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公開番号2024073150
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-29
出願番号2022184209
出願日2022-11-17
発明の名称スライサー
出願人株式会社大道産業
代理人個人,個人,個人
主分類B26D 3/28 20060101AFI20240522BHJP(切断手工具;切断;切断機)
要約【課題】
丸刃物の回転領域のうち回転中心から、肉塊の進入側と反対側に位置する逆回転領域に接触する割合を最小限に抑えることで、肉くずの飛散率を大幅に減少させる。
【解決手段】
回転する丸刃物の回転領域に、肉塊を侵入させて丸刃物に接触させて肉塊をスライスする丸刃物の中央部には、肉塊本体側に対して凹んだ凹部を設けたことを特徴とするスライサー。丸刃物は、肉塊の侵入側に向けて、侵入する肉塊側に傾斜させている。侵入する肉塊側への傾斜は1度ないし4度である。侵入する肉塊側への傾斜は2度ないし3度である。
【選択図】図1


特許請求の範囲【請求項1】
回転する丸刃物の回転領域に、肉塊を侵入させて丸刃物に接触させて肉塊をスライスする丸刃物の中央部には、肉塊本体側に対して凹んだ凹部を設けたことを特徴とするスライサー。
続きを表示(約 680 文字)【請求項2】
丸刃物は、肉塊の侵入側に向けて、侵入する肉塊側に傾斜させていることを特徴とする請求項1記載のスライサー。
【請求項3】
侵入する肉塊側への傾斜は1度ないし4度であることを特徴とする請求項2記載のスライサー。
【請求項4】
侵入する肉塊側への傾斜は2度ないし3度であることを特徴とする請求項2記載のスライサー。
【請求項5】
回転する丸刃物の回転領域に、肉塊を侵入させて丸刃物に接触させて肉塊をスライスする、スライサーに取り付ける丸刃物の中央部には、肉塊本体側に対して凹んだ凹部を設けたことを特徴とするスライサー用丸刃物。
【請求項6】
丸刃物は、肉塊の侵入側に向けて、侵入する肉塊側に傾斜させていることを特徴とする請求項5記載のスライサー用丸刃物。
【請求項7】
侵入する肉塊側への傾斜は1度ないし4度であることを特徴とする請求項6記載のスライサー用丸刃物。
【請求項8】
侵入する肉塊側への傾斜は2度ないし3度であることを特徴とする請求項6記載のスライサー用丸刃物。
【請求項9】
中央部に、侵入する肉塊本体側に対して凹んだ凹部を設けた、回転する丸刃物の回転領域に、肉塊を侵入させて丸刃物に接触させて肉塊をスライスすることを特徴とする肉のスライス方法。
【請求項10】
丸刃物は、肉塊の侵入側に向けて、侵入する肉塊側に傾斜させていることを特徴とする請求項9記載のスライス方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、スライサーに係る。詳細には、肉塊用スライサー、更に詳細には食肉用スライサーに係る。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
肉塊からすき焼き用スライス肉、しゃぶしゃぶ用スライス肉等にスライスする場合、肉塊を回転する丸刃物でスライスする。その場合、肉塊を載置したタンクを、回転する丸刃物前面に往復させて、タンクから所定の送り出し量で送り出される肉塊を回転する刃物で連続的に切り落としてスライスする。
肉塊を積載したタンクを、丸刃物全域に亘って往復させることは、「スライサー」(特許文献1)、「食肉スライサーの肉送り装置」(特許文献2)、「食肉スライサーの材料送り装置」(特許文献3)等で知られている。
更に、特許文献2、特許文献3で、肉送りモーターによって、肉箱(タンク)の移動速度と肉送り量を設定すること、肉送りモーターの速度を制御して材料の送り量を調節することは知られている。
【0003】
図17に図示するのは、従来例である。
111は、他の従来例のスライサー113における丸刃物である。112は、同肉箱である。丸刃物111で肉箱112に載置された肉塊をスライスする。丸刃物111と肉箱112との間隔は非常に狭い。肉塊の薄切りをおこなう上で、不可避な構造である。
この丸刃物111と肉箱112との間隔部分は、肉塊のスライス上最も重要な部分であり、丸刃物111と肉箱112との間隔を広く設定することは困難である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2022―35279号公報
特開2015―231660号公報
特開昭53―127867号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
図10に図示するように、肉塊Wを回転する丸刃物111でスライスする場合、肉塊Wを載置したタンク411を丸刃物111前面に往復させてスライスする。その場合、肉塊Wを積載したタンク411を、丸刃物111全域に亘って往復させる。
丸刃物111の回転領域は、肉塊の侵入側半分の半円状部分からなる正回転領域aと、肉塊Wの反侵入側の半円状部分からなる逆回転領域bからなる。肉塊Wをスライスするために有効な丸刃物111のスライスに有効な回転領域cは、肉塊Wの侵入側の正回転領域aの一部であって、それ以外の逆回転領域bを含めた領域では、丸刃物111は、肉塊Wと接触しても、肉くずを作成し飛散する。
【0006】
図10に図示するように、肉塊Wを回転する丸刃物111でスライスする場合、肉塊Wのスライスに要する回転領域cは、丸刃物111の回転領域全体のうち、丸刃111の回転中心から丸刃物の回転領域に侵入する肉塊側の25%前後に過ぎない。
残りの領域は、肉塊のスライスに不要な領域dである。同肉塊のスライスに不要な領域dで、図10に図示するように、丸刃物111と肉塊Wが接触すると肉くずが発生して図中矢示するように四方に肉くずが飛散する。
したがって、丸刃物111全域にわたって肉塊Wを積載したタンク411を往復させると肉くずが四方に飛散する。図10に図示する矢示方向は、肉くずの飛散方向である。
丸刃物111の裏面に肉塊Wの断面が接触すると、肉塊Wの断面に丸刃物111が擦れて肉が付着する。
【0007】
しかしながら、丸刃物111の逆回転領域bに入れることなく肉塊をスライスするのでは、スライスできる肉塊は小さなものに限られてしまう。そこで、丸刃物111の逆回転領域bをふくめた領域まで肉塊Wは、侵入させる一方、逆回転領域bで丸刃物の肉塊Wへの干渉を緩和させることが必要なことを知見した。
この発明は、これら知見に基づくものである。肉塊の丸刃物の逆回転領域bに接触する割合を最小限とする。
【0008】
図10乃至図17に図示する他の従来例では、丸刃物111と肉箱112との間隔は非常に狭い。
丸刃物111と肉箱112との間隔は非常に狭いため、スライス後に肉の切りくずが、切りくずの蓄積エリアXに蓄積する。スライス後に肉の油脂分、肉かすが蓄積エリアXに付着する。
更に、従来のスライサー113は、台部分114一体に設けられ、丸刃物部分111は分離することはできなかった。
【課題を解決するための手段】
【0009】
この発明は、
回転する丸刃物の回転領域に、肉塊を侵入させて丸刃物に接触させて肉塊をスライスする丸刃物の中央部には、肉塊本体側に対して凹んだ凹部を設けたことを特徴とするスライサー、
からなる。
【0010】
この発明は、さらに、
丸刃物は、肉塊の侵入側に向けて、侵入する肉塊側に傾斜させていることを特徴とするスライサー、
からなる。
(【0011】以降は省略されています)

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