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公開番号2024070698
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-23
出願番号2022181350
出願日2022-11-11
発明の名称エネルギー予測装置
出願人株式会社デンソー
代理人個人,個人,個人
主分類B60L 3/00 20190101AFI20240516BHJP(車両一般)
要約【課題】簡易的かつより正確に消費エネルギーを予測可能なエネルギー予測装置を提供する。
【解決手段】車両がこれから走行する走行予定経路における車両の車速変動状態を予測して第1予測情報を生成する第1生成部101と、走行予定経路を走行する場合に車両が走行動力に必要とする走行エネルギーを、第1予測情報を用いて予測し、第2予測情報を生成する第2生成部102と、走行エネルギーの消費に影響する走行環境情報を取得する情報取得部105と、第2予測情報に走行環境情報を反映させ、走行予定経路を走行した場合に車両が必要とする全ての総エネルギーを予測し、第3予測情報を生成する第3生成部103と、を備えるエネルギー予測装置。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
車両がこれから走行する走行予定経路における車両の車速変動状態を予測して第1予測情報を生成する第1生成部(101)と、
前記走行予定経路を走行する場合に前記車両が走行動力に必要とする走行エネルギーを、前記第1予測情報を用いて予測し、第2予測情報を生成する第2生成部(102)と、
前記走行エネルギーの消費に影響する走行環境情報を取得する情報取得部(105)と、
前記第2予測情報に前記走行環境情報を反映させ、前記走行予定経路を走行した場合に前記車両が必要とする全ての総エネルギーを予測し、第3予測情報を生成する第3生成部(103)と、を備えるエネルギー予測装置。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
更に、前記走行予定経路を走行する場合に前記車両が走行以外に必要とする走行外エネルギーを予測し、第4予測情報を生成する第4生成部(104)を備え、
前記第3生成部は、
前記第2予測情報に前記走行環境情報を反映させた情報と、前記第4予測情報とを合わせて前記第3予測情報を生成する、請求項1に記載のエネルギー予測装置。
【請求項3】
(発生確率を踏まえた期待値を補正係数とする)
前記第3生成部は、前記走行環境情報の発生確率を踏まえた期待値としての補正係数を前記第2予測情報に乗じることで、前記第2予測情報に前記走行環境情報を反映させる、請求項1又は2に記載のエネルギー予測装置。
【請求項4】
前記第2生成部は、
前記走行予定経路よりも前に前記車両が走行した走行済経路における車両の車速変動状態及び前記走行環境情報を用いて、前記走行済経路において前記車両が走行動力に要した走行済消費エネルギーを算出し、
前記第4生成部は、
前記走行済経路において前記車両が消費した全ての消費済総エネルギーと前記走行済消費エネルギーとの差分から、前記走行済経路において前記車両が走行以外に消費した走行外消費エネルギーを算出し、
算出した前記走行外消費エネルギーを用いて前記第4予測情報を生成する、請求項2に記載のエネルギー予測装置。
【請求項5】
前記第4生成部は、
前記走行外消費エネルギーを時間平均化し、前記走行予定経路を前記車両が走行する時間分を積算することで前記第4予測情報を生成する、請求項4に記載のエネルギー予測装置。
【請求項6】
前記情報取得部は、前記走行外エネルギーの消費に影響する走行外環境情報を取得し、
前記第3生成部は、前記第2予測情報に前記走行環境情報を反映させ、前記第4予測情報に前記走行外環境情報を反映させ、反映後の情報を合わせることで前記第3予測情報を生成する、請求項2に記載のエネルギー予測装置。
【請求項7】
前記第3生成部は、
前記走行環境情報の発生確率を踏まえた期待値としての補正係数を前記第2予測情報に乗じることで前記第2予測情報に前記走行環境情報を反映させ、
前記走行外環境情報の発生確率を踏まえた期待値としての補正係数を前記第4予測情報に乗じることで、前記第4予測情報に前記走行外環境情報を反映させる、請求項6に記載のエネルギー予測装置。
【請求項8】
前記第4生成部は、
前記走行予定経路よりも前に前記車両が走行した走行済経路において前記車両が走行以外に必要とする走行外エネルギーを予測し、第5予測情報を生成し、
前記第2生成部は、
前記走行済経路における車両の車速変動情報及び前記走行環境情報を用いて、前記走行済経路において前記車両が走行動力に要した走行済消費エネルギーを算出し、
前記第4生成部は、
前記走行済経路において前記車両が消費した全ての消費済総エネルギーと前記走行済消費エネルギーとの差分から、前記走行済経路において前記車両が走行以外に消費した走行外消費エネルギーを算出し、
前記第5予測情報が示す予測値と、算出した前記走行外消費エネルギーの値とに基づいて、前記第4予測情報を生成する、請求項2に記載のエネルギー予測装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、エネルギー予測装置に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
