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公開番号
2024070767
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-05-23
出願番号
2022212555
出願日
2022-12-28
発明の名称
リード線折り曲げ治具およびリード線折り曲げ方法
出願人
オムロン株式会社
代理人
個人
主分類
B21F
1/00 20060101AFI20240516BHJP(本質的には材料の除去が行なわれない機械的金属加工;金属の打抜き)
要約
【課題】リード線の端部を適切に折り曲げることができるリード線折り曲げ治具を提供する。
【解決手段】リード線折り曲げ治具(100)は、台座(3)と、棒状治具(4)と、を備え、棒状治具は、回転モーメントを生じさせる力が印加される力点を含む把手部(41)と、回転モーメントの支点となり、少なくとも押圧時に台座に対する位置が所定の範囲に制限される係合爪(43c)と、回転モーメントの作用点において、リード線に押圧力を印加する押圧印加部の押圧面(43aa)と、を備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
複数の貫通孔が形成された基板を保持する保持部材と、
前記貫通孔のそれぞれに挿通された複数のリード線の端部を折り曲げるように、前記保持部材に対する回転モーメントにより該端部を押圧する押圧部材と、を備え、
前記押圧部材は、
前記回転モーメントを生じさせる力が印加される力点を含む力点部と、
前記回転モーメントの支点となり、少なくとも押圧時に前記保持部材に対する位置が所定の範囲に制限される支点部と、
前記回転モーメントの作用点において、前記リード線に押圧力を印加する作用点部と、を備え、かつ、
前記力点部と前記支点部との距離が前記作用点部と前記支点部との距離より大きい、リード線折り曲げ治具。
続きを表示(約 960 文字)
【請求項2】
前記押圧部材を断面視したときに、前記支点部、前記作用点部及び前記力点部がこの順に配置されている、請求項1に記載のリード線折り曲げ治具。
【請求項3】
前記保持部材は、
当該保持部材の裏面に設けられ、前記支点部と係合可能な被係合部と、
前記支点部と前記作用点部とを繋ぐ延伸部を貫通させる貫通孔とを備える、請求項2に記載のリード線折り曲げ治具。
【請求項4】
前記支点部は、係合爪である、請求項3に記載のリード線折り曲げ治具。
【請求項5】
複数の前記リード線の端部を折り曲げる方向に整列させる整列部をさらに備え、
前記整列部は、複数の前記リード線の端部の方向を規制する複数の溝である、請求項1に記載のリード線折り曲げ治具。
【請求項6】
前記複数の溝は、幅または深さが前記リード線の端部の径より小さい、請求項5に記載のリード線折り曲げ治具。
【請求項7】
前記支点部は、前記押圧部材の回転の軸であり、前記保持部材に取り付けられている軸部材であり、
前記力点部は、前記軸部材を回転させるレバー部材であり、
前記作用点部は、前記軸部材の回転により回動する回動部材に形成されている、請求項1に記載のリード線折り曲げ治具。
【請求項8】
前記押圧部材は、前記作用点部が前記基板と当接した状態において、前記軸部材を、前記リード線の端部を折り曲げる方向にスライドさせるスライド部材をさらに備え、
前記回動部材は、前記軸部材のスライドにより回転しながらスライドするローラである、請求項7に記載のリード線折り曲げ治具。
【請求項9】
前記ローラの前記リード線に押圧力を印加する押圧面には、複数の前記リード線の端部を折り曲げる方向に整列させる整列部が設けられており、
前記整列部は、複数の前記リード線の端部の方向を規制する複数の溝である、請求項8に記載のリード線折り曲げ治具。
【請求項10】
前記複数の溝は、幅または深さが前記リード線の端部の径より小さい、請求項9に記載のリード線折り曲げ治具。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、リード線折り曲げ治具およびリード線折り曲げ方法に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
一般的に、リード線をプリント配電板などの基板に接続するために、リード線の先端において被覆を途中まで剥がして露出させた導線部(リード線の端部)を基板に設けられた貫通孔に挿通させ、当該貫通孔の周囲に形成されたランドに半田付けする方法が用いられる。ここで、リード線の端部をランドに半田付けするためには、貫通孔から突出したリード線の端部をランドに密着するように折り曲げる必要がある。例えば、特許文献1は、リード線と銅箔パターンの配線部とを電気的に接続するためには、リード線を正しく折り曲げて半田付けする必要があるような構成を開示している。
【0003】
従来、リード線の端部を折り曲げる方法の一例として、定規などの平板部材とピンセットとを用いた方法が知られている。当該方法において、まず、作業者は、貫通孔から突出したリード線の端部に平板部材の主面をあて、平板部材を押し倒すことによりリード線の端部を折り曲げる。次に、作業者は、ピンセットを使って、折り曲げられたリード線の端部をランドに接触するように整列させる。これにより、貫通孔から突出したリード線の端部をランドに密着するように折り曲げることができる。
【0004】
また、特許文献2には、所定のリード端子の折り曲げ方向を向いた傾斜面を有するV字状の溝にリード端子を挿入することにより、リード端子を折り曲げるリード端子折り曲げ治具が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
実開昭62-103277号公報
実開平05-033521号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1は、リード線を正しく折り曲げる具体的な方法については開示していない。
【0007】
平板部材とピンセットとを用いたリード線の端部を折り曲げる方法においては、作業者が平板部材によりリード線の端部を十分な押圧力で押圧できない可能性がある。そのため、リード線の端部がランドに対して浮いてしまい、溶融半田がリード線の端部とランドとを接続できないといったリード浮き不良が発生する可能性がある。
【0008】
特許文献2のリード端子折り曲げ治具を用いた方法においても、リード端子の折り曲げが不十分であり、リード端子と基板との半田付けを適切に行えない可能性がある。また、リード線は、折り曲げても元の形状に戻ろうとするので、リード線の端部が基板の貫通孔の縁およびランド面に接触した状態で、十分な押圧力で押圧できない可能性がある。
【0009】
本発明の一態様は、上記の問題点を鑑みてなされたものであり、その目的は、リード線の端部を適切に折り曲げることができるリード線折り曲げ治具を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係るリード線折り曲げ治具は、複数の貫通孔が形成された基板を保持する保持部材と、前記貫通孔のそれぞれに挿通された複数のリード線の端部を折り曲げるように、前記保持部材に対する回転モーメントにより該端部を押圧する押圧部材と、を備え、前記押圧部材は、前記回転モーメントを生じさせる力が印加される力点を含む力点部と、前記回転モーメントの支点となり、少なくとも押圧時に前記保持部材に対する位置が所定の範囲に制限される支点部と、前記回転モーメントの作用点において、前記リード線に押圧力を印加する作用点部と、を備え、かつ、前記力点部と前記支点部との距離が前記作用点部と前記支点部との距離より大きい。
(【0011】以降は省略されています)
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