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公開番号2024072731
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-28
出願番号2022183752
出願日2022-11-16
発明の名称情報処理装置、車両、情報処理方法、及び情報処理プログラム
出願人トヨタ自動車株式会社,株式会社デンソー
代理人弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類G06F 12/00 20060101AFI20240521BHJP(計算;計数)
要約【課題】本開示は、記録装置の製品としての保証期間を確保できる。
【解決手段】情報処理装置は、車両に搭載された記録装置の書き換えを制御する制御部と、前記記録装置の機能を保証する第1区間に対応した第1書き換え上限回数に基づいて、前記第1区間よりも短い区間の第2区間における第2書き換え上限回数を設定する設定部と、を含む。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
車両に搭載された記録装置の書き換えを制御する制御部と、
前記記録装置の機能を保証する第1区間に対応した第1書き換え上限回数に基づいて、前記第1区間よりも短い区間の第2区間における第2書き換え上限回数を設定する設定部と、
を含む情報処理装置。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
管理部を更に含み、
前記管理部は、前記第2区間において前記第2書き換え上限回数を超えると判定された場合に、書き換え制限を行う請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記記録装置にはアプリケーションごとに記憶領域の確保が要求され、
前記設定部は、前記確保の要求に応じて、前記アプリケーションごとに、前記第1書き換え上限回数、前記第2区間、及び当該アプリケーションが確保しようとする確保領域の割合に基づいて前記第2書き換え上限回数を設定する、請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記アプリケーションの記憶領域の確保において、前記第2区間よりも短い所定の区間あたりの書き込み予定サイズの指定を受け付けた場合、
前記設定部は、前記書き込み予定サイズに対応する書き換え回数が、現時点の書き換え上限回数を超える場合は、前記書き込み予定サイズに対応する書き換え回数を前記第2書き換え上限回数として割り当て、当該書き換え上限回数を超えない場合は、当該現時点の書き換え上限回数を前記第2書き換え上限回数として割り当てる、請求項3に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記設定部は、前記現時点の書き換え上限回数は、前記記録装置の現時点の書き換え残回数及び所定の残りの製品寿命を用いて算出された前記記録装置の所定の区間あたりに書き換え可能な上限回数と、前記記録装置の物理サイズに対しての前記アプリケーションの確保領域の割合と、前記アプリケーションの確保区間である前記第2区間とに基づいて算出し、
前記書き込み予定サイズに対応した書き換え回数は、前記書き込み予定サイズに対応した書き換え回数と、前記アプリケーションの確保区間である前記第2区間とに基づいて算出する、請求項4に記載の情報処理装置。
【請求項6】
管理部を更に含み、
前記管理部は、前記記録装置に対する書き込みごとに前記第1書き換え上限回数の残回数及び前記第2書き換え上限回数の残回数を更新する、請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項7】
前記第1区間及び前記第2区間における区間の単位は、前記記録装置の工場出荷からの期間、又は前記記録装置が搭載された車両の走行距離とする、請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項8】
請求項1に記載の情報処理装置と、
前記情報処理装置により管理されるアプリケーションの実行結果が出力される車載機器と、
を備えた車両。
【請求項9】
車両に搭載された記録装置の書き換えを制御し、
前記記録装置の機能を保証する第1区間に対応した第1書き換え上限回数に基づいて、前記第1区間よりも短い区間の第2区間における第2書き換え上限回数を設定する、
処理をコンピュータが実行する情報処理方法。
【請求項10】
車両に搭載された記録装置の書き換えを制御し、
前記記録装置の機能を保証する第1区間に対応した第1書き換え上限回数に基づいて、前記第1区間よりも短い区間の第2区間における第2書き換え上限回数を設定する、
処理をコンピュータに実行させる情報処理プログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、情報処理装置、車両、情報処理方法、及び情報処理プログラムに関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、書き込み回数を記憶するための記憶領域を小さくしつつ、メモリの寿命判定を可能にする技術が開示されている。この技術では、動作期間においてカウントされた書き込み回数のうちの最大値と、メモリの回数記憶領域に記憶されている値とを加算した値を、最大書き込み回数として更新し、最大書き込み回数に基づいて、メモリの寿命が来たか否か判定している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2016-170604号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、ストレージには書き換えが可能な保証期間が定められている場合がある。このような保証期間が定められた製品について、保証期間を確保するための手法には改善の余地がある。
【0005】
本開示は、記録装置の製品としての保証期間を確保できる情報処理装置、車両、情報処理方法、及び情報処理プログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
請求項1に記載の情報処理装置は、車両に搭載された記録装置の書き換えを制御する制御部と、前記記録装置の機能を保証する第1区間に対応した第1書き換え上限回数に基づいて、前記第1区間よりも短い区間の第2区間における第2書き換え上限回数を設定する設定部と、を含む。
【0007】
請求項1に記載の情報処理装置は、複数の区間を考慮して書き換え上限回数を設定する。ここで、区間とは期間、及び距離が例示される。期間は、記録装置の書き換えについて、記録装置が車両で使用される時間又は日数で設定される場合である。距離は、記録装置の書き換えについて、記録装置が搭載された車両の走行距離で設定される場合である。これにより、記録装置の製品としての保証期間を確保できる。また、記録装置の想定外の書き換えを抑止し、保証期間を確保できる。
【0008】
請求項2に記載の情報処理装置は、請求項1に記載の情報処理装置において、管理部を更に含み、前記管理部は、前記第2区間において前記第2書き換え上限回数を超えると判定された場合に、書き換え制限を行う、ようにできる。
【0009】
請求項2に記載の情報処理装置によれば、書き換え制限により、保証期間が確保できるように書き換えを制限し、保証期間前の故障を抑制する。
【0010】
請求項3に記載の情報処理装置は、請求項1に記載の情報処理装置において、前記記録装置にはアプリケーションごとに記憶領域の確保が要求され、前記設定部は、前記確保の要求に応じて、前記アプリケーションごとに、前記第1書き換え上限回数、前記第2区間、及び当該アプリケーションが確保しようとする確保領域の割合に基づいて前記第2書き換え上限回数を設定する、ようにできる。
(【0011】以降は省略されています)

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