下記特許文献1には、エネルギー消費量を推定する手法が開示されている。下記特許文献1に記載されている推定手法は、所定の区間におけるエネルギー消費量を推定し、エネルギー供給手段が所定の区間において実際に供給したエネルギー消費実績量を特定し、所定の区間におけるエネルギー消費量と所定の区間におけるエネルギー消費実績量との差に応じて、推定した所定の区間のエネルギー消費量を補正するものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2012-255757号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1では、所定の区間ごとにエネルギー消費量を推定し、所定の区間ごとにエネルギー消費量を補正している。しかしながら、エネルギー消費の原因は様々であり、所定の区間ごとに補正するというのみでは、必ずしも精度高く補正することはできない。一方、精度高く補正することを意図して、区間ごと且つエネルギー消費の原因ごとにエネルギー消費量を推定し、区間ごと且つエネルギー消費の原因ごとにエネルギー消費量を補正するのでは、計算が煩雑になり実装するには適切ではない。
【0005】
本開示は、簡易的かつより正確に消費エネルギーを予測可能なエネルギー予測装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示は、車両がこれから走行する走行予定経路における車両の車速変動状態を予測して第1予測情報を生成する第1生成部(101)と、走行予定経路を走行する場合に車両が走行動力に必要とする走行エネルギーを、第1予測情報を用いて予測し、第2予測情報を生成する第2生成部(102)と、走行エネルギーの消費に影響する走行環境情報を取得する情報取得部(105)と、第2予測情報に走行環境情報を反映させ、走行予定経路を走行した場合に車両が必要とする全ての総エネルギーを予測し、第3予測情報を生成する第3生成部(103)と、を備えるエネルギー予測装置である。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、簡易的かつより正確に消費エネルギーを予測可能なエネルギー予測装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、本実施形態に係るエネルギー予測装置を説明するためのブロック構成図である。
図2は、図1に示されるエネルギー予測装置による情報処理フローを説明するためのフローチャートである。
図3は、車速推定データの一例を示す図である。
図4は、電気自動車におけるエネルギー推定について説明するための図である。
図5は、エネルギー推定における電気系効率の一例を示す図である。
図6は、エンジン自動車におけるエネルギー推定について説明するための図である。
図7は、エネルギー推定におけるエンジン効率の一例を示す図である。
図8は、車速推定データに対して走行済車速データを例示する図である。
図9は、積雪量と補正係数との関係を例示する図である。
図10は、積雪量とエネルギー量との関係を例示する図である。
図11は、走行済車速データと予測した車速データとを例示する図である。
図12は、図1に示されるエネルギー予測装置を用いた情報処理フローを説明するためのフローチャートである。
図13は、走行外エネルギーの推定について説明するための図である。
図14は、図1に示されるエネルギー予測装置を用いた情報処理フローを説明するためのフローチャートである。
図15は、外気温と補正係数との関係を例示する図である。
図16は、外気温とエネルギー量との関係を例示する図である。
図17は、図1に示されるエネルギー予測装置を用いた情報処理フローを説明するためのフローチャートである。
図18は、積雪量と補正係数との関係について発生確率を踏まえて例示する図である。
図19は、外気温と補正係数との関係について発生確率を踏まえて例示する図である。
図20は、積雪量とエネルギー量との関係について発生確率を踏まえて例示する図である。
図21は、外気温とエネルギー量との関係について発生確率を踏まえて例示する図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、添付図面を参照しながら本実施形態について説明する。説明の理解を容易にするため、各図面において同一の構成要素に対しては可能な限り同一の符号を付して、重複する説明は省略する。
【0010】
図1を参照しながら、本実施形態に係るエネルギー予測装置10について説明する。エネルギー予測装置10は、ハードウエア的な構成要素として、CPU(Central Processing Unit)といった演算部、RAM(Random Access Memory)やROM(Read Only Memory)といった記憶部、データの授受を行うためのインターフェイス部を備えるコンピュータとして構成されている。
(【0011】以降は省略されています)

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