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公開番号2024068734
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-21
出願番号2022179291
出願日2022-11-09
発明の名称端子付き電線
出願人矢崎総業株式会社
代理人弁理士法人虎ノ門知的財産事務所
主分類H01R 4/18 20060101AFI20240514BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】適正な導通性能を確保することができる端子付き電線を提供することを目的とする。
【解決手段】端子付き電線100は、絶縁性を有する絶縁被覆部W2で導電性を有する導体部W1を被覆した電線Wと、相手部材Tと電気的に接続される電気接続部2、絶縁被覆部W2の端末から露出する導体部W1に対して圧着される導体圧着部46、及び、絶縁被覆部W2に対して圧着される被覆圧着部48を含む圧着端子1と、を備え、圧着端子1は、母材10によって電気接続部2、導体圧着部46、及び、被覆圧着部48が一体で形成され、少なくとも導体圧着部46の内面にメッキ11が施され、メッキ11は、導体部W1と当接する表面12aに凹凸部分15が設けられた外層12と、外層12と母材10との間に介在される内層13と、を含み、外層12の表面12aの算術平均高さSaは、0.5μm以上100μm以下であることを特徴とする。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
絶縁性を有する絶縁被覆部で導電性を有する導体部を被覆した電線と、
相手部材と電気的に接続される電気接続部、前記絶縁被覆部の端末から露出する前記導体部に対して圧着される導体圧着部、及び、前記絶縁被覆部に対して圧着される被覆圧着部を含む圧着端子と、を備え、
前記圧着端子は、母材によって前記電気接続部、前記導体圧着部、及び、前記被覆圧着部が一体で形成され、少なくとも前記導体圧着部の内面にメッキが施され、
前記メッキは、前記導体部と当接する表面に凹凸部分が設けられた外層と、前記外層と前記母材との間に介在される内層と、を含み、
前記外層の前記表面の算術平均高さSaは、0.5μm以上100μm以下であることを特徴とする、端子付き電線。
続きを表示(約 140 文字)【請求項2】
前記導体部は、アルミニウム又はアルミニウム合金によって構成され、
前記母材は、銅又は銅合金によって構成され、
前記外層は、銀によって構成され、
前記内層は、ニッケルによって構成されることを特徴とする、
請求項1に記載の端子付き電線。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、端子付き電線に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
従来の端子付き電線に関する技術として、例えば、特許文献1には、電線と、電線の導体部に対して圧着される導体圧着部に微小凹凸が設けられた圧着端子と、を備えた端子付き電線が開示されている。この特許文献1では、プレス加工によって導体圧着部に微小凹凸が形成され、その後、導体圧着部における微小凹凸の表面にアルミニウム系金属の薄膜表面層が施されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-33776号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、上述の特許文献1に記載の端子付き電線は、例えば、より適正な導通性能の確保の点で更なる改善の余地がある。
【0005】
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであって、適正な導通性能を確保することができる端子付き電線を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、本発明に係る端子付き電線は、絶縁性を有する絶縁被覆部で導電性を有する導体部を被覆した電線と、相手部材と電気的に接続される電気接続部、前記絶縁被覆部の端末から露出する前記導体部に対して圧着される導体圧着部、及び、前記絶縁被覆部に対して圧着される被覆圧着部を含む圧着端子と、を備え、前記圧着端子は、母材によって前記電気接続部、前記導体圧着部、及び、前記被覆圧着部が一体で形成され、少なくとも前記導体圧着部の内面にメッキが施され、前記メッキは、前記導体部と当接する表面に凹凸部分が設けられた外層と、前記外層と前記母材との間に介在される内層と、を含み、前記外層の前記表面の算術平均高さSaは、0.5μm以上100μm以下であることを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明に係る端子付き電線は、導体圧着部が導体部に圧着され、被覆圧着部が絶縁被覆部に圧着されることで、圧着端子が電線の端末に圧着される。そして、端子付き電線は、圧着端子の電気接続部に相手部材が電気的に接続される。このような構成において、圧着端子は、母材によって電気接続部、導体圧着部、及び、被覆圧着部が一体で形成され、少なくとも導体圧着部の内面にメッキが施される。そして、メッキは、導体部と当接する表面に凹凸部分が設けられた外層と、外層と母材との間に介在される内層と、を含み、外層の表面の算術平均高さSaは、0.5μm以上100μm以下である。このため、圧着端子は、0.5μm以上100μm以下に設定された外層の表面の凹凸部分で電線側の導体部の表面に設けられうる酸化被膜を少なくとも部分的に破壊し易くすることができる。この結果、端子付き電線は、適正な導通性能を確保することができる、という効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、実施形態に係る端子付き電線の例示的な斜視図である。
図2は、実施形態に係る端子付き電線の例示的な分解斜視図である。
図3は、実施形態に係る端子付き電線の導体圧着部の例示的な断面図である。
図4は、実施形態に係る端子付き電線の導体圧着部及び導体部の例示的な断面図である。
図5は、実施形態に係る端子付き電線の評価結果を説明する例示的な表である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に、本発明に係る実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。また、下記実施形態における構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、あるいは実質的に同一のものが含まれる。
【0010】
[実施形態]
図1は、実施形態に係る端子付き電線100の斜視図であり、図2は、端子付き電線100の分解斜視図である。図1、図2に示される本実施形態に係る端子付き電線100は、車両に使用されるワイヤハーネス等に適用されるものである。ここで、ワイヤハーネスは、例えば、車両に搭載される各装置間の接続のために、電源供給や信号通信に用いられる複数の電線Wを束にして集合部品とし、コネクタ等で複数の電線Wを各装置に接続するようにしたものである。
(【0011】以降は省略されています)

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