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公開番号2024071991
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-27
出願番号2022182552
出願日2022-11-15
発明の名称スイング解析装置
出願人住友ゴム工業株式会社,学校法人同志社
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類A63B 69/36 20060101AFI20240520BHJP(スポーツ;ゲーム;娯楽)
要約【課題】 打具によるスイングを解析する。
【解決手段】 打具3を使用したプレーヤーの複数のスイング群を、任意の方法で、第1タイプのスイング群と、第2タイプのスイング群とに分類したときの、それぞれのスイング群の共通点を抽出するためのスイング解析装置1であって、打具3のスイング中の加速度、角速度及び角加速度の少なくとも1つの時系列変化を示す波形をウェーブレット変換する変換部と、前記ウェーブレット変換結果に基づいて、各周波数帯域の強度の最大値を抽出する抽出部と、前記抽出された強度の最大値に基づいて、統計解析を行う解析部と、前記統計解析の結果から、前記それぞれのスイング群の共通点を決定する決定部とを含む。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
打具を使用したプレーヤーの複数のスイング群を、任意の方法で、第1タイプのスイング群と、第2タイプのスイング群とに分類したときの、それぞれのスイング群の共通点を抽出するためのスイング解析装置であって、
前記打具のスイング中の加速度、角速度及び角加速度の少なくとも1つの時系列変化を示す波形をウェーブレット変換する変換部と、
前記ウェーブレット変換された結果に基づいて、各周波数帯域の強度の最大値を抽出する抽出部と、
前記抽出された強度の最大値に基づいて、統計解析を行う解析部と、
前記統計解析の結果から、前記それぞれのスイング群の共通点を決定する決定部とを含む、
スイング解析装置。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
前記打具は、シャフトを備えたゴルフクラブである、請求項1に記載のスイング解析装置。
【請求項3】
前記任意の方法は、前記ゴルフクラブのスイング中の挙動を計測した計測データを取得するステップと、
前記計測データに基づいて、特性が異なるシャフトモデルを備えた少なくとも2種類のゴルフクラブモデルでスイングシミュレーションを行い、それぞれの前記シャフトモデルのスイング中の変形を解析するステップと、
前記解析するステップで得られたそれぞれの前記シャフトモデルの変形挙動に基づいて、前記スイング群を第1タイプ又は第2タイプに分類するステップとを含む、請求項2に記載のスイング解析装置。
【請求項4】
前記少なくとも2つのゴルフクラブモデルは、先調子シャフトモデルを有する第1ゴルフクラブモデルと、元調子シャフトモデルを有する第2ゴルフクラブモデルとを含む、請求項3に記載のスイング解析装置。
【請求項5】
前記統計解析は、前記最大値を応答変数とする多因子分散分析を含む、請求項1又は2に記載のスイング解析装置。
【請求項6】
前記決定部は、多重比較検定により前記共通点を決定する、請求項1又は2に記載のスイング解析装置。
【請求項7】
前記スイング群は、複数のプレーヤーのスイングを計測したスイング群である、請求項1に記載のスイング解析装置。
【請求項8】
打具を使用したプレーヤーの複数のスイング群を、任意の方法で、第1タイプのスイング群と、第2タイプのスイング群とに分類したときの、それぞれのスイング群の共通点を抽出するためのスイング解析方法であって、
前記打具のスイング中の加速度、角速度及び角加速度の少なくとも1つの時系列変化を示す波形をウェーブレット変換するステップと、
前記ウェーブレット変換された結果に基づいて、各周波数帯域の強度の最大値を抽出するステップと、
前記抽出された強度の最大値に基づいて、統計解析を行うステップと、
前記統計解析の結果から、前記それぞれのスイング群の共通点を決定するステップとを含む、
スイング解析方法。
【請求項9】
打具を使用したプレーヤーの複数のスイング群を、任意の方法で、第1タイプのスイング群と、第2タイプのスイング群とに分類したときの、それぞれのスイング群の共通点を抽出するためのスイング解析プログラムであって、
前記打具のスイング中の加速度、角速度及び角加速度の少なくとも1つの時系列変化を示す波形をウェーブレット変換するステップと、
前記ウェーブレット変換された結果に基づいて、各周波数帯域の強度の最大値を抽出するステップと、
前記抽出された強度の最大値に基づいて、統計解析を行うステップと、
前記統計解析の結果から、前記それぞれのスイング群の共通点を決定するステップと
をコンピュータに実行させる、
スイング解析プログラム。
【請求項10】
スイング解析システムであって、
前記打具のスイングを計測する計測装置と、
請求項1に記載されたスイング解析装置とを含み、
前記スイング解析装置は、前記複数のスイング群を、第1タイプのスイング群と、第2タイプのスイング群とに分類する判別部を含む、スイング解析システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、スイング解析装置等に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)【背景技術】
