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公開番号2024067262
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-17
出願番号2022177191
出願日2022-11-04
発明の名称情報処理システム、情報処理方法、プログラム
出願人日本電気株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類G06T 7/00 20170101AFI20240510BHJP(計算;計数)
要約【課題】複数のシステムに対する推定の安定性及び精度の向上を図ることができないこと。
【解決手段】本開示の情報処理システム100は、複数のシステムの状態を推定する複数のパーティクルフィルタを構成する情報処理システムであって、各システムの状態に基づいて、各システムの状態のリスクを判定する判定手段121とリスクに基づいて各システムに分配するパーティクル数を算出すると共に、少なくとも予め設定された最低数のパーティクルを全てのシステムに分配するようパーティクル数を算出する算出手段122と、を備える。
【選択図】図7

特許請求の範囲【請求項1】
複数のシステムの状態を推定する複数のパーティクルフィルタを構成する情報処理システムであって、
各前記システムの状態に基づいて、各前記システムの状態のリスクを判定する判定手段と、
前記リスクに基づいて各前記システムに分配するパーティクル数を算出すると共に、少なくとも予め設定された最低数のパーティクルを全ての前記システムに分配するようパーティクル数を算出する算出手段と、
を備えた情報処理システム。
続きを表示(約 1,500 文字)【請求項2】
請求項1に記載の情報処理システムであって、
前記算出手段は、前記リスクが高い前記システムに、前記リスクが低い前記システムよりも多い数の前記パーティクルが分配されるようパーティクル数を算出する、
情報処理システム。
【請求項3】
請求項2に記載の情報処理システムであって、
前記判定手段は、前記リスクの有無を判定し、
前記算出手段は、前記リスクが無い前記システムよりも前記リスクが有る前記システムに多い数の前記パーティクルが分配されるようパーティクル数を算出する、
情報処理システム。
【請求項4】
請求項3に記載の情報処理システムであって、
前記算出手段は、前記リスクが無い前記システムに少なくとも前記最低数の前記パーティクルが分配され、前記リスクが有る前記システムに前記最低数よりも多い数の前記パーティクルが分配されるようパーティクル数を算出する、
情報処理システム。
【請求項5】
請求項4に記載の情報処理システムであって、
前記最低数と、前記最低数よりも多い数の最高数と、分配可能な前記パーティクルの総数と、が設定されており、
前記算出手段は、全ての前記システムに分配される前記パーティクルの合計数が前記総数を超えないよう、前記リスクが無い前記システムに前記最高数よりも少なく前記最低数以上の前記パーティクルが分配され、前記リスクが有る前記システムに前記最低数よりも多く前記最高数以下の前記パーティクルが分配されるようパーティクル数を算出する、
情報処理システム。
【請求項6】
請求項5に記載の情報処理システムであって、
前記最低数と前記最高数とは、それぞれ前記システムに応じて異なる値が設定されている、
情報処理システム。
【請求項7】
複数のシステムの状態を推定する複数のパーティクルフィルタを構成する情報処理方法であって、
各前記システムの状態に基づいて、各前記システムの状態のリスクを判定し、
前記リスクに基づいて各前記システムに分配するパーティクル数を算出すると共に、少なくとも予め設定された最低数のパーティクルを全ての前記システムに分配するようパーティクル数を算出する、
情報処理方法。
【請求項8】
請求項7に記載の情報処理方法であって、
前記リスクが高い前記システムに、前記リスクが低い前記システムよりも多い数の前記パーティクルが分配されるようパーティクル数を算出する、
情報処理方法。
【請求項9】
請求項8に記載の情報処理方法であって、
前記リスクの有無を判定し、
前記リスクが無い前記システムよりも前記リスクが有る前記システムに多い数の前記パーティクルが分配されるようパーティクル数を算出する、
情報処理方法。
【請求項10】
複数のシステムの状態を推定する複数のパーティクルフィルタを構成する処理をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
各前記システムの状態に基づいて、各前記システムの状態のリスクを判定し、
前記リスクに基づいて各前記システムに分配するパーティクル数を算出すると共に、少なくとも予め設定された最低数のパーティクルを全ての前記システムに分配するようパーティクル数を算出する、
処理をコンピュータに実行させるためのプログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、情報処理システム、情報処理方法、プログラムに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
デジタルツインのような大規模システムには、多数の独立したシステムが含まれており、これら多システムの状態をリアルタイムで並列にシミュレーションしたいという要求がある。そして、多システムの状態を推定することに、パーティクルフィルタを用いることが行われている。例えば、特許文献1では、撮影画像内の人物を追跡する際に、各人物の複数のパーツを、パーティクルフィルタを用いて追跡している。
【0003】
具体的に、特許文献1では、人物の各パーツに対してパーティクル群を振り分け、各パーティクルの推定位置及び尤度に基づいて、人物の各パーツの位置を推定している。そして、特許文献1では、パーツの追跡信頼度に応じて、パーティクルの数を設定して振り分けてることを行っている。特に、特許文献1では、追跡困難なパーツへの割当を減らし、追跡見込みの高いパーツへの割当を増加するよう設定している。なお、パーティクルフィルタの技術については、特許文献2に記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2016-170603号公報
特開2011-197964号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上述した特許文献1に記載の技術では、追跡困難なパーツへのパーティクルの割当を減らしているため、全てのパーツに対する推定が困難となるおそれがある。このため、複数のシステムを含むような大規模システムに対して特許文献1に記載の技術を適用したとしても、複数のシステムに対する推定の安定性及び精度の向上を図ることができない、という問題が生じる。
【0006】
このため、本開示の目的は、上述した課題である、複数のシステムに対する推定の安定性及び精度の向上を図ることができない、ことを解決することができる情報処理システムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の一形態である情報処理システムは、
複数のシステムの状態を推定する複数のパーティクルフィルタを構成する情報処理システムであって、
各前記システムの状態に基づいて、各前記システムの状態のリスクを判定する判定手段と、
前記リスクに基づいて各前記システムに分配するパーティクル数を算出すると共に、少なくとも予め設定された最低数のパーティクルを全ての前記システムに分配するようパーティクル数を算出する算出手段と、
を備えた、
という構成をとる。
【0008】
また、本開示の一形態である情報処理方法は、
複数のシステムの状態を推定する複数のパーティクルフィルタを構成する情報処理方法であって、
各前記システムの状態に基づいて、各前記システムの状態のリスクを判定し、
前記リスクに基づいて各前記システムに分配するパーティクル数を算出すると共に、少なくとも予め設定された最低数のパーティクルを全ての前記システムに分配するようパーティクル数を算出する、
という構成をとる。
【0009】
また、本開示の一形態であるプログラムは、
複数のシステムの状態を推定する複数のパーティクルフィルタを構成する処理をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
各前記システムの状態に基づいて、各前記システムの状態のリスクを判定し、
前記リスクに基づいて各前記システムに分配するパーティクル数を算出すると共に、少なくとも予め設定された最低数のパーティクルを全ての前記システムに分配するようパーティクル数を算出する、
処理をコンピュータに実行させるためのプログラム。
【発明の効果】
【0010】
本開示は、以上のように構成されることにより、複数のシステムに対する推定の安定性及び精度の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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