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公開番号2024069732
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-22
出願番号2021043736
出願日2021-03-17
発明の名称含フッ素化合物および造影剤
出願人TDK株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類C07D 211/94 20060101AFI20240515BHJP(有機化学)
要約【課題】高感度の磁気共鳴画像が得られ、かつ生体内での安定性が高い含フッ素化合物。
【解決手段】式(1)または式(2)で表される含フッ素化合物(式中、R1、R2、R3、R4は(1-1)~(1-4)のいずれか)。(1-1)炭素数1~10のアルキル基。(1-2)炭素数5~7の環状アルキル基であって、R1とR2、またはR3とR4が、互いに結合して形成された基。(1-3)1つ以上のトリフルオロメチル基を有する炭素数1~10のアルキル基。(1-4)1つ以上のトリフルオロメチル基を有する炭素数5~7の環状アルキル基であって、R1とR2、またはR3とR4が、互いに結合して形成された基。
[化1]
<com:Image com:imageContentCategory="Drawing"> <com:ImageFormatCategory>TIFF</com:ImageFormatCategory> <com:FileName>2024069732000013.tif</com:FileName> <com:HeightMeasure com:measureUnitCode="Mm">20</com:HeightMeasure> <com:WidthMeasure com:measureUnitCode="Mm">170</com:WidthMeasure> </com:Image>
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
下記一般式(1)または下記一般式(2)で表されることを特徴とする含フッ素化合物。
TIFF
2024069732000012.tif
44
170
(一般式(1)において、R

、R

、R

、R

は、下記(1-1)~(1-4)のいずれかであって、R

、R

、R

、R

のうち1つ以上が下記(1-3)である、またはR

とR

、R

とR

の一方または両方が(1-4)である。)
(一般式(2)において、R

、R

、R

、R

は、下記(1-1)~(1-4)のいずれかであって、R

、R

、R

、R

のうち1つ以上が下記(1-3)である、またはR

とR

、R

とR

の一方または両方が(1-4)である。Xは、水素原子、またはフッ素原子を含まない置換基で置換もしくは無置換の炭素数1~10のアルキル基のいずれかである。)
(1-1)フッ素原子を含まない置換基で置換もしくは無置換の炭素数1~10のアルキル基である。
(1-2)フッ素原子を含まない置換基で置換もしくは無置換の炭素数5~7の環状アルキル基であって、R

とR

、またはR

とR

が、互いに結合して形成された基である。
(1-3)1つ以上のトリフルオロメチル基を有する炭素数1~10のアルキル基である。
(1-4)1つ以上のトリフルオロメチル基を有する炭素数5~7の環状アルキル基であって、R

とR

、またはR

とR

が、互いに結合して形成された基である。
続きを表示(約 880 文字)【請求項2】
前記(1-1)が、フッ素原子を含まない置換基で置換もしくは無置換の炭素数1~5の鎖状アルキル基である、請求項1に記載の含フッ素化合物。
【請求項3】
前記(1-2)が、フッ素原子を含まない置換基で置換もしくは無置換のシクロヘキシル基であって、R

とR

、またはR

とR

が、互いに結合して形成された基である、請求項1または請求項2に記載の含フッ素化合物。
【請求項4】
前記(1-3)が、1つ以上のトリフルオロメチル基を有する炭素数1~5の鎖状アルキル基である、請求項1~請求項3のいずれか一項に記載の含フッ素化合物。
【請求項5】
前記(1-4)が、1つ以上のトリフルオロメチル基を有するシクロヘキシル基であって、R

