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公開番号2024070360
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-23
出願番号2022180793
出願日2022-11-11
発明の名称情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラム
出願人アズビル株式会社
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類G05B 23/02 20060101AFI20240516BHJP(制御;調整)
要約【課題】通信時のデータ量を減らすことで、効率的な消費電力の削減を行う。
【解決手段】情報処理装置100は、フィールド機器の稼働に関する情報を取得し、フィールド機器の稼働に関する情報を用いて、モデルを算出し、モデルと判定用モデルの比較に基づき、所定の判定を行い、判定部133の所定の判定の結果に基づき、モデルを用いて多項式係数に関する情報を抽出する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
フィールド機器の稼働に関する情報を取得する取得部と、
前記フィールド機器の稼働に関する情報を用いて、モデルを算出する算出部と、
前記モデルと判定用モデルの比較に基づき、所定の判定をする判定部と、
前記判定部の前記所定の判定の結果に基づき、前記モデルを用いて多項式係数に関する情報を抽出する抽出部と、
を有することを特徴とする情報処理装置。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記取得部は、前記フィールド機器の稼働に関する情報として、前記フィールド機器の運転データを取得する、
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記判定部は、前記モデルと判定用モデルの比較を行い前記モデルが所定の差異条件を満たす場合に、前記所定の判定として異常有りの判定をし、
前記判定部により前記所定の判定として異常有りの判定がされた場合、運転データを送信し、
前記所定の判定として異常無しの判定がされた場合、前記多項式係数に関する情報を送信する、送信部を更に備える、
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記判定部は、前記抽出部により抽出された前記多項式係数に関する情報に所定の変化が生じている場合に、前記所定の判定として変化有りという判定を行い、
前記送信部は、前記判定部により前記所定の判定として異常無し、かつ変化有りの判定がされた場合に前記多項式係数に関する情報を送信する、
ことを特徴とする請求項3に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記送信部は、前記判定部により前記所定の判定として、異常無しおよび変化無しの判定がされ更に所定の通信周期である場合に、前記多項式係数に関する情報を送信する、
ことを特徴とする請求項3または4に記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記算出部は、前記運転データを用いて、シグモイド関数に基づき前記モデルを算出する、
ことを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
【請求項7】
フィールド機器の稼働に関する情報を取得する工程と、
前記フィールド機器の稼働に関する情報を用いて、モデルを算出する工程と、
前記モデルと判定用モデルの比較に基づき、所定の判定をする工程と、
判定部の前記所定の判定の結果に基づき、前記モデルを用いて多項式係数に関する情報を抽出する工程と、
を含むことを特徴とする情報処理方法。
【請求項8】
フィールド機器の稼働に関する情報を取得する手順と、
前記フィールド機器の稼働に関する情報を用いて、モデルを算出する手順と、
前記モデルと判定用モデルの比較に基づき、所定の判定をする手順と、
判定部の前記所定の判定の結果に基づき、前記モデルを用いて多項式係数に関する情報を抽出する手順と、
をコンピュータに実行させることを特徴とする情報処理プログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラムに関する。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
プラントや工場等の設備の診断は、フィールド機器(例えば、バルブ等の開度、圧力、流量等を測定する機器類で、以降は単に「フィールド機器」と表記)が取得する計測値や稼動状況に関する情報等に基づいて行われる。なお、フィールド機器には、その他にも様々な種類が存在し、例えば、温度、湿度、所定のガス濃度、差圧、機械振動等のデータを取得するフィールド機器が知られている。
【0003】
近年では、前述した情報に基づき設備等が故障に至る不具合を未然に検出し、些細な予兆の捕捉が求められるようになってきている。そのため、例えば、フィールド機器であるバルブ等の運転データに基づいて各種診断を行う技術として、「調節弁メンテナンスサポートシステム PLUG-IN Valstaff」が知られている(例えば、非特許文献1を参照)。また、クラウドベースの診断形態として、クラウド型診断による診断項目やアルゴリズムの拡張を提供する「Dx Valve Cloud Service」が知られている(例えば、非特許文献2を参照)。さらに、フィールド機器によるデータの取得および送信のために、電池で駆動する無線センサ(例えば、スマート・バルブ・ポジショナ等)等の設備監視デバイスが知られている(例えば、非特許文献3を参照)。
【0004】
そして、より高精度かつ高分解能な状態監視の結果、これまでより多くのデータが取得とされ、通信データ量が増大する傾向がある。さらに、診断や保全のニーズは昨今急速に高まってきたことから、既存設備に対して後から設備監視のデバイス等が設置されるケースが増えており、低負荷(例えば、工事の工数が少ない、工事期間が短い等)な工事で設置可能な無線センサのニーズが高まっている。しかしながら、前述の無線センサ等においては、内蔵の電池で駆動するものが多く、データ量の増大に伴い無線通信量や無線通信の所要時間が増加する。そして、それに伴い消費電力が増加することで電池が短寿命することが問題となっている。
【0005】
そのため、従来技術では、電池寿命延長を目的とした通信周期調整として、規定時間内の動作回数または動作時間を測定し、動作周期が下限値を下回るような短い動作周期に設定されないように制御する技術が知られている(例えば、特許文献1を参照)。また、設定値の変更と動作回数に基づいて、動作モードの変更が必要な時に、動作周期が短い高速送信モードに切り替える技術が知られている(例えば、特許文献2を参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2010-166151号公報
特開2010-220005号公報
【非特許文献】
【0007】
調節弁メンテナンスサポートシステム PLUG-IN Valstaff(CA1-VMS200-07.pdf),[令和4年9月1日検索], インターネット<URL:https://www.azbil.com/jp/product/factory/download/catalog-spec/CA1-VMS200-07.pdf>
Dx Valve Cloud Service,[令和4年9月1日検索], インターネット<URL:https://www.azbil.com/jp/product/factory/support-training/lifecycle-support/control-valve-solution/services/dx-valve-cloud-service.html>
スマート・バルブ・ポジショナ(CA1-AVP700-04.pdf),[令和4年9月1日検索], インターネット<URL:https://www.azbil.com/jp/product/factory/download/catalog-spec/CA1-AVP700-04.pdf>
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかしながら、従来技術では、通信時のデータ量を減らすことができず、効率的な消費電力の削減が難しい場合があった。
【0009】
例えば、フィールド機器であるバルブの動作診断を行うためにバルブの開度を測定し、測定データを無線で送信する電池駆動型デバイスでは、一般的に計測動作自体よりも無線送信の占める消費電力量が大きく、通信データ量の増加が電池寿命に与える影響が大きい場合があった。しかしながら、従来技術では、通信動作の回数に上下限を設ける技術や、急変に対する応答性を改善のために測定や通信頻度を調整する技術であるため、データ量そのものに作用しないという問題があった。
【課題を解決するための手段】
【0010】
そこで、上記の課題を解決し目的を達成するために、本発明の情報処理装置は、フィールド機器の稼働に関する情報を取得する取得部と、前記フィールド機器の稼働に関する情報を用いて、モデルを算出する算出部と、前記モデルと判定用モデルの比較に基づき、所定の判定をする判定部と、前記判定部の前記所定の判定の結果に基づき、前記モデルを用いて多項式係数に関する情報を抽出する抽出部とを、備えることを特徴とする。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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