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公開番号2024073954
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-30
出願番号2022184956
出願日2022-11-18
発明の名称給紙装置
出願人株式会社リコー
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類B65H 1/04 20060101AFI20240523BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】吸着搬送部近傍での用紙と側面規制部材の隙間を適正に確保でき、用紙に余計な抵抗が生じることを防ぎ、かつ手戻りの作業時間を抑えることができる給紙装置を提供する。
【解決手段】昇降テーブル5に積載された用紙の幅方向の第1端を規制する第1側面規制部材33aと、第1端とは反対の第2端を規制する第2側面規制部材33bと、昇降テーブル5が上昇後、浮上させた用紙を吸着搬送する吸着搬送部と、幅方向の中央に配置された後端規制部材4の上側に配置され、第1側面規制部材33aまたは第2側面規制部材33bまでの第1距離を測定する上側距離測定部40bと、後端規制部材4の下側に配置され、第1側面規制部材33aまたは第2側面規制部材33bまでの第2距離を測定する下側距離測定部40aと、第1距離と第2距離の測定結果を比較して第1側面規制部材33aおよび第2側面規制部材33b同士の隙間の適否を判定する判定部と、を備える。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
用紙を積載しかつ昇降可能な昇降テーブルと、
前記昇降テーブルに積載された用紙の幅方向の第1端を規制する第1側面規制部材と、
前記幅方向の前記第1端とは反対の第2端を規制する第2側面規制部材と、
前記昇降テーブルが上昇後、当該昇降テーブルから浮上させた用紙を吸着して搬送する吸着搬送部と、
前記昇降テーブルに積載された用紙の長手方向を規制し、前記幅方向の中央に配置された後端規制部材と、
前記後端規制部材の上側に配置され、前記第1側面規制部材または前記第2側面規制部材までの第1距離を測定する上側距離測定部と、
前記後端規制部材の下側に配置され、前記第1側面規制部材または前記第2側面規制部材までの第2距離を測定する下側距離測定部と、
前記第1距離の測定結果および前記第2距離の測定結果を比較して、前記第1側面規制部材および前記第2側面規制部材同士の隙間の適否を判定する判定部と、
を備える給紙装置。
続きを表示(約 460 文字)【請求項2】
前記判定部は、前記第1距離が前記第2距離以上である場合、前記隙間が適切であると判定する、請求項1に記載の給紙装置。
【請求項3】
前記判定部は、前記第1距離が前記第2距離より小さく、かつ前記第1距離がオペレータが事前に設定した用紙幅より大きい場合、前記隙間が適切であると判定する、請求項1または2に記載の給紙装置。
【請求項4】
前記判定部は、前記昇降テーブルが上昇する前に前記隙間の適否を判定する、請求項1に記載の給紙装置。
【請求項5】
前記判定部は、前記第1距離が前記第2距離以上であり、かつ、前記第1距離と前記第2距離との差分が許容レンジに収まっている場合または前記第1距離と予め設定された用紙幅との差分が許容レンジに収まっている場合、前記隙間が適切であると判定する、請求項1または4に記載の給紙装置。
【請求項6】
前記第1側面規制部材および前記第2側面規制部材は、前記幅方向に、互いに連動して移動する、請求項1に記載の給紙装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、給紙装置に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
枚葉紙をエアーで浮上させ吸着ベルトで吸着搬送する給紙装置では、積載した用紙(積載用紙)の幅方向を支持する規制部材と、用紙と、の隙間を適正にすることが給紙搬送を安定させる上で望ましく、その隙間の適否を、用紙が浮上するのに要する時間を検出することで判定する技術がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
ところで、積載用紙を吸着搬送部まで上昇させてから、用紙の浮上および給紙動作を開始する昇降トレイを有する給紙装置においては、用紙の積載時に幅方向の規制部材と用紙の隙間を適正に調整する。しかし、当該給紙装置では、規制部材の傾きおよび操作機構のガタの影響等により、昇降トレイが吸着搬送部近傍まで上昇した後、規制部材と用紙の隙間が適正に確保されているとは限らない。特に、坪量の多い厚紙は、規制部材と用紙の隙間が狭くなることで、浮上および吸引搬送時の抵抗となり、給紙不良の原因となり得る。
