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公開番号2024071022
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-24
出願番号2022181722
出願日2022-11-14
発明の名称インクジェット式記録装置用の報知装置及び画像形成装置
出願人株式会社リコー
代理人個人,個人,個人
主分類B41J 29/38 20060101AFI20240517BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】リフレッシュ用インクを印刷ジョブ等の実行用として有効利用することで廃インク量を低減する。
【解決手段】インクジェット式記録装置用の報知装置であって、報知装置はインクジェット記録装置と双方向通信可能な制御装置を有し、制御装置によってインクジェット記録装置のノズルヘッドのメンテナンスの到来時期をユーザーに報知し、制御装置に対するメンテナンスの指令に基づいてメンテナンス用インクをノズルヘッドから空吹き又は吸引可能にした報知装置において、制御装置は、メンテナンスの到来時期の報知に加えて印刷メニューの選択肢をユーザーに報知可能に構成したことを特徴とする。
【選択図】図4A
特許請求の範囲【請求項1】
インクジェット式記録装置用の報知装置であって、当該報知装置はインクジェット記録装置と双方向通信可能な制御装置を有し、当該制御装置によって前記インクジェット記録装置のノズルヘッドのメンテナンスの到来時期をユーザーに報知し、前記制御装置に対するメンテナンスの指令に基づいてメンテナンス用インクを前記ノズルヘッドから空吹き又は吸引可能にした報知装置において、
前記制御装置は、前記メンテナンスの到来時期の報知に加えて印刷メニューの選択肢をユーザーに報知可能に構成したことを特徴とする報知装置。
続きを表示(約 930 文字)【請求項2】
前記印刷メニューは、テスト画像又は印刷ジョブリストを含むことを特徴とする請求項1の報知装置。
【請求項3】
前記制御装置は、前記印刷メニューの選択肢の報知を無効化する第1の設定オプションを有することを特徴とする請求項1の報知装置。
【請求項4】
前記制御装置は、前記メンテナンスの到来時期を報知する条件と頻度を設定可能な第2の設定オプションを有することを特徴とする請求項1の報知装置。
【請求項5】
前記第2の設定オプションは、メンテナンス用インクの特性に対応した設定を有することを特徴とする請求項4の報知装置。
【請求項6】
前記制御装置は、前記インクジェット式記録装置の本体に配設され、当該記録装置の操作画面に前記メンテナンスの到来時期や前記印刷メニューを報知することを特徴とする請求項1から5のいずれか1項の報知装置。
【請求項7】
前記制御装置は、前記インクジェット式記録装置とは別体の情報端末に配設され、当該情報端末のアプリ画面、ウィジェット、ロック画面、ホーム画面、デスクトップ画面、又はスクリーンセーバーに前記メンテナンスの到来時期や前記印刷メニューを報知することを特徴とする請求項1から5のいずれか1項の報知装置。
【請求項8】
前記制御装置は、前記メンテナンスの到来時期を前回メンテナンスの実行時を基準として所定期間経過したときに次回メンテナンスの到来時期をユーザーに報知することを特徴とする請求項1から4のいずれか1項の報知装置。
【請求項9】
前記制御装置は、前回メンテナンスの実行時を基準とする経過期間の長さに応じて、次回メンテナンスの実行時に前記ノズルヘッドから空吹き又は吸引するメンテナンス用インクの空吹き量又は吸引量を増大することを特徴とする請求項8の報知装置。
【請求項10】
前記制御装置は、前回メンテナンスの実行時を基準とする経過期間の長さに応じて、前記印刷メニューの選択肢をユーザーに報知することを特徴とする請求項8の報知装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明はインクジェット式記録装置用の報知装置及び画像形成装置に係り、特にプリントヘッドノズルのリフレッシュ用空吹きインク又は吸引インクを印刷ジョブ実行用に使用することをユーザーに報知(提案)する報知装置及び画像形成装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
インクジェット式記録装置は、電源OFF状態で長期間放置されたり、電源ON状態でもプリントヘッドノズルから長期間インク吐出が行われなかったりすると、インクの増粘、固化等により印刷不良が発生する。
【0003】
この印刷不良を防止するため、例えば特許文献1(特許第4000778号公報)のインクジェット式記録装置のように、プリントヘッドノズルから定期的にリフレッシュ用インクを空吹き又は吸引することでノズルをクリーニング処理することが行われている(図7のメンテナンス報知フローを参照)。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
このクリーニング処理は、インク不吐出期間が長くなるほどリフレッシュ用空吹き又は吸引インクの使用量が増大する処理であり、インク不吐出期間が長くなるほど廃インク量が増える(図8のフローを参照)。また、マシンが電源OFF状態で長期間放置された場合は、次回電源ONと同時に廃インク量の多いメンテナンスが直ちに実行されてしまう。
【0005】
そこで本発明の目的は、リフレッシュ用インクを印刷ジョブ等の実行用として有効利用することで廃インク量を低減することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
当該課題を解決するため本発明のインクジェット式記録装置用の報知装置は、インクジェット式記録装置用の報知装置であって、当該報知装置はインクジェット記録装置と双方向通信可能な制御装置を有し、当該制御装置によって前記インクジェット記録装置のノズルヘッドのメンテナンスの到来時期をユーザーに報知し、前記制御装置に対するメンテナンスの指令に基づいてメンテナンス用インクを前記ノズルヘッドから空吹き又は吸引可能にした報知装置において、前記制御装置は、前記メンテナンスの到来時期の報知に加えて印刷メニューの選択肢をユーザーに報知可能に構成したことを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、リフレッシュ用インクを印刷メニュー実行用として有効利用することで廃インク量を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本実施形態に係るインクジェットプリンタの斜視図である。
インクジェットプリンタ内の機構部の断面図である。
インクジェットプリンタ内の機構部の平面図である。
インクジェットプリンタのメンテナンスフローを示す図である。
クリーニング兼用印刷ジョブリストを示す図である。
オフィスフロアにおける本実施形態のインクジェットプリンタと複合機とを含むネットワークシステムの構成例を示す図である。
図5の複合機の構成を示すブロック図である。
従来のインクジェットプリンタのメンテナンスのフロー図である。
従来のメンテナンスフローの具体例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明を実施するための形態を図面に基づいて具体的に説明する。
(●インクジェットプリンタの概略構成)
図1は、本発明による画像形成装置の一実施形態であるインクジェットプリンタ(インクジェット式記録装置とも称す)を前方側から見た外観斜視図である。このインクジェットプリンタ(以下単に「プリンタ」という)は、装置本体1と、その装置本体1にそれぞれ着脱自在に装着される給紙トレイ2及び排紙トレイ3とを備えている。
【0010】
給紙トレイ2には、インク滴によって文字や図形等の画像を形成し得る記録媒体として、一般に用紙を積載して収納する。排紙トレイ3上には、画像が記録(形成)された記録媒体である用紙をストックする。
(【0011】以降は省略されています)

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