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公開番号2024068418
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-20
出願番号2022178855
出願日2022-11-08
発明の名称印刷装置およびラベル先端検知装置
出願人ブラザー工業株式会社
代理人個人
主分類B65H 43/08 20060101AFI20240513BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】1枚目のラベルの先端が検知位置に到達したことを良好に検知できる、印刷装置およびラベル先端検知装置を提供する。
【解決手段】透過型センサ31は、投光素子32からの光を受光素子33で受け、その受光量に応じた電圧の検知信号を出力する。ラベル紙LPが搬送されて、台紙Pの先端が搬送路15を通過する投光素子32からの光に差し掛かると、投光素子32からの光が台紙Pの先端部で反射して拡散する。そのため、受光素子33による受光量が低下し、その低下量によっては、台紙Pの先端が透過型センサ31の検知位置に到達したことを1枚目のラベルLの先端が検知位置に到達したと誤検知される。そこで、ラベル紙LPの搬送路と受光素子33との間に、台紙Pの先端部における光の拡散を調整するためのスリット35が設けられている。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
複数のラベルが台紙に搬送方向に並べて設けられたラベル紙を、搬送路に沿って前記搬送方向に搬送する搬送部と、
前記ラベルに画像を印刷する印刷部と、
前記搬送路に臨んで配置され、光を出す投光部および光を受ける受光部を有し、前記受光部による受光量に応じた検知信号を出力する光電センサと、
前記台紙の先端部における光の拡散を調整する光学系と、を備える、印刷装置。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
請求項1に記載の印刷装置であって、
前記光学系は、光径を縮小させる絞りである、印刷装置。
【請求項3】
請求項1に記載の印刷装置であって、
前記光学系は、前記投光部からの光を拡散させる光拡散シートである、印刷装置。
【請求項4】
請求項1~3のいずれか一項に記載の印刷装置であって、
制御部、をさらに備え、
前記制御部は、
前記光電センサの検知信号から、前記光電センサの検知位置に前記ラベルの先端が到達したことを検知し、
前記検知位置への到達の検知に基づいて、前記印刷部による前記ラベルへの印刷を制御する、印刷装置。
【請求項5】
請求項4に記載の印刷装置であって、
前記制御部は、
1枚目の前記ラベルについては、前記ラベルの先端から一定距離と前記受光部が受ける光の径に応じたオフセット距離とを加えた距離を隔てた位置を印刷開始位置に決定し、
2枚目以降の前記ラベルについては、前記ラベルの先端から前記一定距離を隔てた位置を印刷開始位置に決定する、印刷装置。
【請求項6】
請求項4に記載の印刷装置であって、
前記制御部は、
前記ラベルの先端の到達を検知した時点で、その検知が有効であるか無効であるかを判定するための判定距離を設定し、
前記判定距離を設定した時点から前記搬送部によって前記媒体が前記判定距離を搬送される間に、前記ラベルの先端の到達を再検知した場合、先の検知を無効と判定して、後の再検知を有効と判定し、
前記判定距離を設定した時点から前記搬送部によって前記媒体が前記判定距離を搬送される間に、前記ラベルの先端の到達を再検知しなかった場合、前記判定距離を設定した時点における検知を有効と判定し、
有効と判定した検知に基づいて、前記印刷部による前記ラベルへの印刷を制御する、印刷装置。
【請求項7】
請求項6に記載の印刷装置であって、
前記ラベルは、前記搬送方向に一定のラベルピッチで設けられており、
前記制御部は、前記判定距離を前記ラベルピッチに設定する、印刷装置。
【請求項8】
請求項6に記載の印刷装置であって、
前記印刷部は、前記光電センサに対して前記搬送方向の下流側に配置されており、
前記制御部は、前記判定距離を前記光電センサによる検知位置と前記印刷部による印刷位置との間の検知-印刷位置距離以下に設定する、印刷装置。
【請求項9】
請求項6に記載の印刷装置であって、
前記ラベルは、前記搬送方向に一定のラベルピッチで設定されており、
前記印刷部は、前記光電センサに対して前記搬送方向の下流側に配置されており、
前記制御部は、前記ラベルピッチが前記光電センサによる検知位置と前記印刷部による印刷位置との間の検知-印刷位置間距離未満である場合、前記判定距離を前記ラベルピッチに設定する、印刷装置。
【請求項10】
請求項9に記載の印刷装置であって、
前記制御部は、前記ラベルピッチが前記検知-印刷位置間距離よりも大きい場合、前記判定距離を前記検知-印刷位置間距離に設定する、印刷装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、印刷装置およびラベル先端検知装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来、ロール状に巻回された長尺のラベル紙を送り出しつつ、ラベル紙の台紙上にその長手方向に並んで設けられたラベルに順次に画像を印刷するプリンタが知られている。
【0003】
この種のプリンタの一例では、各ラベルの先端の位置を検知する光電センサが備えられている。各ラベルにおける印刷開始位置を決定するため、光電センサの検知位置におけるラベルの有無により、光電センサの出力信号が変化するので、光電センサの出力信号から各ラベルの先端が検知位置に到達したことを検知できる。そして、各ラベルの先端を基準に、各ラベルの印刷開始位置を決定することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平11-240204号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところが、台紙の先端が光電センサの検知位置に対してラベル紙の搬送方向の上流に位置する状態からラベル紙の搬送が開始される場合に、1枚目(先頭)のラベルの先端が光電センサの検知位置に実際に到達する前に、その先端の検知位置への到達が検知されることがある。
【0006】
本発明の目的は、1枚目のラベルの先端が検知位置に到達したことを良好に検知できる、印刷装置およびラベル先端検知装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前記の目的を達成するため、本発明の一の局面に係る印刷装置は、複数のラベルが台紙に搬送方向に並べて貼られたラベル紙を、搬送路に沿って搬送方向に搬送する搬送部と、ラベルに画像を印刷する印刷部と、搬送路に臨んで配置され、光を出す投光部および光を受ける受光部を有し、受光部による受光量に応じた検知信号を出力する光電センサと、台紙の先端部における光の拡散を調整する光学系とを備える。
【0008】
この構成によれば、ラベル紙の台紙には、複数のラベルが並べて貼られている。ラベル紙は、搬送路に沿って、ラベルの並び方向である搬送方向に搬送される。ラベルの先端を検知するための光電センサが搬送路に臨んで配置されている。光電センサは、投光部からの光を受光部で受け、その受光量に応じたレベルの電気信号を出力する。
【0009】
台紙の先端が投光部からの光路に対して搬送方向の上流に位置する状態からラベル紙の搬送が開始されて、台紙の先端が光路に差し掛かると、投光部からの光が台紙の先端部で反射して拡散する。そのため、受光部による受光量が低下し、その低下量またはラベルの先端が到達したことを検知するために設定される閾値によっては、1枚目(先頭)のラベルの先端が光電センサの検知位置に実際に到達する前に、1枚目のラベルの先端が検知位置に到達したと検知される。
【0010】
そこで、台紙の先端部における光の拡散を調整する光学系が設けられている。これにより、1枚目のラベルの先端が光電センサの検知位置に実際に到達するタイミングに対する1枚目のラベルの先端が検知位置に到達したと検知されるタイミングのずれを抑制でき、1枚目のラベルの先端が検知位置に到達したことを良好に検知することができる。その結果、1枚目のラベルの先端が検知位置に到達したことの検知に基づいて、1枚目のラベルへの印刷の開始が制御されることにより、1枚目のラベルに対する画像の印刷位置がずれることを抑制できる。
(【0011】以降は省略されています)

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