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公開番号2024066236
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-15
出願番号2022175688
出願日2022-11-01
発明の名称新規酸化ヨウ素組成物
出願人国立大学法人 岡山大学,マナック株式会社
代理人弁理士法人 津国
主分類C01B 11/22 20060101AFI20240508BHJP(無機化学)
要約【課題】安価な原料から産業的に有効利用できるヨウ素源を見出し、提供すること。
【解決手段】
式(1)及び(2):
I-O …(1)及びI=O …(2)
からなる群より選択される結合を2個以上持つ化合物を含む酸化ヨウ素組成物であって、脱水後の示差走査熱量分析による吸熱ピークが500℃以上600℃未満である組成物を提供する。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
式(1):
TIFF
2024066236000011.tif
9
161
及び
式(2):
TIFF
2024066236000012.tif
9
161
からなる群より選択される結合を2個以上持つ化合物を含む酸化ヨウ素組成物であって、脱水後の示差走査熱量分析による吸熱ピークが500℃以上600℃未満である組成物。
続きを表示(約 360 文字)【請求項2】
次亜塩素酸ナトリウム・五水和物とアルカリ金属ヨウ化物とを反応させる工程を含む、請求項1に記載の酸化ヨウ素組成物の製造方法。
【請求項3】
次亜塩素酸ナトリウム・五水和物とアルカリ金属ヨウ化物とを反応させて得られる
式(1):
TIFF
2024066236000013.tif
9
161
及び
式(2):
TIFF
2024066236000014.tif
9
161
からなる群より選択される結合を2個以上持つ化合物を含む、酸化ヨウ素組成物。
【請求項4】
アルカリ金属ヨウ化物が、ヨウ化ナトリウム又はヨウ化カリウムである、請求項2又は3に記載の酸化ヨウ素組成物。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、次亜塩素酸ナトリウム五水和物とアルカリ金属ヨウ化物によって調製された酸化ヨウ素組成物に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【0002】
酸化ヨウ素化合物は、ヨウ素の酸化物に対する総称であり、一般的に五酸化二ヨウ素(V)、四酸化二ヨウ素(III、V)、九酸化四ヨウ素(III、V)などが主なものとして挙げられる。また、一酸化ヨウ素、一酸化二ヨウ素、三酸化二ヨウ素、四酸化ヨウ素、七酸化二ヨウ素は、いずれも存在が確実ではないとされており、スペクトル研究や分解の過程から推測されている構造又は付加化合物としてのみ知られている化合物である。代表的なヨウ素の酸化物である五酸化二ヨウ素は、試薬として販売されており、例えば、ヨウ素を二酸化塩素、硝酸又は五酸化二窒素で酸化することで調製される合成法が知られている。
【0003】
また、酸化ヨウ素化合物は、I-O結合及びI=O結合を有する化合物であり、例えば、五酸化二ヨウ素の水和物であるヨウ素酸、七酸化二ヨウ素の水和物である過ヨウ素酸又はその塩なども含まれる。
【0004】
酸化ヨウ素化合物は、酸化剤として産業的に広く利用されている。例えば、五酸化二ヨウ素は、一酸化炭素を定量的に酸化する反応性を有しており、一酸化炭素の酸化、一酸化炭素の検出及び定量に用いられている(例えば、特許文献1参照)。ヨウ素酸は、ヨウ素と組み合わせることにより、強いヨウ素化能力を示す反応系となることが知られている。例えば、5′-ブロモ-2′-ヒドロキシプロピオフェノンをエタノール、水溶媒下でヨウ素、ヨウ素酸と反応させて、5′-ブロモ-2′-ヒドロキシ-3′-ヨードプロピオフェノンを収率82%で調製する方法が知られている(例えば、非特許文献1参照)。
【0005】
ヨウ素化反応としては、前述したヨウ素源と酸化剤にさらに酸触媒を添加する方法などがある。しかし、反応基質の物性によっては、ヨウ素源と酸化剤を適宜選択する必要がしばしば発生する。例えば、ハロゲン化N-アリールピラゾールの製造方法では、ピラゾールのヨウ素化反応に際して、ヨウ素源及び無機ヨウ素塩の選択が、必要とする反応温度、反応時間、及び収率に大きな変動を及ぼし、製法が工業的用途として不適当である旨が課題であると報告されている。この課題は、N-ヨードスクシンイミド(NIS)や1,3-ジヨード-5,5-ジメチルヒダントイン(DIDMH)といった反応性の異なるヨウ素化試薬の使用により解決されており、工業的に多様なヨウ素化試薬又はヨウ素源が求められていると言える(例えば、特許文献2参照)。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0006】
Tetrahedron Letters, Volume 46, Issue 42, Pages 7179-7181
【特許文献】
【0007】
特開2008-003050号公報
特表2021-524459号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明の目的は、安価な原料から産業的に有効利用できるヨウ素源を見出し、提供することである。本発明者らは、安価な原料として次亜塩素酸ナトリウム成分に着目し、アルカリ金属ヨウ化物と反応させることで産業的に利用可能な新規ヨウ素化剤又はヨウ素源の開発に取り組んだ。しかし、一般的に次亜塩素酸ナトリウム成分から派生するハロゲン化試薬又はハロゲン源は不安定であることが知られている。そのため、安定的に取り扱うことができることも課題として挙げられた。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明者らは、鋭意研究した結果、保存安定性が高く、求電子置換反応に利用できる新規なヨウ素源となる酸化ヨウ素組成物を見出し、本発明に至った。
すなわち、本発明は、以下の通りである。
<1>
式(1):
TIFF
2024066236000001.tif
9
161
及び
式(2):
TIFF
2024066236000002.tif
9
161
からなる群より選択される結合を2個以上持つ化合物を含む酸化ヨウ素組成物であって、脱水後の示差走査熱量分析による吸熱ピークが500℃以上600℃未満である組成物。
<2>
上記酸化ヨウ素組成物の製造方法であって、次亜塩素酸ナトリウム・五水和物とアルカリ金属ヨウ化物とを反応させる工程を含む、酸化ヨウ素組成物の製造方法。
<3>
次亜塩素酸ナトリウム・五水和物とアルカリ金属ヨウ化物とを反応させて得られる
式(1):
TIFF
2024066236000003.tif
9
161
及び
式(2):
TIFF
2024066236000004.tif
9
161
からなる群より選択される結合を2個以上持つ化合物を含む、酸化ヨウ素組成物。
【発明の効果】
【0010】
本発明の酸化ヨウ素組成物は保存安定性が高く、求電子置換反応に用いることのできる新規なヨウ素源として利用が可能である。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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