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公開番号2024073822
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-30
出願番号2022184739
出願日2022-11-18
発明の名称排ガス処理用の制御装置及び方法並びにCO2回収システム
出願人株式会社デンソーテン
代理人弁理士法人 佐野特許事務所
主分類F01N 3/10 20060101AFI20240523BHJP(機械または機関一般;機関設備一般;蒸気機関)
要約【課題】CO2分離膜を適正タイミングにて洗浄する。
【解決手段】入力空間(32)、出力空間(33)、及び、入力空間と出力空間との間に設けられ且つ入力空間へ熱機関(11)から供給される排ガス中のCO2を出力空間に通過させるCO2分離膜(31)を有するCO2分離装置(40)と、CO2分離膜を洗浄する洗浄装置(20)と、が対象機器(1)設けられる。制御装置(100)は、熱機関が作動することで熱機関から排ガスが送出される排ガス送出期間において、出力空間におけるCO2濃度に応じて洗浄装置にCO2分離膜の洗浄動作を実行させる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
入力空間、出力空間、及び、前記入力空間と前記出力空間との間に設けられ且つ前記入力空間へ熱機関から供給される排ガス中のCO

を前記出力空間に通過させるCO

分離膜を有するCO

分離装置と、前記CO

分離膜を洗浄する洗浄装置と、が設けられた対象機器にて使用される排ガス処理用の制御装置であって、
処理部を備え、
前記処理部は、前記熱機関が作動することで前記熱機関から前記排ガスが送出される排ガス送出期間において、前記出力空間におけるCO

濃度に応じて前記洗浄装置に前記CO

分離膜の洗浄動作を実行させる
、排ガス処理用の制御装置。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
前記処理部は、前記排ガス送出期間において、前記CO

濃度を閾濃度と比較することにより、前記洗浄動作の実行是非を決定する
、請求項1に記載の排ガス処理用の制御装置。
【請求項3】
前記処理部は、前記排ガス送出期間において、前記CO

濃度が前記閾濃度より低い状態が所定時間以上継続するとき、前記洗浄装置に前記洗浄動作を実行させる
、請求項2に記載の排ガス処理用の制御装置。
【請求項4】
前記処理部は、前記排ガス送出期間において、前記排ガスを前記入力空間に導くCO

回収モード、及び、前記排ガスを前記対象機器の外部に放出させる直接排出モードの何れかを動作モードとして動作し、前記洗浄動作の実行期間では前記直接排出モードにて動作する
、請求項1に記載の排ガス処理用の制御装置。
【請求項5】
前記処理部は、前記排ガス送出期間において前記CO

回収モードにて動作しているときに前記CO

濃度を閾濃度と比較し、前記CO

濃度が前記閾濃度より低い状態が所定時間以上継続するとき、前記動作モードを前記CO

回収モードから前記直接排出モードに切り替え且つ前記洗浄装置に前記洗浄動作を開始させ、前記洗浄動作の終了後に前記動作モードを前記CO

回収モードに戻す
、請求項4に記載の排ガス処理用の制御装置。
【請求項6】
前記処理部は、前記排ガス送出期間において、前記洗浄動作の実行後の前記CO

濃度に応じ、所定の通知を通知受理者に対して行う
、請求項1~5の何れかに記載の排ガス処理用の制御装置。
【請求項7】
前記処理部は、前記CO

回収モードでの動作累積時間が所定時間に達したとき、前記CO

濃度に依らず前記洗浄装置に前記洗浄動作を実行させる
、請求項4又は5に記載の排ガス処理用の制御装置。
【請求項8】
請求項1~5の何れかに記載の排ガス処理用の制御装置と、
前記CO

分離装置と、
前記出力空間におけるCO

を捕捉して貯留するCO

貯留装置と、
前記CO

濃度を検出するCO

濃度センサと、
前記洗浄装置と、を備えた
、CO

回収システム。
【請求項9】
入力空間、出力空間、及び、前記入力空間と前記出力空間との間に設けられ且つ前記入力空間へ熱機関から供給される排ガス中のCO

を前記出力空間に通過させるCO

分離膜を有するCO

分離装置と、前記CO

分離膜を洗浄する洗浄装置と、が設けられた対象機器にて使用される排ガス処理用の制御方法であって、
前記熱機関が作動することで前記熱機関から前記排ガスが送出される排ガス送出期間において、前記出力空間におけるCO

