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公開番号2024068482
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-20
出願番号2022178981
出願日2022-11-08
発明の名称コネクタ
出願人住友電装株式会社
代理人弁理士法人グランダム特許事務所
主分類H01R 13/639 20060101AFI20240513BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】高さ方向の大型化を回避しつつ、ロックアームへの不用意な解除操作を阻止することが可能なコネクタを提供する。
【解決手段】
ロックアーム13は、ハウジング本体12から突出する支点部31と、前後方向に延び、支点部31を中心として上下方向にシーソ状に傾動するアーム本体29と、を有している。アーム本体29は、支点部31に連なる中間部34と、中間部34よりも前側に位置して相手コネクタ90を係止するロック部35と、中間部34よりも後側に位置する操作部36と、を有している。ハウジング本体12は、嵌合過程で操作部36の変位方向とは反対側である上側から操作部36を覆う覆い壁27を有している。操作部36は、覆い壁27に対向する上面に、押圧面51,51A,51Bを有している。中間部34は、上面の上端に、頂面45を有している。操作部36の押圧面51,51A,51Bは、中間部34の頂面45よりも下側に配置されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
相手コネクタに嵌合可能なハウジング本体と、
前記ハウジング本体および前記相手コネクタを嵌合状態に保持する弾性変形可能なロックアームと、を備え、
前記ロックアームは、前記ハウジング本体から突出する支点部と、前記相手コネクタに対する前記ハウジング本体の嵌合方向に延び、前記支点部を中心として前記嵌合方向と交差する高さ方向にシーソ状に傾動するアーム本体と、を有し、
前記アーム本体は、前記支点部に連なる中間部と、前記中間部よりも前記嵌合方向の前側に位置して前記相手コネクタを係止するロック部と、前記中間部よりも前記嵌合方向の後側に位置する操作部と、を有し、
前記ハウジング本体は、前記ハウジング本体と前記相手コネクタとの嵌合過程における前記操作部の変位方向とは反対側である前記高さ方向の上側から前記操作部を覆う覆い壁を有し、
前記操作部は、前記覆い壁に対向する前記高さ方向の上面に、押圧面を有し、
前記中間部は、前記高さ方向の上面の上端に、頂面を有し、
前記操作部の前記押圧面は、前記中間部の前記頂面よりも前記高さ方向の下側に配置されている、コネクタ。
続きを表示(約 340 文字)【請求項2】
前記アーム本体の前記高さ方向の上面は、前記頂面から前記押圧面に向けて前記高さ方向の下側に傾斜する斜面を有している、請求項1に記載のコネクタ。
【請求項3】
前記中間部は、前記高さ方向の下面の下端に、中間端面を有し、
前記操作部は、前記高さ方向の下面に、前記中間端面よりも前記高さ方向の上側に配置される押圧下面を有している、請求項1に記載のコネクタ。
【請求項4】
前記覆い壁は、前記高さ方向の上側から前記ロックアームの全体を覆う、請求項1に記載のコネクタ。
【請求項5】
前記アーム本体の前記高さ方向の上面は、前記頂面から前記押圧面に向けて前記高さ方向の下側に傾斜している、請求項3に記載のコネクタ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、コネクタに関する。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1は開示されたコネクタは、互いに嵌合可能な雌雄のハウジングを備えている。雌ハウジングの上面にはロックアームが突出して設けられている。ロックアームは、弾性変形可能であって、前後方向の中間部に形成された支点部を中心としてシーソ状に傾動する。このロックアームは、支点部よりも前側にロック部を有し、支点部よりも後側に操作部を有している。ロック部は、雄ハウジングの係止部を係止し、雌雄のハウジングを嵌合状態に保持する。操作部は、上方から指で押し下げられることにより、ロック部と係止部との係止を解除する。ロックアームに対応するロック構造を有するコネクタは、特許文献2および特許文献3にも開示されている。特許文献2の場合、ロックアームの操作部の上方には、ゲート片および天井壁が配置されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2001-110523号公報
