TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2024073737
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-30
出願番号2022184601
出願日2022-11-18
発明の名称ステアリングホイール
出願人豊田合成株式会社
代理人個人
主分類B62D 1/04 20060101AFI20240523BHJP(鉄道以外の路面車両)
要約【課題】ステアリングシャフトの水平面に対する角度が小さい車両に搭載される場合であっても、簡易な構成で、運転者が操舵部を把持する際の手首の負担を軽減するとともに、操舵部の操作性が低下することを抑制することができるステアリングホイールを提供する。
【解決手段】ステアリングホイール10は、車両50のステアリングシャフト55に連結されるボス部3と、運転者Mに把持され、ステアリングシャフト55を中心に回転操舵される操舵部1とを備える。操舵部1は、ステアリングシャフト55の回転軸線Rと直交する平面Sに対し、前方側に倒れるように傾斜した操舵面Pを形成する一般部1ax1、1bx1と、一般部1ax1、1bx1の下端部1ax1b、1bx1bから前方に向かって屈曲する屈曲部1ax2、1bxとを有する。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項1】
車両の操舵軸に連結されるボス部と、
運転者に把持され、前記操舵軸を中心に回転操舵される操舵部であって、前記操舵軸の回転軸線と直交する平面に対し、前方側に倒れるように傾斜した操舵面を形成する第1の領域と、前記第1の領域の下端部から前方に向かって屈曲する第2の領域と、を有する操舵部と、
を備えることを特徴とするステアリングホイール。
続きを表示(約 540 文字)【請求項2】
前記第1の領域の少なくとも一部は、鉛直方向において前記ボス部の中心に対して上方に配置されていることを特徴とする請求項1に記載のステアリングホイール。
【請求項3】
前記第2の領域の全域は、鉛直方向において前記ボス部の中心に対して下方に配置されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のステアリングホイール。
【請求項4】
前記第2の領域は、前記平面に対して略平行に延びていることを特徴とする請求項1に記載のステアリングホイール。
【請求項5】
前記操舵部の左右方向の外側の端面には、内側の端面よりも摩擦係数が高いグリップ部が設けられていることを特徴とする請求項1に記載のステアリングホイール。
【請求項6】
前記ステアリングホイールは、前記操舵軸の水平面に対する角度が0度以上、20度未満の前記車両に搭載されることを特徴とする請求項1に記載のステアリングホイール。
【請求項7】
前記ステアリングホイールは、前記操舵部の回転角度を検出するセンサを備え、該センサの検出結果に応じてタイヤを転舵させる前記車両に搭載されることを特徴とする請求項1に記載のステアリングホイール。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両に搭載されるステアリングホイールに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
車両に搭載されるステアリングホイールは、車両の操舵軸としてのステアリングシャフトに連結されるボス部と、運転者に把持され、ステアリングシャフトを中心に回転操舵される操舵部を備える。操舵部の操舵面は、ステアリングシャフトに対して直交するように配置されることが一般的である。
【0003】
また、ステアリングホイールの下方の空間、即ち運転者の足元の空間は、ステアリングシャフトの水平面に対する角度が小さくなる程、広く設計しやすい。ここで操舵部の操舵面がステアリングシャフトの回転軸線に対して直交して配置される構成において、ステアリングシャフトの水平面に対する角度が小さい場合、操舵部の操舵面が水平面に対して垂直に近い角度に配置されることになる。この場合、運転者が操舵部を把持する際に手首に負担がかかりやすくなる。
【0004】
一方、特許文献1では、ステアリングシャフトの回転軸線と直交する平面に対し、操舵面が前方に倒れるように傾斜して配置されたステアリングホイールが記載されている。このような構成により、操舵面の水平面に対する角度が小さくなるため、運転者が操舵部を把持する際に手首にかかる負担が軽減される。
