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
自動車のフロントガラスの下方に配置され、かつ外殻部分を構成するインパネ本体と、
前記インパネ本体の内部であり、前記自動車の助手席の前方、かつ前記インパネ本体の上面から下方へ離れた箇所に配置されるとともに、膨張用ガスによりエアバッグを後方へ展開及び膨張させるエアバッグ装置と、
前記インパネ本体の前記上面を含む領域であり、かつ前記エアバッグ装置よりも上方となる箇所に設けられるとともに、被収容物の少なくとも一部が収容される収容空間を有する収容部と、を備えるインストルメントパネル。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記収容部は、前記インパネ本体の前記上面から下方へ凹み、かつ前記収容空間を有する凹部を備え、
前記凹部は、前記収容空間の上端部を、前記被収容物の出入口として有している請求項1に記載のインストルメントパネル。
【請求項3】
前記収容部は、前記出入口を開放及び閉塞する可動蓋部をさらに備えている請求項2に記載のインストルメントパネル。
【請求項4】
前記収容部はさらに紐体を備え、
前記紐体は、
前記インパネ本体の前記上面及び前記凹部のうち、前記収容空間を挟んで対向する一対の対向領域にそれぞれ固定される一対の固定端部と、
両固定端部の間に位置し、かつ前記収容空間を跨いだ状態で、両対向領域の間に張り渡される中間部と、を有している請求項2に記載のインストルメントパネル。
【請求項5】
前記収容部はさらに紐体を備え、
前記紐体は、
前記インパネ本体の前記上面及び前記凹部のうち、前記収容空間を挟んで対向する一対の対向領域のいずれか一方に固定される固定端部と、
前記一対の対向領域のいずれか一方に設けられた被着部に対し、取り外し可能に留められる留め端部と、
前記固定端部及び前記留め端部の間に位置し、前記収容空間を跨いだ状態で、両対向領域の間に張り渡される中間部と、を有している請求項2に記載のインストルメントパネル。
【請求項6】
前記対向領域には、前記中間部の長さ方向における途中の箇所を係止させるための被係止部が設けられている請求項5に記載のインストルメントパネル。
【請求項7】
前記紐体の前記中間部は、弾性材料により形成されている請求項4~請求項6のいずれか1項に記載のインストルメントパネル。
【請求項8】
前記収容部は、
前記インパネ本体の前記上面から上方へ突出し、かつ前記収容空間を有するとともに、前記収容空間の後端部を、前記被収容物の出入口として有する箱部と、
前記出入口を開放及び閉塞する可動蓋部と、を備えている請求項1に記載のインストルメントパネル。
【請求項9】
前記可動蓋部は、軸により前記箱部に支持され、前記出入口を閉塞する閉塞位置と、前記出入口を開放する開放位置との間で、前記軸を中心として回動するように構成されている請求項8に記載のインストルメントパネル。
【請求項10】
前記可動蓋部は、前記開放位置では、前記箱部の上方で水平状態となる請求項9に記載のインストルメントパネル。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、インパネ本体の内部であり、自動車の助手席の前方、かつインパネ本体の上面から下方へ離れた箇所にエアバッグ装置が配置される、いわゆるミッドマウントタイプのインストルメントパネルに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
自動車の車室前部には、インストルメントパネルが配置される。インストルメントパネルの外殻部分を構成するインパネ本体は、フロントガラスの下方に配置される。助手席に着座している乗員を衝突等の衝撃から保護するために、インパネ本体の内部であって、助手席の前方となる箇所にはエアバッグ装置が配置される。
【0003】
上記インストルメントパネルとしては、例えば、特許文献1に記載されているように、エアバッグ装置がインパネ本体の上面から下方へ離れた箇所に配置されたタイプが知られている。また、特許文献2に記載されているように、エアバッグ装置がインパネ本体の上面を含む領域に配置されたタイプが知られている。前者は、ミッドマウントタイプと呼ばれ、エアバッグが後方へ展開及び膨張する。後者はトップマウントタイプと呼ばれ、エアバッグがインパネ本体とフロントガラスとの間を経由して後方へ展開及び膨張する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2011-56992号公報
国際公開第2012/096292号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところが、ミッドマウントタイプでは、トップマウントタイプに比べ、インパネ本体とフロントガラスとの間の空間がデッドスペースとなりやすい。そのため、上記空間を有効活用して、機能性を向上させることが望まれている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するためのインストルメントパネルの各態様を記載する。
[態様1]自動車のフロントガラスの下方に配置され、かつ外殻部分を構成するインパネ本体と、前記インパネ本体の内部であり、前記自動車の助手席の前方、かつ前記インパネ本体の上面から下方へ離れた箇所に配置されるとともに、膨張用ガスによりエアバッグを後方へ展開及び膨張させるエアバッグ装置と、前記インパネ本体の前記上面を含む領域であり、かつ前記エアバッグ装置よりも上方となる箇所に設けられるとともに、被収容物の少なくとも一部が収容される収容空間を有する収容部と、を備えるインストルメントパネル。
【0007】
[態様15]自動車のフロントガラスの下方に配置されるインパネ本体により外殻部分が構成されるとともに、前記インパネ本体の内部であり、前記自動車の助手席の前方、かつ前記インパネ本体の上面から下方へ離れた箇所には、膨張用ガスによりエアバッグを後方へ展開及び膨張させるエアバッグ装置が配置されるインストルメントパネルにおいて、前記インパネ本体の前記上面を含む領域であり、かつ前記エアバッグ装置よりも上方となる箇所には、被収容物の少なくとも一部が収容される収容空間を有する収容部が設けられているインストルメントパネル。
【0008】
上記[態様1]及び上記[態様15]に記載の構成によれば、衝突等による衝撃が前方から自動車に加わらない場合には、収容部の収容空間に、被収容物の少なくとも一部を収容することが可能である。収容空間に被収容物の少なくとも一部が収容されると、インパネ本体とフロントガラスとの間のスペースが、被収容物を収容するスペースとして活用される。従って、インパネ本体の上面を含む領域に収容部が設けられない場合に比べ、被収容物を収容する収容性が高まり、インストルメントパネルの機能性が向上する。
【0009】
自動車の衝突等によりエアバッグ装置が作動すると、エアバッグに膨張用ガスが供給されて、エアバッグが後方へ展開及び膨張する。このエアバッグにより、助手席に着座している乗員が衝突等の衝撃から保護される。このとき、上記収容部はエアバッグ装置の上方に配置されているため、エアバッグの展開及び膨張の妨げになりにくい。
【0010】
[態様2]前記収容部は、前記インパネ本体の前記上面から下方へ凹み、かつ前記収容空間を有する凹部を備え、前記凹部は、前記収容空間の上端部を、前記被収容物の出入口として有している[態様1]に記載のインストルメントパネル。
(【0011】以降は省略されています)

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