【0002】
本件出願人は、下記特許文献1及び2により、ゴルフクラブ等の打具のスイング中の挙動を解析するための装置を提案している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第6851038号公報
特許第6845433号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
近年、特許文献1及び2の技術により、様々な打具について、スイング中の挙動が解析されている。また、近年では、上記解析等を用いて、計測された複数のスイング群を、いくつかのスイング群に分類することが試みられている。この場合、それぞれのスイング群の共通点を抽出して、これを知ることができれば、プレーヤーへの打具のフィッティングや指導等をより効果的に行い得る利点がある。
【0005】
本発明は、以上のような実情に鑑み案出なされたもので、任意の方法で分類されたそれぞれのスイング群について、共通点を抽出することができるスイング解析装置等を提供することを主たる目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、打具を使用したプレーヤーの複数のスイング群を、任意の方法で、第1タイプのスイング群と、第2タイプのスイング群とに分類したときの、それぞれのスイング群の共通点を抽出するためのスイング解析装置であって、
前記打具のスイング中の加速度、角速度及び角加速度の少なくとも1つの時系列変化を示す波形をウェーブレット変換する変換部と、
前記ウェーブレット変換された結果に基づいて、各周波数帯域の強度の最大値を抽出する抽出部と、
前記抽出された強度の最大値に基づいて、統計解析を行う解析部と、
前記統計解析の結果から、前記それぞれのスイング群の共通点を決定する決定部とを含む、
スイング解析装置である。
【発明の効果】
【0007】
本発明のスイング解析装置は、上記の構成を採用したことにより、任意の方法で分類されたそれぞれのスイング群について、共通点を抽出することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本実施形態のスイング解析システムの全体構成図である。
本実施形態のスイング解析方法の手順を示すフローチャートである。
打具としてのゴルフクラブの斜視図である。
先調子シャフトと元調子シャフトの静解析の結果を示すグラフである。
スイング解析装置の一例を示すブロック構成図である。
スイングシミュレーションで用いられるゴルフクラブモデルの概略図である。
(A)は、ゴルフクラブモデルの要部拡大図、(B)はゴルフクラブモデルをグリップエンド側から見た上面図である。
スイングシミュレーションにおける全体座標系及び局所座標系を説明する斜視図である。
スイングシミュレーションによって得られたシャフトモデルの先端の局所座標系x軸方向の変形量と時刻との関係を示すグラフである。
スイングシミュレーションによって得られたシャフトモデルの先端の局所座標系y軸方向の変形量と時刻との関係を示すグラフである。
ゴルファーAのスイングシミュレーションの結果であり、(A)はシャフトモデルの先端の局所座標系x軸方向の変形量と時刻との関係を示すグラフであり、(B)はシャフトモデルの先端の局所座標系y軸方向の変形量と時刻との関係を示すグラフである。
ゴルファーBのスイングシミュレーションの結果であり、(A)はシャフトモデルの先端の局所座標系x軸方向の変形量と時刻との関係を示すグラフであり、(B)はシャフトモデルの先端の局所座標系y軸方向の変形量と時刻との関係を示すグラフである。
本実施形態のスイングタイプの判別の手順を示すフローチャートである。
本実施形態のスイング解析方法を活用した推奨シャフトのマップ図である。
本実施形態のスイングの共通点を抽出する処理手順の一例を示すフローチャートである。
(A)は、あるスイングシミュレーションのシャフトモデルの先端の局所座標系y軸方向の加速度と、時刻との関係を示すグラフ、(B)は、(A)のグラフ波形をウェーブレット変換したカラーマップである。
シャフトモデルの先端の加速度の波形のウェーブレット解析結果の多因子分散分析結果を示し、(A)はx軸方向、(B)はy軸方向、(C)はz軸方向の結果をそれぞれ示す。
シャフトモデルの先端の角速度の波形のウェーブレット解析結果の多因子分散分析結果を示し、(A)はx軸周り、(B)はy軸周り、(C)はz軸周りの結果をそれぞれ示す。
シャフトモデルの先端の角加速度の波形のウェーブレット解析結果の多因子分散分析結果を示し、(A)はx軸周り、(B)はy軸周り、(C)はz軸周りの結果をそれぞれ示す。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施の一形態が説明される。以下の実施形態で説明された具体的な構成は、本発明の内容理解のためのものであって、本発明は、これらの具体的な実施形態に限定して解釈されるものではない。
【0010】
[スイング解析システム]
図1は、本実施形態のスイング解析装置1を含むスイング解析システム100の全体構成図を示す。スイング解析システム100は、例えば、スイング解析装置1と計測装置2とを含んで構成される。スイング解析装置1は、シャフト31を備える打具3のスイング中の挙動を解析するための装置である。
(【0011】以降は省略されています)

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