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公開番号2024072302
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-28
出願番号2022182991
出願日2022-11-16
発明の名称洗濯乾燥機
出願人日立グローバルライフソリューションズ株式会社
代理人弁理士法人磯野国際特許商標事務所
主分類D06F 58/20 20060101AFI20240521BHJP(繊維または類似のものの処理;洗濯;他に分類されない可とう性材料)
要約【課題】フィルタの目詰まりを抑制するとともに、安定した排気量を確保する。
【解決手段】洗濯乾燥機100は、外槽20と戻り風路252とを接続する接続部253と、リントを捕集するフィルタ258と、を備えている。戻り風路は、外槽の背面上部に設けられ、フィルタは、接続部に設けられている。フィルタの外周部分の形状は、前記外槽の背面の外周部分に沿うように、略円弧形状になっている。排気口257は、接続部におけるフィルタの出口直後の場所に設けられるとよい。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
内部に液体を貯溜可能な外槽と、
前記外槽内に回転自在に支持され、洗濯物が収容される略円筒型のドラムと、
圧縮機と、凝縮器と、膨張手段と、蒸発器と、を有するヒートポンプと、
前記外槽と前記ヒートポンプとを接続する戻り風路と、
前記外槽と前記戻り風路とを接続する接続部と、
リントを捕集するフィルタと、を備え、
前記接続部は、前記外槽の背面上部に設けられ、
前記フィルタは、前記接続部に設けられ、
前記フィルタの外周部分の形状は、前記外槽の背面の外周部分に沿うように、略円弧形状になっている
ことを特徴とする洗濯乾燥機。
続きを表示(約 480 文字)【請求項2】
請求項1に記載の洗濯乾燥機において、
排気口は、前記接続部における前記フィルタの出口直後の場所に設けられる
ことを特徴とする洗濯乾燥機。
【請求項3】
請求項2に記載の洗濯乾燥機において、
前記排気口には、排気量を変更する可変排気手段が設けられている
ことを特徴とする洗濯乾燥機。
【請求項4】
請求項3に記載の洗濯乾燥機において、
前記可変排気手段は、前記フィルタの洗浄後に開放される
ことを特徴とする洗濯乾燥機。
【請求項5】
請求項1に記載の洗濯乾燥機において、
前記フィルタは、空気の流れ方向に対して複数枚設けられている
ことを特徴とする洗濯乾燥機。
【請求項6】
請求項5に記載の洗濯乾燥機において、
複数枚の前記フィルタのうち、少なくとも1枚のフィルタは、周囲に枠体が設けられ、前記接続部に設けられたフィルタ取付部から前記枠体と一緒に取り外すことができる
ことを特徴とする洗濯乾燥機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、洗濯乾燥機に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
衣類等の洗濯から乾燥までを連続して行える洗濯乾燥機は、乾燥運転時に、送風ファンと熱源により高温・低湿度の空気を作り、これを洗濯槽内に吹き込み、衣類の温度を高くし、衣類から水分を蒸発させ、蒸発した水分を除湿する温風乾燥方式により行う。蒸発した水分の除去方法としては、循環空気を冷却除湿する方式と、循環空気を周囲の低湿な空気と入れ替える方式がある。さらに冷却除湿の冷熱源としては、ヒートポンプを用いる方式と冷却水を用いる方式がある。
【0003】
ヒートポンプ方式では,循環空気から冷却媒体で除湿してくみ上げた熱を、同じ循環空気の加熱に用いる際に圧縮機仕事分が加えられるため、循環空気の温度レベルが上がっていく。除湿と加熱をバランスさせてヒートポンプを安定運転させるために、圧縮機入力相当の冷却を行うが、通常では、循環空気の一部を周囲空気と吸排気させて、除湿の一部も兼ねて排熱している。
【0004】
この排気量は、時短コースと省エネルギーコースで異なってくる。時短コースでは、大風量とし、ヒートポンプの出力を上げて、除湿と加熱を促進させる運転となる。一方、省エネルギーコースでは風量を抑えてヒートポンプの出力も低くしてCOP(Coefficient of Performance)の高い運転とする。このため、排気量は基本的には圧縮機仕事分の排熱量に相当するため、二つのコースで異なってくる。
【0005】
さらに乾燥運転終了時の洗濯物のしわの少ない状態を得るには、送風ファンの循環空気をドラムのドア側開口部から直接洗濯物に吹き付ける構成とするため、ドラムの内圧は風量の影響を受け易い。さらには戻り風路の圧損も風量が大きいと風速の2乗で増加するため、風路内圧力降下は大きくなる。
【0006】
従来、排気機構に関連する技術として、特許文献1に記載されたものがある。特許文献1には「外郭を構成する筐体と、前記筐体内に設けられ、衣類を収容する乾燥槽と、圧縮機、凝縮器、減圧器、蒸発器を有するヒートポンプ機構と、前記乾燥槽に設けられている空気流出口と空気流入口との間を接続する風路であって、前記空気流出口側に前記蒸発器が収容され、前記空気流入口側に前記凝縮器が収容されている乾燥風路と、前記乾燥風路のうち前記蒸発器よりも前記空気流出口側に設けられている導通口に接続されている圧縮機収容部と、前記凝縮器の温度を検知する温度検知部と、前記乾燥風路のうち前記導通口よりも前記空気流出口側に設けられている排気口と、前記導通口の開閉および前記排気口の開閉を制御する制御部と、を備え、前記制御部は、前記温度検知部によって検知される前記凝縮器の温度が所定温度を超えていない場合には、前記導通口を閉塞するとともに前記排気口を閉塞することにより、前記乾燥槽内の空気を前記乾燥風路を通して循環させ、前記温度検知部によって検知される前記凝縮器の温度が前記所定温度を超えた場合には、前記導通口を開放するとともに前記排気口を開放することにより、前記筐体内の空気を前記圧縮機収容部内に吸い込み、その吸い込んだ空気を前記導通口から前記乾燥風路内に導入し、その導入した空気を前記排気口から排出する」衣類乾燥機が開示されている。
【0007】
また、従来、排気機構に関連する技術として、特許文献2に記載されたものがある。特許文献2には「筐体内に支持した外槽と、前記外槽内に支持した内槽と、圧縮機及び圧縮した冷媒の熱を放熱する放熱器及び高圧の冷媒の圧力を減圧する絞り手段及び減圧した冷媒が周囲から熱を奪う吸熱器とを冷媒が循環するように管路で連結したヒートポンプ装置と、前記外槽、吸熱器、放熱器の順に空気が循環する循環風路と、前記循環風路内で空気を循環させる送風手段と、前記外槽内に貯められる洗濯水が所定の水位以上になると洗濯水を外槽外へ排出する溢水口とを備え、前記循環風路から前記外槽への空気の入口と、前記外槽から循環風路への空気の出口を前記溢水口より上方に設けた」洗濯乾燥機が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
特開2022-91428号公報
特開2005-46414号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
特許文献1,2に開示された従来技術は、以下に説明するように、フィルタの目詰まりを抑制するとともに、安定した排気量を確保することが望まれている。
【0010】
例えば、特許文献1に記載された従来技術は、排気口に排気用のフィルタを設けている。このような特許文献1に記載された従来技術は、乾燥工程時にフィルタが目詰まりしてくると、湿った空気の一部を排気口から外部に排気する際に、排気量が減ってしまい、乾燥時間を長期化させてしまう可能性がある。
(【0011】以降は省略されています)

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