【0005】
また、上記構成を採用する場合、操舵部の下部が運転者の腹部付近に近づくことになるため、運転者が操舵部を回転させた際に運転者の肘関節と腹部とが干渉しやすくなり、操舵部の操作性が低下するおそれがある。これに対して特許文献1では、操舵部の回転角度の増大に応じて操舵面を水平面に対して垂直に近づけるように変化させる機構を設けることにより、操舵部の下部を運転者の腹部付近から離間させて、操舵部の操作性が低下することを抑制する構成が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2010-111245号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
特許文献1に記載の構成では、操舵部の回転角度の増大に応じて操舵面を水平面に対して垂直に近づけるように変化させるための機構として、アクチュエータ、モータ、ギアなどを有する機構が設けられている。このような機構を設ける場合、ステアリングホイールの構成が複雑化し、部品点数の増加や組立性の悪化を招来するおそれがある。
【0008】
そこで本発明は、ステアリングシャフトの水平面に対する角度が小さい車両に搭載される場合であっても、簡易な構成で、運転者が操舵部を把持する際の手首の負担を軽減するとともに、操舵部の操作性が低下することを抑制することができるステアリングホイールを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記課題を解決するための本発明に係るステアリングホイールの代表的な構成は、車両の操舵軸に連結されるボス部と、運転者に把持され、前記操舵軸を中心に回転操舵される操舵部であって、前記操舵軸の回転軸線と直交する平面に対し、前方側に倒れるように傾斜した操舵面を形成する第1の領域と、前記第1の領域の下端部から前方に向かって屈曲する第2の領域と、を有する操舵部と、を備えることを特徴とする。
【0010】
本発明によれば、ステアリングホイールにおいて、ステアリングシャフトの水平面に対する角度が小さい車両に搭載される場合であっても、簡易な構成で、運転者が操舵部を把持する際の手首の負担を軽減するとともに、操舵部の操作性が低下することを抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

豊田合成株式会社
車両
7日前
豊田合成株式会社
車両
7日前
豊田合成株式会社
発光装置
15日前
豊田合成株式会社
発光装置
15日前
豊田合成株式会社
ガラスラン
7日前
豊田合成株式会社
乗員保護装置
3日前
豊田合成株式会社
エアバッグ装置
3日前
豊田合成株式会社
車内照明システム
24日前
豊田合成株式会社
車両用内装パネル
24日前
豊田合成株式会社
車室の前部駆動装置
8日前
豊田合成株式会社
乗員見守りシステム
14日前
豊田合成株式会社
光輝塗膜及びカバー
今日
豊田合成株式会社
ステアリングハンドル
15日前
豊田合成株式会社
ステアリングハンドル
22日前
豊田合成株式会社
使用済樹脂の再生方法
7日前
豊田合成株式会社
車両用運転支援システム
今日
豊田合成株式会社
歩行者用エアバッグ装置
7日前
豊田合成株式会社
車両用運転支援システム
22日前
豊田合成株式会社
車両用運転支援システム
22日前
豊田合成株式会社
発光素子およびその製造方法
1か月前
豊田合成株式会社
発光素子およびその製造方法
1か月前
豊田合成株式会社
近赤外線透過カバー及び近赤外線センサ
15日前
トヨタホーム株式会社
機器給電システム
今日
豊田合成株式会社
車両用部品及びヒータモジュールの製造方法
25日前
株式会社豊田中央研究所
細胞接着性支持体及び細胞培養方法
15日前
豊田合成株式会社
流体殺菌装置
7日前
豊田合成株式会社
プロジェクター
15日前
豊田合成株式会社
車両用外装カバー及び車両用外装カバーの製造方法
1か月前
個人
自転車の傘
8か月前
個人
サドル揺動装置
10か月前
個人
重量物移動台車
5か月前
個人
二輪バイク補助輪
11か月前
個人
自転車用荷台
2か月前
個人
車両用横転防止装置
6か月前
井関農機株式会社
作業機
6か月前
個人
自転車
11か月前
続きを見る