とR

、またはR

とR

が、互いに結合して形成された基である、請求項1~請求項4のいずれか一項に記載の含フッ素化合物。
【請求項6】
前記一般式(1)または前記一般式(2)におけるR

とR

とが同じであって、かつR

とR

とが同じである、請求項1~請求項5のいずれか一項に記載の含フッ素化合物。
【請求項7】
前記一般式(2)におけるXが、水素原子と、またはフッ素原子を含まない置換基で置換もしくは無置換の炭素数1~5の鎖状アルキル基のいずれかである、請求項1に記載の含フッ素化合物。
【請求項8】
フッ素を検出核とする磁気共鳴画像診断用の造影剤に用いられる、請求項1~請求項7のいずれか一項に記載の含フッ素化合物。
【請求項9】
フッ素を検出核とする磁気共鳴画像診断用の造影剤であり、
請求項1~請求項8のいずれか一項に記載の含フッ素化合物を含有する造影剤。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、含フッ素化合物および造影剤に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
磁気共鳴画像(以下「MRI」という場合がある。)診断は、X線診断、超音波(US)診断と並ぶ画像診断法の1つとして、基礎研究および臨床応用の両方において医療分野で広く用いられている。
【0003】
現在、医療用のMRIには、プロトン(

H)を検出核として用いる

H-MRIが用いられている。

H-MRIは、生体内に存在する水分子の磁気的環境をとらえて画像化したものである。生体内における病変組織と正常組織とでは、プロトンの磁気的環境に違いが生じる。これが、

H-MRIの違いとして現れ、診断情報となる。また、水分子は生体内のほぼ全域に存在する。このため、

H-MRIは、全身のイメージングに用いることができる。
【0004】
MRIで検出可能な核種には、

Hの他に、
19
F、
23
Na、
31
P、
15
N、
13
C等がある。これらの元素を検出核とするMRIでは、それぞれ

H-MRIとは異なった情報が得られる。
これらの中でも検出核として
19
Fを用いるMRIは、

H-MRI診断に続く次世代の診断法に利用することが期待されている。それは、フッ素が天然存在比100%の安価な元素であり、
19
Fの検出感度が

Hの83%と高く、
19
Fの磁気回転比がプロトンと近いことから従来の

H-MRI装置で撮像可能であるためである。
【0005】
また、MRIで検出可能な
19
Fは、生体内にほとんど存在しない。このため、フッ素原子を含有する化合物を造影剤として用いることにより、
19
Fをトレーサーとした
19
F-MRI診断が可能である。例えば、疾病に起因する内因的変化を認識して集積するフッ素化合物を造影剤として用いることで、
19
F-MRIから病変部の位置的情報が得られる。この方法は、これまでの画像診断法では検出できなかった形態的変化を生じない病変部の診断に有用である。
【0006】
現在、病変部に特異的な画像情報を得る方法として、核医学的手法がある。核医学的手法では、放射性同位元素を利用した放射性医薬品を用いる。具体的には、核医学的手法として、Positron Emission Tomography(PET)検査、Single Photon Emission Computed Tomography(SPECT)検査がある。しかし、核医学的手法には、放射線同位体を合成するための装置が大掛かりであること、被曝のリスクがあること等の問題がある。
【0007】
19
F-MRI診断では、核医学的手法における上記の問題が生じない。また、
19
F-MRI診断では、ケミカルシフト、拡散、緩和時間等の情報を取り出すことにより、病変部の位置的情報だけでなく、更に多くの診断情報が得られる。また、一回の診断で
19
F-MRIと

H-MRIを同時に撮像し、各々の画像を重ね合わせることにより、解剖学的情報と機能的情報とが共存する有用な診断情報を得ることも可能である。
【0008】
フッ素を検出核とするMRI診断用の造影剤としては、例えば、特許文献1および特許文献2に記載されたものがある。
特許文献1には、パーフルオロクラウンエーテルおよびガドリニウム錯体を含む乳酸-グリコール酸共重合体(PLGA)粒子が記載されている。また、特許文献2には、フッ素を検出核とするMRIに用いることができる含フッ素ポルフィリン錯体、および造影剤化合物が記載されている。
しかし、特許文献1および特許文献2に記載された造影剤は、金属イオンを含むため、生体内での安全性が危惧される。
【0009】
また、特許文献3には、フッ素含有化合物に共有結合したニトロキシドを有する化合物が記載されている。しかし、特許文献3に記載されたフッ素含有化合物は、アスコルビン酸等の還元剤によって容易に還元される(例えば、非特許文献1参照。)ため、生体内での安定性に課題がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0010】
特表2015-534549号公報
特開平11-217385号公報
米国特許第5362477号明細書
【非特許文献】
(【0011】以降は省略されています)

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