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公開番号2024070746
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-23
出願番号2022181455
出願日2022-11-11
発明の名称リッド開閉装置
出願人豊田合成株式会社
代理人弁理士法人 共立特許事務所
主分類B60K 15/05 20060101AFI20240516BHJP(車両一般)
要約【課題】リッドを開位置で安定してリッドボックスに対して位置固定すること。
【解決手段】リッド開閉装置は、開口部が設けられたリッドボックスと、開口部を開閉するリッドと、リッドを開閉動作させる開閉機構と、を備える。開閉機構は、リッドボックスとリッドとの間に介在するリンクを有する。リンクは、主アーム一端部でリッドボックスに回動可能に支持されかつ主アーム他端部でリッドに回動可能に支持され、外部から付与される開閉駆動力をリッドに伝達する主アームと、主アームの回動に連動した回動によりリッドの開閉動作時の姿勢を所定姿勢に保つように規制する補助アームと、を有する。主アームは、主アーム他端部側の回動軸に平行な方向に延在し、リッドの開位置でリッドの裏面側のリッド側規制部に当接して主アームの開側への回動を規制するアーム側規制部を有する。アーム側規制部の軸方向長さは、主アーム一端部の軸方向長さに比して長い。
【選択図】図8
特許請求の範囲【請求項1】
開口部が設けられたリッドボックスと、
前記開口部を閉じる閉位置と前記開口部を開放する開位置との間で開閉動作するリッドと、
前記リッドボックスに対して前記リッドを開閉動作させる開閉機構と、
を備え、
前記開閉機構は、前記リッドボックスと前記リッドとの間に介在するリンクを有し、
前記リンクは、
主アーム一端部で前記リッドボックスに回動可能に支持されかつ主アーム他端部で前記リッドに回動可能に支持され、外部から付与される開閉駆動力を前記リッドに伝達する主アームと、
補助アーム一端部で前記リッドボックスに回動可能に支持されかつ補助アーム他端部で前記リッドに回動可能に支持され、前記主アームの回動に連動した回動により前記リッドの開閉動作時の姿勢を所定姿勢に保つように規制する補助アームと、
を有し、
前記主アームは、前記主アーム他端部に設けられ、前記主アーム他端部側の回動軸に平行な方向に延在し、前記リッドの前記開位置で前記リッドの裏面側に当接して前記主アームの開側への回動を規制するアーム側規制部を有し、
前記リッドは、裏面側に設けられ、前記リッドの前記開位置で前記アーム側規制部に当接して前記主アームの開側への回動を規制するリッド側規制部を有し、
前記アーム側規制部の軸方向長さは、前記主アーム一端部の軸方向長さに比して長い、リッド開閉装置。
続きを表示(約 330 文字)【請求項2】
前記アーム側規制部と前記リッド側規制部とは、互いの当接時に面接触する、請求項1に記載されたリッド開閉装置。
【請求項3】
前記リッドボックスは、
前記主アーム一端部側の回動軸に平行な方向における軸方向両端間の幅が該平行な方向に直交する方向における直交方向位置に応じて変化する形状に形成されており、
一般部に比して前記幅が狭い幅狭部を有し、
前記主アームは、前記リッドボックスに前記幅狭部にて回動可能に支持されている、請求項1に記載されたリッド開閉装置。
【請求項4】
前記開閉機構は、前記開閉駆動力を発生する電動アクチュエータを有する、請求項1乃至3の何れか一項に記載されたリッド開閉装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、リッドボックスの開口部を開閉するリッドを開閉動作させることが可能なリッド開閉装置に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
従来、例えば車両に搭載され、リッドを用いてリッドボックスの開口部を開閉するリッド開閉装置が知られている(例えば、特許文献1)。リッドボックスは、車体に取り付けられ車両の充電口や給油口などを露出させる基材である。また、リッドは、リッドボックスの開口部を閉じる閉位置とその開口部を開く開位置との間で開閉動作する蓋材である。リッドの開閉動作は、開閉機構により実現される。
【0003】
