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公開番号2024066039
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-15
出願番号2022175254
出願日2022-11-01
発明の名称鞍乗型車両
出願人ヤマハ発動機株式会社
代理人個人,個人
主分類B62K 25/00 20060101AFI20240508BHJP(鉄道以外の路面車両)
要約【課題】クルーズコントロール中の乗り心地を向上させること。
【解決手段】自動二輪車1の制御装置60は、クルーズコントロールを実行する走行制御部61とサスペンション制御部63とを有している。サスペンション制御部63は、クルーズコントロールが開始されると、フロントフォーク20の減衰力および/またはリアサスペンション30の減衰力を減少させ、クルーズコントロールが終了すると、減少させたフロントフォーク20の減衰力および/またはリアサスペンション30の減衰力を増加させる制御を実行する。
【選択図】図5


特許請求の範囲【請求項1】
車体フレームと、
前記車体フレームに支持された前輪と、
前記車体フレームに支持された後輪と、
前記車体フレームと前記前輪とに接続された電子制御式のフロントサスペンションと、
前記車体フレームと前記後輪とに接続された電子制御式のリアサスペンションと、
前記車体フレームに支持された車速センサと、
前記車体フレームに支持され、先行車との間の車間距離を検出する先行車検出装置と、
前記フロントサスペンション、前記リアサスペンション、前記車速センサ、および前記先行車検出装置に接続された制御装置と、を備え、
前記制御装置は、
前記車速センサにより検出される車速が設定速度となるように走行する制御、または、前記車速センサにより検出される車速が設定速度以下、かつ、前記先行車検出装置により検出される車間距離が設定距離となるように前記先行車に追従する制御、からなるクルーズコントロールを実行する走行制御部と、
前記クルーズコントロールが開始されると、前記フロントサスペンションの減衰力および/または前記リアサスペンションの減衰力を減少させ、前記クルーズコントロールが終了すると、減少させた前記フロントサスペンションの減衰力および/または前記リアサスペンションの減衰力を増加させる制御を実行するサスペンション制御部と、を有している、鞍乗型車両。
続きを表示(約 240 文字)【請求項2】
前記車体フレームに支持され、乗員により操作されるアクセル操作子を備え、
前記制御装置は、前記走行制御部が前記クルーズコントロールを実行しているときに前記アクセル操作子の操作が開始されると、前記走行制御部のクルーズコントロールおよび前記サスペンション制御部の前記制御を中止させ、前記アクセル操作子の操作が終了すると、前記走行制御部のクルーズコントロールおよび前記サスペンション制御部の前記制御を再開させる一時中止部を有している、請求項1に記載の鞍乗型車両。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、先行車との車間距離を検出する検出装置および電子制御式のサスペンションを備えた鞍乗型車両に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、フロントフォークおよびリアサスペンション等のサスペンションとして、電子制御によって減衰力の調整が可能な電子制御式のサスペンションを備えた鞍乗型車両が知られている。また、車両前方を検出するレーダ装置を備えた鞍乗型車両が知られている。例えば特許第6842568号公報に、電子制御式のサスペンションおよびレーダ装置を備えた鞍乗型車両が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第6842568号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
高速道路などにおいて、設定された一定の速度で走行するような制御を行う鞍乗型車両が知られている。また、先行車の速度が設定速度以下の場合に、所定の車間距離を保ちながら先行車に追従するような制御を行う鞍乗型車両が知られている。以下、このような制御のことをクルーズコントロールと言う。このようなクルーズコントロールを実行している間は、鞍乗型車両は、車体の姿勢変化が少ない安定した走行を行っている。安定した走行を行っているときにサスペンションの減衰力が大きいと、路面からの振動が乗員に伝わりやすいため、乗り心地が低下する。
【0005】
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、その目的は、クルーズコントロールを行う鞍乗型車両において、クルーズコントロール中の乗り心地を向上させることである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
ここに開示される鞍乗型車両は、車体フレームと、前記車体フレームに支持された前輪と、前記車体フレームに支持された後輪と、前記車体フレームと前記前輪とに接続された電子制御式のフロントサスペンションと、前記車体フレームと前記後輪とに接続された電子制御式のリアサスペンションと、前記車体フレームに支持された車速センサと、前記車体フレームに支持され、先行車との間の車間距離を検出する先行車検出装置と、前記フロントサスペンション、前記リアサスペンション、前記車速センサ、および前記先行車検出装置に接続された制御装置と、を備える。前記制御装置は、走行制御部とサスペンション制御部とを有する。前記走行制御部は、前記車速センサにより検出される車速が設定速度となるように走行する制御、または、前記車速センサにより検出される車速が設定速度以下、かつ、前記先行車検出装置により検出される車間距離が設定距離となるように前記先行車に追従する制御、からなるクルーズコントロールを実行する。前記サスペンション制御部は、前記クルーズコントロールが開始されると、前記フロントサスペンションの減衰力および/または前記リアサスペンションの減衰力を減少させ、前記クルーズコントロールが終了すると、減少させた前記フロントサスペンションの減衰力および/または前記リアサスペンションの減衰力を増加させる制御を実行する。
【0007】
上記鞍乗型車両によれば、クルーズコントロールが開始されると、フロントサスペンションおよび/またはリアサスペンションの減衰力が減少するので、クルーズコントロールの実行中は、路面からの振動が乗員に伝わりにくい。そのため、クルーズコントロール中の乗り心地を向上させることができる。クルーズコントロールが終了すると、減少させたフロントサスペンションおよび/またはリアサスペンションの減衰力が増加するので、急制動時やコーナリング時等において、車両の挙動が安定する。
【0008】
前記鞍乗型車両は、前記車体フレームに支持され、乗員により操作されるアクセル操作子を備えていてもよい。前記制御装置は、前記走行制御部が前記クルーズコントロールを実行しているときに前記アクセル操作子の操作が開始されると、前記走行制御部のクルーズコントロールおよび前記サスペンション制御部の前記制御を中止させ、前記アクセル操作子の操作が終了すると、前記走行制御部のクルーズコントロールおよび前記サスペンション制御部の前記制御を再開させる一時中止部を有していてもよい。
【0009】
このことにより、クルーズコントロール中に乗員がアクセル操作子を操作すると、クルーズコントロールは一時的に中止され、鞍乗型車両は加速する。この際、フロントフォークおよび/またはリアサスペンションの減衰力が減少したままでは、加速に伴うピッチングが発生するおそれがある。しかし、乗員がアクセル操作子を操作すると、サスペンション制御部による減衰力を減少させる制御も一時的に中止されるので、フロントフォークおよび/またはリアサスペンションの減衰力は、上記制御前の減衰力に復帰する。したがって、乗員が自らの意思によって鞍乗型車両を加速させたときに、ピッチングを抑制することができる。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、クルーズコントロールを行う鞍乗型車両において、クルーズコントロール中の乗り心地を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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