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公開番号
2024067730
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-05-17
出願番号
2022178035
出願日
2022-11-07
発明の名称
培養容器、微生物培養システム、及び核酸分析システム
出願人
横河電機株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
C12M
1/00 20060101AFI20240510BHJP(生化学;ビール;酒精;ぶどう酒;酢;微生物学;酵素学;突然変異または遺伝子工学)
要約
【課題】液体が零れ難く、操作が容易で、シート状の対象物が容器本体内で液中に沈んでいることを保証できる培養容器、及びその培養容器を用いた微生物培養システム、及び核酸分析システムの提供を目的とする。
【解決手段】培養容器10は、スリット状に開口する開口部11aを有し、開口部11aからシート状の対象物(メンブレンフィルター100)を縦に収容する容器本体11を備える。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
スリット状に開口する開口部を有し、前記開口部からシート状の対象物を縦に収容する容器本体を備える、
培養容器。
続きを表示(約 670 文字)
【請求項2】
前記容器本体は、前記開口部の短手方向に隣接する一対の側壁部を備え、
前記一対の側壁部の下部は、円弧状に湾曲している、
請求項1に記載の培養容器。
【請求項3】
前記一対の側壁部の上部は、前記円弧状に連続する矩形状に形成されると共に、前記下部の上下方向の寸法よりも上下方向に長く形成されている、
請求項2に記載の培養容器。
【請求項4】
前記一対の側壁部の対向面の間隔が、前記容器本体の底部から前記開口部に向かうに従って広がっている、
請求項2に記載の培養容器。
【請求項5】
前記開口部の少なくとも一部に、傾斜を有する注ぎ口が形成されている、
請求項1に記載の培養容器。
【請求項6】
前記開口部の少なくとも一部を覆う蓋部を有する、
請求項1に記載の培養容器。
【請求項7】
前記蓋部が、通気性を有する、
請求項6に記載の培養容器。
【請求項8】
前記蓋部と前記容器本体との隙間を封止する封止部を有する、
請求項6に記載の培養容器。
【請求項9】
前記蓋部が、フィルムであり、
前記封止部が、前記フィルムを着脱可能な粘着剤である、
請求項8に記載の培養容器。
【請求項10】
前記容器本体が、連結部を介して複数連結されている、
請求項1に記載の培養容器。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、培養容器、微生物培養システム、及び核酸分析システムに関する。
続きを表示(約 1,100 文字)
【背景技術】
【0002】
下記特許文献1には、伝統的なシャーレに代わる簡便な培養容器が開示されている。
この培養容器は、いずれも樹脂シート製の本体と蓋を備え、前記本体には培地が充填される凹部を形成し、前記蓋には前記本体の凹部に嵌合する凸部を形成するとともに、前記凸部の表面には試料採取用の粘着層を形成し、前記凹部に前記凸部を嵌合したとき、前記粘着層が前記培地に接触し、前記本体と蓋が、ヒンジ部により連結された形で同一の樹脂シートから製造されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第5103925号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記容器本体は、対象物を横置き(平置き)に収容するものであるため、培地が液体である場合、容器本体から零れやすく、操作し難いという問題があった。また、対象物がシート状であると、その少なくとも一部が、培地の液面に浮くことがあり、対象物に付着した微生物を培養できなくなる虞があった。
【0005】
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、液体が零れ難く、操作が容易で、シート状の対象物が容器本体内で液中に沈んでいることを保証できる培養容器、及びその培養容器を用いた微生物培養システム、及び核酸分析システムの提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本発明の第1の態様による培養容器は、スリット状に開口する開口部を有し、前記開口部からシート状の対象物を縦に収容する容器本体を備える。
【0007】
本発明の第2の態様による培養容器は、本発明の第1の態様による培養容器において、前記容器本体は、前記開口部の短手方向に隣接する一対の側壁部を備え、前記一対の側壁部の下部は、円弧状に湾曲している。
【0008】
本発明の第3の態様による培養容器は、本発明の第2の態様による培養容器において、前記一対の側壁部の上部は、前記円弧状に連続する矩形状に形成されると共に、前記下部の上下方向の寸法よりも上下方向に長く形成されている。
【0009】
本発明の第4の態様による培養容器は、本発明の第2又は第3の態様による培養容器において、前記一対の側壁部の対向面の間隔が、前記容器本体の底部から前記開口部に向かうに従って広がっている。
【0010】
本発明の第5の態様による培養容器は、本発明の第1の態様から第4の態様のいずれかによる培養容器において、前記開口部の少なくとも一部に、傾斜を有する注ぎ口が形成されている。
(【0011】以降は省略されています)
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