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公開番号2024067899
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-17
出願番号2022178307
出願日2022-11-07
発明の名称電極の製造方法
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類H01M 50/536 20210101AFI20240510BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】本開示は、集電箔の破損を抑制できる電極の製造方法を提供することを主目的とする。
【解決手段】本開示においては、電極の製造方法であって、第1金属箔と、第2金属箔と、上記第1金属箔および上記第2金属箔の間に配置された接着剤層と、を有する集電箔を準備する、準備工程と、上記集電箔の端部に端子を配置して、電極前駆体を得る、配置工程と、上記電極前駆体を厚さ方向において平面視した場合、上記集電箔および上記端子が重複する部分にレーザーを照射することで上記集電箔に上記端子を接合する、レーザー照射工程と、を有し、上記配置工程において、上記端子の一端が上記集電箔上に配置され、かつ、他端が上記集電箔の端部から突出するように、上記端子を配置し、上記レーザー照射工程において、上記端子と対向する上記集電箔の面とは反対側の上記集電箔の面に、冷却された金属部材を配置して上記接着剤層を冷却する、電極の製造方法を提供することにより上記課題を解決する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
電極の製造方法であって、
第1金属箔と、第2金属箔と、前記第1金属箔および前記第2金属箔の間に配置された接着剤層と、を有する集電箔を準備する、準備工程と、
前記集電箔に端子を配置して、電極前駆体を得る、配置工程と、
前記電極前駆体を厚さ方向において平面視した場合、前記集電箔および前記端子が重複する部分にレーザーを照射することで前記集電箔に前記端子を接合する、レーザー照射工程と、を有し、
前記配置工程において、
前記端子の一端が前記集電箔上に配置され、かつ、他端が前記集電箔の端部から突出するように、前記端子を配置し、
前記レーザー照射工程において、
前記端子と対向する前記集電箔の面とは反対側の前記集電箔の面に、冷却された金属部材を配置して前記接着剤層を冷却する、電極の製造方法。
続きを表示(約 330 文字)【請求項2】
前記金属部材が、SUS製の部材である、請求項1に記載の電極の製造方法。
【請求項3】
前記レーザー照射工程において、冷却装置により前記金属部材を冷却する、請求項1に記載の電極の製造方法。
【請求項4】
前記第1金属箔の融点をM1とし、前記第2金属箔の融点をM2とし、前記接着剤層の融点をM3とし、前記端子の融点をM4とした場合、M4>M1>M2>M3の関係を満たす、請求項1に記載の電極の製造方法。
【請求項5】
前記電極前駆体を前記厚さ方向において平面視した場合に、前記電極前駆体は、前記端子より中央側に、活物質層を有する、請求項1から請求項4までのいずれかの請求項に記載の電極の製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、電極の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
電極の製造方法においては、集電箔と、外部接続用の端子(集電端子)とを接続・固定することが知られている。例えば特許文献1においては、電極露出部(集電箔)と内部集電端子とを、レーザーを用いて溶接接合する方法が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-134910号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
電極の集電箔として、複数の金属箔を、接着剤層を介して積層した集電箔(合わせ箔)を用いる場合がある。このような合わせ箔である集電箔と、端子(例えば、電圧検出用端子)とをレーザー照射により接合(レーザー接合)する際に、合わせ箔における接着剤の熱分解温度が金属箔および端子の融点よりも低い場合、集電箔および端子の接合(溶接)よりも前に接着剤が熱分解し、集電箔が破損する恐れがある。
【0005】
本開示は、上記実情に鑑みてなされたものであり、集電箔の破損を抑制できる電極の製造方法を提供することを主目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
[1]
電極の製造方法であって、第1金属箔と、第2金属箔と、上記第1金属箔および上記第2金属箔の間に配置された接着剤層と、を有する集電箔を準備する、準備工程と、上記集電箔に端子を配置して、電極前駆体を得る、配置工程と、上記電極前駆体を厚さ方向において平面視した場合、上記集電箔および上記端子が重複する部分にレーザーを照射することで上記集電箔に上記端子を接合する、レーザー照射工程と、を有し、上記配置工程において、上記端子の一端が上記集電箔上に配置され、かつ、他端が上記集電箔の端部から突出するように、上記端子を配置し、上記レーザー照射工程において、上記端子と対向する上記集電箔の面とは反対側の上記集電箔の面に、冷却された金属部材を配置して上記接着剤層を冷却する、電極の製造方法。
【0007】
[2]
上記金属部材が、SUS製の部材である[1]に記載の電極の製造方法。
【0008】
[3]
上記レーザー照射工程において、冷却装置により上記金属部材を冷却する、[1]または[2]に記載の電極の製造方法。
【0009】
[4]
上記第1金属箔の融点をM1とし、上記第2金属箔の融点をM2とし、上記接着剤層の融点をM3とし、上記端子の融点をM4とした場合、M4>M1>M2>M3の関係を満たす、[1]から[3]までのいずれかに記載の電極の製造方法。
【0010】
[5]
上記電極前駆体を上記厚さ方向において平面視した場合に、上記電極前駆体は、上記端子より中央側に、活物質層を有する、[1]から[4]までのいずれかに記載の電極の製造方法。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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