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公開番号2024070826
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-23
出願番号2023187711
出願日2023-11-01
発明の名称樹脂組成物用分散液体、樹脂組成物および膜成形体
出願人白石工業株式会社
代理人弁理士法人グローバル・アイピー東京
主分類C08L 7/02 20060101AFI20240516BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約【課題】表面処理を施した炭酸カルシウムを添加した天然ゴムまたは合成ゴムラテックスにより形成した、強度の高い膜成形体を提供すること。
【解決手段】電子顕微鏡観察法にて求められる平均粒子径が20-150nmであり、かつ樹脂酸により表面処理された表面処理炭酸カルシウム100質量部と、湿潤剤0.1-4.0質量部と、およびポリカルボン酸ナトリウムを含む分散剤1.0-10.0質量部と、を含む、樹脂組成物用分散液体を提供する。さらに樹脂組成物用分散液体を含む樹脂組成物、ならびに樹脂組成物から形成された膜成形体を提供する。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
電子顕微鏡観察法にて求められる平均粒子径が20-150nmであり、かつ樹脂酸により表面処理された表面処理炭酸カルシウム100質量部と、
湿潤剤0.1-4.0質量部と、および
ポリカルボン酸ナトリウムを含む分散剤1.0-10.0質量部と、
を含む、樹脂組成物用分散液体。
続きを表示(約 500 文字)【請求項2】
表面処理炭酸カルシウム100質量部に対し、4.0質量部以下の消泡剤をさらに含む、請求項1に記載の樹脂組成物用分散液体。
【請求項3】
天然ゴムまたは合成ゴムラテックスと、樹脂組成物用分散液体と、を含む樹脂組成物であって、
該樹脂組成物用分散液体は、電子顕微鏡観察法にて求められる平均一次粒子径が20-150nmであり、かつ樹脂酸により表面処理された表面処理炭酸カルシウム100質量部と、
湿潤剤0.1-4.0質量部と、および
ポリカルボン酸ナトリウムを含む分散剤1.0-10.0質量部と、
を含み、
該天然ゴムまたは合成ゴムラテックスに含まれている天然ゴムまたは合成ゴムラテックスポリマーと、該樹脂組成物用分散液体に含まれている該表面処理炭酸カルシウムとの質量比は、100:1~100:40である、樹脂組成物。
【請求項4】
該樹脂組成物用分散液体は、4.0質量部以下の消泡剤をさらに含む、請求項3に記載の樹脂組成物。
【請求項5】
請求項3または4に記載の樹脂組成物を加硫させてなる、膜成形体。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、樹脂組成物に用いる分散液体と、それを混合した樹脂組成物および樹脂組成物から形成した膜成形体に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
ゴム手袋の市場は年々増加している。ゴム手袋に従来から使用されている天然ゴムには、アレルゲンとなるタンパク質が含まれている。このため、アナフィラキシーショック等を防止する観点から、ニトリルゴム、スチレン-ブタジエンゴム、アクリロニトリル-ブタジエンゴム、クロロプレンゴム等の合成ゴムや、アレルゲンタンパク質を除去した天然ゴムを使用したゴム手袋が好まれている。
一方、ゴム手袋使用者の作業性の向上や、ゴム手袋自体のコストダウンを図るため、ゴム手袋のより一層の薄膜化が試みられている。ゴム手袋の厚さを小さくすると、物理的強度が低下するため、日本産業規格(JIS T9107、T9113、T9114、T9115等)に定められた規格値を下回る可能性がある。そこで、薄膜でも強度の高いゴム手袋ならびにそのようなゴム手袋を形成可能なゴム組成物の開発が望まれている。
【0003】
特許文献1には、硫黄および加硫促進剤を使用しない、配合カルボキシル化アクリロニトリルブタジエンラテックス混合物から製造されるニトリル手袋が開示されている。特許文献1のゴム手袋は、架橋剤としてアルミニウム-酸化亜鉛化合物と、金属イオン安定剤とを含み、IV型アレルギーのリスクを減少させるために硫黄および加硫促進剤を使用していない。これによりカルボキシル化アクリロニトリルブタジエンラテックスの充填剤担持能力を増加させてコストダウンを図っている。
特許文献2には、耐薬品性を損なわず、費用対効果が高く食品産業で使用できる手袋を製造するためのラテックス配合物として、エラストマーと、熱可塑性樹脂と、促進剤と、消泡剤と、酸化防止剤と、架橋剤と、着色剤と、界面活性剤と、充填剤と、pH調整剤と、分散媒体とを含むラテックス配合物が開示されている。
特許文献3には、高い架橋効率、電気的絶縁性、機械的強度を有するゴム組成物として、エチレン-プロピレン共重合体(EPM)とエチレン-プロピレン三元共重合体(EPDM)の2種類のゴムマトリックスを含むゴム組成物を提案している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2018-9272号公報
特開2021-55040号公報
特表2020-507001号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1-3は、いずれも、ラテックスやゴムの配合物に充填剤として炭酸カルシウムを添加することができることを開示している。しかしながらこれらの特許文献には、炭酸カルシウムがゴムラテックス中に分散にしにくいこと等の、ゴム成形体の強度特性の向上を目的として炭酸カルシウムを添加するにあたり生じうる技術課題は記載されておらず、これらの解決手段の提案もない。
【0006】
本発明は、樹脂組成物より形成された膜成形体の強度特性の向上を図るために炭酸カルシウムを効果的に利用すること、具体的には樹脂組成物中での炭酸カルシウムの分散性を向上させることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、電子顕微鏡観察法にて求められる平均粒子径が20-150nmであり、かつ樹脂酸により表面処理された表面処理炭酸カルシウム100質量部と、湿潤剤0.1-4.0質量部と、およびポリカルボン酸ナトリウムを含む分散剤1.0-10.0質量部と、を含む、樹脂組成物用分散液体である。
【0008】
ここで、樹脂組成物用分散液体は、表面処理炭酸カルシウム100質量部に対し、4.0質量部以下の消泡剤をさらに含むことが好ましい。
【0009】
さらに本発明は、天然ゴムまたは合成ゴムラテックスと、樹脂組成物用分散液体と、を含む樹脂組成物であって、該樹脂組成物用分散液体は、電子顕微鏡観察法にて求められる平均一次粒子径が20-150nmであり、かつ樹脂酸により表面処理された表面処理炭酸カルシウム100質量部と、湿潤剤0.1-4.0質量部と、およびポリカルボン酸ナトリウムを含む分散剤1.0-10.0質量部と、を含み、該天然ゴムまたは合成ゴムラテックスに含まれている天然ゴムまたは合成ゴムラテックスポリマーと、該樹脂組成物用分散液体に含まれている該表面処理炭酸カルシウムとの質量比は、100:1~100:40である、樹脂組成物である。
【0010】
ここで、樹脂組成物に含まれている樹脂組成物用分散液体は、4.0質量部以下の消泡剤をさらに含むことが好ましい。
(【0011】以降は省略されています)

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