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公開番号2024072514
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-28
出願番号2022183368
出願日2022-11-16
発明の名称信号機、認識装置、信号システム、及びプログラム
出願人日本信号株式会社
代理人弁理士法人朝日特許事務所
主分類G08G 1/096 20060101AFI20240521BHJP(信号)
要約【課題】信号機の現示を示す光のみを用いて人の目に認識されずに、遠隔からその現示の残り時間を認識させる。
【解決手段】取得部111は、撮影部17から所定のフレームレートで撮影された動画を取得する。認識部112は、取得部111が取得した動画から明るさが変動している部分、すなわちフリッカを抽出し、その周期を特定する。次に認識部112は、2周期以上のフリッカを分析して、このフリッカの位相の変化を検知する。そして、認識部112は、この位相の切り替わりに基づいて、信号機2の現示の残り時間を認識する。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
人の目の時間分解能よりも短い周期に応じた周波数であって、所定のフレームレートで撮影された動画においてフリッカを生じさせる周波数で光源を点滅させ、現示の残り時間に応じて該光源の点滅の態様を変化させる信号機。
続きを表示(約 980 文字)【請求項2】
前記周波数は前記現示の種別ごとに固有の周波数であり、該現示の残り時間に応じて前記点滅の位相を変化させる請求項1に記載の信号機。
【請求項3】
前記周波数は前記現示の種別ごとに固有の周波数であり、該現示の残り時間に応じて前記点滅の前記周波数を変化させる請求項1に記載の信号機。
【請求項4】
光源を点滅させる信号機を所定のフレームレートで撮影した動画に生じているフリッカの変化に基づいて前記信号機の現示の残り時間を認識する認識装置。
【請求項5】
前記フリッカから前記現示の種別を認識し、前記フリッカの前記変化から前記光源が点滅する位相の切り替わりを特定し、該位相の切り替わりに基づいて前記残り時間を認識する請求項4に記載の認識装置。
【請求項6】
前記フリッカから前記現示の種別を認識し、前記フリッカの前記変化から前記光源が点滅する周波数の切り替わりを特定し、該周波数の切り替わりに基づいて前記残り時間を認識する請求項4に記載の認識装置。
【請求項7】
計測された前記光源への接近速度と、認識した前記残り時間とに応じて自装置を搭載した移動体の運転を制御する請求項4に記載の認識装置。
【請求項8】
前記接近速度が前記残り時間から決まる範囲内にないと判定するときに警告する請求項7に記載の認識装置。
【請求項9】
人の目の時間分解能よりも短い周期に応じた周波数であって、所定のフレームレートで撮影された動画においてフリッカを生じさせる周波数で光源を点滅させ、現示の残り時間に応じて該光源の点滅の態様を変化させる信号機と、
前記信号機を前記フレームレートで撮影する撮影装置と、
前記撮影装置が撮影した前記動画を取得し、該動画に生じているフリッカの変化に基づいて前記信号機の現示の残り時間を認識する認識装置と、
を有する信号システム。
【請求項10】
コンピュータを、
所定のフレームレートで信号機を撮影した動画を取得する取得手段と、
前記動画に生じているフリッカの変化に基づいて前記信号機の現示の残り時間を認識する認識手段、
として機能させるためのプログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、信号機の現示の残り時間を認識する技術に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
鉄道車両、自動車等の移動体の搭乗者は、信号機を見たときに、その時点での現示の種別を認識することができる。しかし、一般に移動体の搭乗者は、信号機を見ただけではその現示があとどれだけ続くのかわからない。
【0003】
信号機の現示の残り時間等の情報をその信号機の光以外を用いて移動体へ伝える技術も検討されている。信号機の光以外を用いて情報を伝える技術は、例えば、信号機の現示の残り時間の情報をその信号機と別に設置された無線送信機から移動体に搭載された無線受信機へ送信する技術等である。しかし、これらの技術は、無線送信機・無線受信機等、特別な設備を必要とするため、コストがかかる。そこで、信号機から移動体に向けて、信号機の光そのものを用いて情報を伝える技術が検討されている。
【0004】
例えば、特許文献1は、信号機等、道路に設置された発光体から情報を送信する路車間通信システムを開示している。この路車間通信システムは、発光体を構成する、配列された複数個の発光素子のうち所定の輝度パターン形状を構成するために特定した特定発光素子を、上記の情報で変調された光信号として発光させる。そして、この技術において、車両は発光体を撮像した画像から得られる特定発光素子の輝度パターンを上述した所定のパターンと比較し、両者のパターン形状が一致したときに特定発光体を対象発光体として認識し、かつその輝度パターンから得られる光信号を復調して情報を取得する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特許第6062214号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1に記載の、車両に備えられた受信装置は、撮像した画像から対象となる信号灯の点滅を認識し、かつその信号灯から送信されている光信号を受信し、受信した光信号から情報を復調する必要がある。そのため、車両に備えられた撮像装置は、信号灯の点滅を変調された光信号として欠落することなく撮像しなければならない。つまり、この技術は、車両側で光を復調可能な状態で取得しなければならず、デジタルビデオカメラ等と比べて時間解像度の高い受光素子を必要とする。また、この技術は、送信側、及び受信側の機器にAM、FM等の変調・復調機器を必要とする。
【0007】
また、信号灯器が発する光そのものを用いて信号機から移動体へ情報を伝達する場合、人の目から見てその光が情報の有無によって異なって見えると、人の目が認識するその信号機の現示が異なってしまうことがある。つまり、信号灯器が発する光そのものにより情報を伝達する手段は、人の目による見え方に影響を生じさせない必要がある。
【0008】
本発明の目的の一つは、信号機の現示を示す光のみを用いて人の目に認識されずに、遠隔からその現示の残り時間を認識させることである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明は、人の目の時間分解能よりも短い周期に応じた周波数であって、所定のフレームレートで撮影された動画においてフリッカを生じさせる周波数で光源を点滅させ、現示の残り時間に応じて該光源の点滅の態様を変化させる信号機、を第1の態様として提供する。
【0010】
第1の態様の信号機によれば、信号機の現示を示す光のみを用いて人の目に認識されずに、遠隔からその現示の残り時間を認識させることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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