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公開番号
2024069705
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-05-21
出願番号
2024050967,2022151198
出願日
2024-03-27,2018-05-23
発明の名称
がん治療システム、動作方法
出願人
株式会社リコー
,
公立大学法人横浜市立大学
代理人
個人
,
個人
主分類
A61N
2/04 20060101AFI20240514BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】適切な交番磁界を印加可能な電源装置及び磁界発生システムを提供する。
【解決手段】複数の異なる周波数スペクトルを複数含む交番磁界をがん細胞に印加させる制御部を有し、前記交番磁界の周波数成分は強度が異なる複数の周波数スペクトルを含む、がん治療装置を特徴とする。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
複数の異なる周波数スペクトルを複数含む交番磁界をがん細胞に印加させる制御部を有し、
前記交番磁界の周波数成分は強度が異なる複数の周波数スペクトルを含む、がん治療装置。
続きを表示(約 410 文字)
【請求項2】
前記強度が異なる複数の異なる周波数スペクトルは、時間軸において重畳されている、請求項1記載のがん治療装置。
【請求項3】
前記強度が異なる複数の異なる周波数スペクトルは、時間軸に沿って連結して組み合わされている、請求項1記載のがん治療装置。
【請求項4】
前記制御部は、
設定された印加時間が経過したと判定した場合に、がん細胞に対する前記交番磁界の印加を停止する、請求項1乃至3の何れか一項に記載のがん治療装置。
【請求項5】
前記交番磁界を発生するコイルとともに磁束を集中させるコアを備える、請求項1乃至4の何れか一項に記載のがん治療装置。
【請求項6】
前記交番磁界が印加されるがん細胞は、神経膠芽腫、悪性黒色腫、舌がん、乳がん、膵がん、直腸がん、食道がんのいずれかである、請求項1乃至5の何れか一項に記載のがん治療装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、がん治療装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
従来より、各種療法を用いたがん治療装置が提案されている。例えば、下記特許文献1及び2では、誘電加熱や、誘電加熱によるターゲット材の発熱により、腫瘍細胞に熱を加える加熱療法を用いたがん治療装置が提案されている。当該がん治療装置では、患者の体表面近くに配置したコイルにて磁界を発生させ、磁気的に加熱する方法が用いられている。
【0003】
また、下記特許文献3では、がん細胞に電界を印加する電場療法を用いたがん治療装置が提案されている。当該がん治療装置では、患者の体表面に電極を装着することで電界を印加している。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
一方で、本願出願人は、特定の周波数の交番磁界をがん細胞に印加することで、がん細胞の増殖抑制に一定の効果があるとの知見を得ており、上記加熱療法や電場療法とは異なる療法によるがん治療装置を検討している。
【0005】
ここで、がんには様々な種類があり、同じ種類のがんであっても、がん細胞の性状にはばらつきがある。また、体内深部のがんには体外からの強い磁界印加が困難な場合がある。このため、がん細胞の増殖抑制の効果を向上させるには、適切な周波数成分及び強さの交番磁界を印加することが求められる。
【0006】
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、適切な交番磁界を印加可能な電源装置及び磁界発生システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一態様によれば、複数の異なる周波数スペクトルを複数含む交番磁界をがん細胞に印加させる制御部を有し、前記交番磁界の周波数成分は強度が異なる複数の周波数スペクトルを含む、がん治療装置を特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明の各実施形態によれば、適切な交番磁界を印加可能な電源装置及び磁界発生システムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
第1の実施形態に係る磁界発生システムのシステム構成の一例を示す図である。
磁界発生装置の構成例を示す図である。
磁界発生装置の磁力線の方向と患部との位置関係を示す図である。
電源装置の制御部のハードウェア構成の一例を示す図である。
波形情報の一例を示す図である。
制御部において実現される波形生成部の機能構成の一例を示す図である。
単位波形パターンの一例を示す第1の図である。
単位波形パターンの一例を示す第2の図である。
単位波形パターンの一例を示す第3の図である。
単位波形パターンの一例を示す第4の図である。
電流波形信号の具体例を示す図である。
制御部が提供するユーザインタフェースの一例を示す図である。
磁界発生システムによる磁界印加処理の流れを示すフローチャートである。
第2の実施形態に係る磁界発生システムのシステム構成の一例を示す図である。
磁界発生装置の磁力線の方向と患部との位置関係を示す図である。
磁界発生装置の他の構成例を示す第1の図である。
磁界発生装置の他の構成例を示す第2の図である。
磁界発生装置の他の構成例を示す第3の図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、各実施形態の詳細について説明する。なお、各実施形態に係る明細書及び図面の記載に際して、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複した説明を省く。
(【0011】以降は省略されています)
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