上記の特許文献1記載のリッド開閉装置において、開閉機構は、リッドボックスとリッドとの間に介在するリンクを有している。リンクは、リッドボックスとリッドとの間で互いに平行に延びる二つのアームを有している。各アームは、リッドボックスに回動可能に支持されていると共に、リッドに回動可能に支持されている。一方のアームは、付与される動力により回動してリッドに開閉駆動力を伝達する。他方のアームは、一方のアームの回動に連動して回動してリッドの開閉動作時の姿勢を開口部に対して平行に保つように規制する。これらの各アームは、アーム中央の板面部から軸方向に二股に分かれつつそれぞれアーム長手方向に延びる二股部を有しており、二股部の各先端部でリッドに支持されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
米国特許出願公開第2015/0375630号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、リッドの開位置でリッドを安定して位置固定させるためには、リッドを開位置から更に開動作させるのを規制することが重要である。そして、その規制を行う手法としては、リッドが開位置に達した際に開閉機構のアームのアーム長手方向両端部のうちリッド側の端部をリッドの裏面側に当接させることが考えられる。
【0006】
しかしながら、上記の如くアームのアーム長手方向端部が二股に分かれている構造では、アームのうちリッドの裏面側に当接する箇所が二股部のリッド側の先端部に限られ、リッド開位置でアームとリッドとが互いに当接する領域が狭くなるので、リッドの開位置での位置固定が不安定になるおそれがある。
【0007】
本発明は、このような点に鑑みてなされたものであり、リッドを開位置で安定してリッドボックスに対して位置固定することが可能なリッド開閉装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の一態様は、開口部が設けられたリッドボックスと、前記開口部を閉じる閉位置と前記開口部を開放する開位置との間で開閉動作するリッドと、前記リッドボックスに対して前記リッドを開閉動作させる開閉機構と、を備え、前記開閉機構は、前記リッドボックスと前記リッドとの間に介在するリンクを有し、前記リンクは、主アーム一端部で前記リッドボックスに回動可能に支持されかつ主アーム他端部で前記リッドに回動可能に支持され、外部から付与される開閉駆動力を前記リッドに伝達する主アームと、補助アーム一端部で前記リッドボックスに回動可能に支持されかつ補助アーム他端部で前記リッドに回動可能に支持され、前記主アームの回動に連動した回動により前記リッドの開閉動作時の姿勢を所定姿勢に保つように規制する補助アームと、を有し、前記主アームは、前記主アーム他端部に設けられ、前記主アーム他端部側の回動軸に平行な方向に延在し、前記リッドの前記開位置で前記リッドの裏面側に当接して前記主アームの開側への回動を規制するアーム側規制部を有し、前記リッドは、裏面側に設けられ、前記リッドの前記開位置で前記アーム側規制部に当接して前記主アームの開側への回動を規制するリッド側規制部を有し、前記アーム側規制部の軸方向長さは、前記主アーム一端部の軸方向長さに比して長い、リッド開閉装置である。
【0009】
この構成によれば、リッドを開位置で安定してリッドボックスに対して位置固定することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の一実施形態に係る車両に搭載されたリッド開閉装置のリッド閉位置での正面図である。
一実施形態のリッド開閉装置のリッド開位置での正面図である。
一実施形態のリッド開閉装置のリッド開位置での正面斜め上方側からの斜視図である。
一実施形態のリッド開閉装置のリッド開位置での背面斜め上方側からの斜視図である。
一実施形態のリッド開閉装置の分解斜視図である。
一実施形態のリッド開閉装置が備える開閉機構のリンクの主アームの斜視図である。
一実施形態のリッド開閉装置が備える主アームの正面図である。
一実施形態のリッド開閉装置のリッド開位置でのリッドとリッドボックスと主アームとの位置関係を表した断面図である。
図8に示す位置関係の要部拡大図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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