特開2008-235070号公報
特開平9-55260号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1の場合、操作部の上方が開放されているため、操作部が予期せず押し下げられる可能性があった。
【0005】
これに対し、特許文献2の場合、操作部の上方がゲート片等で覆われているため、操作部への不用意な押し下げ操作を阻止することができた。しかし、操作部の上方にゲート片等が配置されていると、コネクタが高さ方向に大型化するという別の問題があった。
【0006】
そこで、本開示は、コネクタの高さ方向の大型化を回避しつつ、ロックアームへの不用意な解除操作を阻止することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示のコネクタは、相手コネクタに嵌合可能なハウジング本体と、前記ハウジング本体および前記相手コネクタを嵌合状態に保持する弾性変形可能なロックアームと、を備え、前記ロックアームは、前記ハウジング本体から突出する支点部と、前記相手コネクタに対する前記ハウジング本体の嵌合方向に延び、前記支点部を中心として前記嵌合方向と交差する高さ方向にシーソ状に傾動するアーム本体と、を有し、前記アーム本体は、前記支点部に連なる中間部と、前記中間部よりも前記嵌合方向の前側に位置して前記相手コネクタを係止するロック部と、前記中間部よりも前記嵌合方向の後側に位置する操作部と、を有し、前記ハウジング本体は、前記ハウジング本体と前記相手コネクタとの嵌合過程における前記操作部の変位方向とは反対側である前記高さ方向の上側から前記操作部を覆う覆い壁を有し、前記操作部は、前記覆い壁に対向する前記高さ方向の上面に、押圧面を有し、前記中間部は、前記高さ方向の上面の上端に、頂面を有し、前記操作部の前記押圧面は、前記中間部の前記頂面よりも前記高さ方向の下側に配置されている、コネクタである。
【発明の効果】
【0008】
本開示によれば、高さ方向の大型化を回避しつつ、ロックアームへの不用意な解除操作を阻止することが可能なコネクタを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、実施形態1のコネクタの側断面図である。
図2は、実施形態1のハウジングを前方から見た斜視図である。
図3は、実施形態1のハウジングを後方から見た斜視図である。
図4は、実施形態1のハウジングの背面図である。
図5は、実施形態1のハウジングの覆い壁を切除してロックアームを上方から見た平面図である。
図6は、実施形態1において、操作部が押圧され、ロックアームとロック部との係止が解除された状態を拡大して示す側断面図である。
図7は、実施形態2のハウジングの覆い壁を切除してロックアームを後方から見た斜視図である。
図8は、実施形態2のハウジングのロックアームとその周辺を拡大して示す背面図である。
図9は、実施形態3のハウジングのロックアームとその周辺を拡大して示す側断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施態様を列記して説明する。
本開示のコネクタは、
(1)相手コネクタに嵌合可能なハウジング本体と、前記ハウジング本体および前記相手コネクタを嵌合状態に保持する弾性変形可能なロックアームと、を備え、前記ロックアームは、前記ハウジング本体から突出する支点部と、前記相手コネクタに対する前記ハウジング本体の嵌合方向に延び、前記支点部を中心として前記嵌合方向と交差する高さ方向にシーソ状に傾動するアーム本体と、を有し、前記アーム本体は、前記支点部に連なる中間部と、前記中間部よりも前記嵌合方向の前側に位置して前記相手コネクタを係止するロック部と、前記中間部よりも前記嵌合方向の後側に位置する操作部と、を有し、前記ハウジング本体は、前記ハウジング本体と前記相手コネクタとの嵌合過程における前記操作部の変位方向とは反対側である前記高さ方向の上側から前記操作部を覆う覆い壁を有し、前記操作部は、前記覆い壁に対向する前記高さ方向の上面に、押圧面を有し、前記中間部は、前記高さ方向の上面の上端に、頂面を有し、前記操作部の前記押圧面は、前記中間部の前記頂面よりも前記高さ方向の下側に配置されている、コネクタである。
(【0011】以降は省略されています)

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