【0004】
また、用紙が浮上動作を始めてから隙間の適否を判定する方法では、稼働した機械の動作を停止してから、規制部材と用紙との隙間を調整するため、手戻りの作業時間が長くなってしまう。また、安定した給紙搬送を実現させるに当たり、用紙が実際に吸着搬送される際の規制部材と用紙の隙間を適正に確保する必要がある。
【0005】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、昇降テーブルを上昇させ用紙を吸着搬送部近傍に移動させた後に給紙を行うエアー給紙装置において、用紙積載時に側面規制部材と用紙の隙間を調整しても、吸着搬送部近傍での用紙と側面規制部材の隙間を適正に確保でき、用紙に余計な抵抗が生じることを防ぎ、かつ手戻りの作業時間を抑えることができる給紙装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、用紙を積載しかつ昇降可能な昇降テーブルと、前記昇降テーブルに積載された用紙の幅方向の第1端を規制する第1側面規制部材と、前記幅方向の前記第1端とは反対の第2端を規制する第2側面規制部材と、前記昇降テーブルが上昇後、当該昇降テーブルから浮上させた用紙を吸着して搬送する吸着搬送部と、前記昇降テーブルに積載された用紙の長手方向を規制し、前記幅方向の中央に配置された後端規制部材と、前記後端規制部材の上側に配置され、前記第1側面規制部材または前記第2側面規制部材までの第1距離を測定する上側距離測定部と、前記後端規制部材の下側に配置され、前記第1側面規制部材または前記第2側面規制部材までの第2距離を測定する下側距離測定部と、前記第1距離の測定結果および前記第2距離の測定結果を比較して、前記第1側面規制部材および前記第2側面規制部材同士の隙間の適否を判定する判定部と、を備える。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、昇降テーブルを上昇させ用紙を吸着搬送部近傍に移動させた後に給紙を行うエアー給紙装置において、用紙積載時に側面規制部材と用紙の隙間を調整しても、吸着搬送部近傍での用紙と側面規制部材の隙間を適正に確保でき、用紙に余計な抵抗が生じることを防ぎ、かつ手戻りの作業時間を抑えることができる、という効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、第1の実施の形態にかかる給紙装置を適用した画像形成システムの構成の一例を示す図である。
図2は、第1の実施の形態にかかる画像形成システムの給紙トレイの一例を記録媒体の長手方向から示した図である。
図3は、第1の実施の形態にかかる画像形成システムの給紙トレイの一例を記録媒体の短手方向から示した図である。
図4は、第1の実施の形態にかかる画像形成システムの給紙トレイの一例を記録媒体の短手方向から見た図である。
図5は、第1の実施の形態にかかる画像形成システムの給紙トレイにおける側面規制部材と測距センサの位置関係の一例を説明するための図である。
図6は、第1の実施の形態にかかる画像形成システムの給紙装置のハードウェア構成の一例を示す図である。
図7は、第1の実施の形態にかかる画像形成システムの給紙装置における隙間の適否の判定処理の流れの一例を示すフローチャートである。
図8は、従来の給紙装置における昇降テーブルの駆動処理の流れの一例を示すフローチャートである。
図9は、第1の実施の形態にかかる画像形成システムの給紙装置における昇降テーブルの駆動処理の流れの一例を示すフローチャートである。
図10は、第2の実施の形態にかかる画像形成システムの給紙装置における隙間の適否の判定処理の流れの一例を示すフローチャートである。
図11は、第3の実施の形態にかかる画像形成システムの給紙装置における隙間の適否の判定処理の流れの一例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に添付図面を参照して、給紙装置の実施の形態を詳細に説明する。
【0010】
(第1の実施の形態)
図1は、第1の実施の形態にかかる給紙装置を適用した画像形成システムの構成の一例を示す図である。本実施の形態にかかる画像形成システム200は、図1に示すように、給紙装置210、前処理液塗布装置220、インクジェットプリンタ230、乾燥装置240、および排紙装置250を備える。
(【0011】以降は省略されています)

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