濃度に応じて前記洗浄装置に前記CO

分離膜の洗浄動作を実行させる
、排ガス処理用の制御方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、排ガス処理用の制御装置及び方法並びにCO

回収システムに関する。
続きを表示(約 2,400 文字)【背景技術】
【0002】
燃機関にて生じた排ガスからCO

を分離して回収する技術がある。CO

分離膜を用いて排ガスからCO

を分離することができる。尚、下記特許文献1には、分離膜モジュールを含む濾過装置において、濾過処理を濾過停止時間を挟んで繰り返し、濾過停止時間に洗浄液を分離膜モジュールに通液させる技術が開示されている(特に例えば特許文献1の段落[0010]参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2000-334276号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
CO

分離膜への排ガスの供給を続けるとCO

分離膜の汚染が進む。CO

分離膜が汚染されるとCO

分離膜の性能が低下し、結果、CO

の回収能力が低下する。特に、排ガスに含まれる被毒物質がCO

分離膜に付着すると、化学反応によりCO

分離膜が劣化するおそれがある。NO

及びSO

は被毒物質に該当する。
【0005】
CO

分離膜を洗浄すれば、CO

の回収能力の復帰及びCO

分離膜の劣化防止が図られる。但し、この際、CO

分離膜を適正なタイミングで洗浄することが肝要となる。CO

分離膜を適正なタイミングで洗浄できれば、CO

の回収能力を高く維持できると共にCO

分離膜の劣化を極力抑えることができるからである。尚、特許文献1の方法と類似して、熱機関の作動停止中にCO

分離膜を洗浄するといった参考方法が検討される。しかしながら、当該参考方法では、CO

分離膜の洗浄タイミングが熱機関の作動及び停止タイミングに依存するため、CO

分離膜を適正なタイミングで洗浄することが難しい。CO

分離膜の適正タイミングでの洗浄を優先し、熱機関の作動を停止させることも実用的ではない。
【0006】
本発明は、CO

分離膜の適正タイミングでの洗浄に寄与する排ガス処理用の制御装置及び方法並びにCO

回収システムを提供すること目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明に係る排ガス処理用の制御装置は、入力空間、出力空間、及び、前記入力空間と前記出力空間との間に設けられ且つ前記入力空間へ熱機関から供給される排ガス中のCO

を前記出力空間に通過させるCO

分離膜を有するCO

分離装置と、前記CO

分離膜を洗浄する洗浄装置と、が設けられた対象機器にて使用される排ガス処理用の制御装置であって、処理部を備え、前記処理部は、前記熱機関が作動することで前記熱機関から前記排ガスが送出される排ガス送出期間において、前記出力空間におけるCO

濃度に応じて前記洗浄装置に前記CO

分離膜の洗浄動作を実行させる。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、CO

分離膜の適正タイミングでの洗浄に寄与する排ガス処理用の制御装置及び方法並びにCO

回収システムを提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の実施形態に係る車両及び車両内部の概略的な平面図である。
本発明の実施形態に係り、CO

回収制御が行われる場合の排ガスの流れを示す図である。
本発明の実施形態に係り、直接排出制御が行われる場合の排ガスの流れを示す図である。
本発明の実施形態に係り、制御装置の内部構成図である。
本発明の実施形態に係り、制御装置の機能ブロック図である。
本発明の実施形態に属する第1実施例に係り、CO

回収システムの動作フローチャートである。
本発明の実施形態に属する第1実施例に係り、CO

の検出濃度及び動作モードの時系列変化を示す図である。
本発明の実施形態に属する第2実施例に係り、洗浄動作の効果を評価する技術の説明図である。
図8に関連する洗浄評価部の動作フローチャートである。
本発明の実施形態に属する第2実施例に係り、洗浄動作の効果を評価する技術の説明図である。
本発明の実施形態に属する第5実施例に係り、液体噴射を行う洗浄装置の構成を示す図である。
本発明の実施形態に属する第5実施例に係り、空気の吹き付けを行う洗浄装置の構成を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施形態の例を、図面を参照して具体的に説明する。参照される各図において、同一の部分には同一の符号を付し、同一の部分に関する重複する説明を原則として省略する。尚、本明細書では、記述の簡略化上、情報、信号、物理量、機能部、回路、素子又は部品等を参照する記号又は符号を記すことによって、該記号又は符号に対応する情報、信号、物理量、機能部、回路、素子又は部品等の名称を省略又は略記することがある。
(【0011】以降は省略されています)

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