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公開番号2024070936
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-24
出願番号2022181568
出願日2022-11-14
発明の名称洗濯機
出願人日立グローバルライフソリューションズ株式会社
代理人弁理士法人磯野国際特許商標事務所
主分類D06F 39/06 20060101AFI20240517BHJP(繊維または類似のものの処理;洗濯;他に分類されない可とう性材料)
要約【課題】洗浄能力を高めつつ消費電力軽減が可能な洗濯機を提供する。
【解決手段】筐体と、筐体内に配置される外槽2と、外槽2に回転可能に内包され、遠心脱水用の貫通孔3bが形成されたドラム3と、外槽2内の洗剤液に泡を発生させる泡発生装置80と、外槽2内の洗剤液を加熱するヒータと、泡発生装置80およびヒータを制御する制御装置と、を備える。制御装置は、洗い中の水位をドラム3の最下面より下側に設定し、ヒータによって加熱した洗剤液を泡発生装置80によって泡立てて、洗濯物を泡83を用いて洗う。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
筐体と、
前記筐体内に配置される外槽と、
前記外槽に回転可能に内包され、遠心脱水用の貫通孔が形成されたドラムと、
前記外槽内の洗剤液に泡を発生させる泡発生装置と、
前記外槽内の洗剤液を加熱する加熱手段と、
前記泡発生装置および前記加熱手段を制御する制御部と、を備え、
前記制御部は、洗い中の水位を前記ドラムの最下面より下側に設定し、前記加熱手段によって加熱した前記洗剤液を前記泡発生装置によって泡立てて、洗濯物を前記泡を用いて洗うことを特徴とする洗濯機。
続きを表示(約 380 文字)【請求項2】
請求項1に記載の洗濯機において、
前記洗濯物の負荷量を検出する負荷量検出手段を備え、
前記制御部は、前記負荷量検出手段によって検出された負荷量に基づいて前記泡の生成量を制御することを特徴とする洗濯機。
【請求項3】
請求項2に記載の洗濯機において、
前記泡の生成量は、前記泡発生装置の稼働時間に基づいて判定することを特徴とする洗濯機。
【請求項4】
請求項2に記載の洗濯機において、
前記泡の生成量は、電極センサを用いて推定することを特徴とする洗濯機。
【請求項5】
請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の洗濯機において、
前記制御部は、前記洗剤液の加熱中または加熱終了後に前記泡発生装置を介して前記泡を発生することを特徴とする洗濯機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、洗濯機に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、温水洗い時に温水ヒータで槽下部の洗剤液をあたため、循環ポンプを用いて衣類に洗剤液を振りかけて含浸させることで洗浄性能を確保する洗濯機が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2015-100504号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に記載の洗濯機では、洗浄性能確保のため、循環ポンプを使用した場合、水量を多くする必要があり、節水が図れないとともに、水量が多くなることから高濃度での洗浄ができない課題があった。また、水量が多くなることで、温水生成に時間がかかり、消費電力が増加するという課題があった。
【0005】
本発明は、前記した従来の課題を解決するものであり、洗浄能力を高めつつ消費電力軽減が可能な洗濯機を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、筐体と、前記筐体内に配置される外槽と、前記外槽に回転可能に内包され、遠心脱水用の貫通孔が形成されたドラムと、前記外槽内の洗剤液に泡を発生させる泡発生装置と、前記外槽内の洗剤液を加熱する加熱手段と、前記泡発生装置および前記加熱手段を制御する制御部と、を備え、前記制御部は、洗い中の水位を前記ドラムの最下面より下側に設定し、前記加熱手段によって加熱した前記洗剤液を前記泡発生装置によって泡立てて、洗濯物を前記泡を用いて洗うことを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、洗浄能力を高めつつ消費電力軽減が可能な洗濯機を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本実施形態に係る洗濯機を示す外観斜視図である。
本実施形態の洗濯機の内部を示す概略構成図である。
泡発生装置を示す構成図である。
洗剤液の液面とドラムとの位置関係を示す図である。
本実施形態の洗濯機の洗濯動作を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施形態について図面を用いて詳細に説明する。なお、本発明は以下の実施形態に限定されることなく、本発明の技術的な概念の中で種々の変形例や応用例もその範囲に含むものである。また、以下では、図1に示す方向を基準にして説明する。
図1は、本実施形態に係る洗濯機を示す外観斜視図である。
図1に示すように、洗濯機100は、ドラム式の洗濯乾燥機であり、合成樹脂製のベース1hの上部に、主に鋼板で形成された左右側と背側に設けられる側板1a及び補強材(不図示)などを組み合わせて骨格を構成し、さらにその上に樹脂成形品で作られた前面カバー1c、下部前面カバー1f、上面カバー1eを取り付けることで筐体1を構成している。また、前面カバー1cには、洗濯物を出し入れする際に開閉されるドア9が設けられている。
【0010】
図2は、本実施形態の洗濯機の内部を示す概略構成図である。
図2に示すように、洗濯機100は、筐体1内に配置される外槽2と、外槽2に回転可能に内包されるドラム3と、外槽2内の洗剤液に泡を発生させる泡発生装置80(図3参照)と、外槽2内の洗剤液を加熱するヒータ60(加熱手段)と、泡発生装置80およびヒータ60を制御する制御装置90と、を備える。
(【0011】以降は省略されています)

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