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公開番号2024063494
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-13
出願番号2022171498
出願日2022-10-26
発明の名称袋用クリップ
出願人三甲株式会社
代理人弁理士法人ネクスト
主分類B65D 83/08 20060101AFI20240502BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】包装袋に容易に着脱でき、包装袋を取り換えて繰り返し使用しても密閉性を確保することが可能となる袋用クリップを提供する。
【解決手段】袋用クリップ100は、ウェットティッシュ220が収容された包装袋200に取り付けられ、包装袋200の開口部に挿入される筒状体130と、筒状体130の上端部132bを閉鎖可能な蓋体140と、包装袋200の開口部210に挿入された筒状体130を包装袋200の外側から挟持して保持可能な第1クリップ体110及び第2クリップ体120と、を備え、筒状体130は、ウェットティッシュ220の先端220aを突出させた状態で保持可能な保持部134を有する。
【選択図】 図6
特許請求の範囲【請求項1】
衛生用薄紙が収容された包装袋に取り付けられる袋用クリップであって、
前記包装袋の開口部に挿入される筒状体と、
前記筒状体の上端部を閉鎖可能な蓋体と、
前記包装袋の前記開口部に挿入された前記筒状体を前記包装袋の外側から挟持して保持可能な一対のクリップ体と、
を備え、
前記筒状体は、前記衛生用薄紙の先端を突出させた状態で保持可能な保持部を有する、ことを特徴とする袋用クリップ。
続きを表示(約 800 文字)【請求項2】
前記筒状体は、周方向外側に向かって突出する突条を有し、
前記突条は、その端部側から下方に突出し、前記一対のクリップ体を開閉可能に連結する軸部を有し、
前記一対のクリップ体が前記突条の前記軸部に連結された場合、前記突条の裏面と前記一対のクリップ体の表面との間に空間が形成される、
ことを特徴とする請求項1に記載の袋用クリップ。
【請求項3】
前記突条は、前記筒状体の前記上端部より下方位置から突出し、前記蓋体を回動可能に支持する回動支持部を有する、
ことを特徴とする請求項2に記載の袋用クリップ。
【請求項4】
前記突条は、前記回動支持部より外側に延出する延出部を有し、
前記延出部は、前記蓋体が開放状態であるときに、開放状態の前記蓋体を当接して支持する、
ことを特徴とする請求項3に記載の袋用クリップ。
【請求項5】
前記筒状体は、
水平方向において前記一対のクリップ体が位置する範囲に形成された筒状体下部と、
前記筒状体下部の上方に連結して形成され、前記保持部から引き出された前記衛生用薄紙を収容可能な収納部を含む筒状体上部と、
を有し、
前記筒状体上部の水平断面は、前記筒状体下部の水平断面より小さく形成され、
前記筒状体上部の下端部は、前記筒状体下部の上端部より下方に位置するように形成される、
ことを特徴とする請求項1~4のいずれか1項に記載の袋用クリップ。
【請求項6】
前記筒状体は、周方向外側に向かって突出する突条を有し、
前記突条は、前記筒状体上部に設けられ、かつ前記筒状体下部の外周面における上端部より上方に位置するように設けられる、
ことを特徴とする請求項5に記載の袋用クリップ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、衛生用薄紙が収容された包装袋に取り付けられる袋用クリップに関するものである。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、ウェットティッシュの包装袋の開口部に、取出口を備えた内蓋とその取出口を再封鎖可能な外蓋を、粘着加工等を用いて取り付けるようにしたウェットティッシュの包装袋が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平11-321942号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、特許文献1に記載のウェットティッシュの包装袋では、粘着力が低下すると、内蓋と外蓋をウェットティッシュの包装袋に繰り返し取り付けて使用することができない。また、ウェットティッシュが取出口から外れて包装袋内に落ち込んでしまった場合、内蓋を包装袋から取り外さなければウェットティッシュを引き出せないため、粘着力がさらに低下してしまう。
【0005】
本願は、包装袋に容易に着脱でき、包装袋を取り換えて繰り返し使用しても密閉性を確保することが可能となる袋用クリップを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するため、本願の袋用クリップは、衛生用薄紙が収容された包装袋に取り付けられる袋用クリップであって、包装袋の開口部に挿入される筒状体と、筒状体の上端部を閉鎖可能な蓋体と、包装袋の開口部に挿入された筒状体を包装袋の外側から挟持して保持可能な一対のクリップ体と、を備え、筒状体は、衛生用薄紙の先端を突出させた状態で保持可能な保持部を有する、ことを特徴とする。
【0007】
本願の袋用クリップによれば、一対のクリップ体により、包装袋の開口部に挿入された筒状体を包装袋の外側から挟持して保持するようにしたので、包装袋に対する袋用クリップの着脱を容易に行うことが可能となる。また、本実施形態の袋用クリップでは、粘着加工等を用いて包装袋に取り付けるようにしていないので、包装袋を取り換えて繰り返し使用しても密閉性を確保することが可能となる。
【0008】
また、筒状体は、周方向外側に向かって突出する突条を有し、突条は、その端部側から下方に突出し、一対のクリップ体を開閉可能に連結する軸部を有し、一対のクリップ体が突条の軸部に連結された場合、突条の裏面と一対のクリップ体の表面との間に空間が形成される、ことを特徴とする。
【0009】
これによれば、袋用クリップを包装袋に取り付けたとき、一対のクリップ体の表面の上方に突出した包装袋を、空間を介して視認できるため、確実に包装袋の挟み代を確保することが可能となる。
【0010】
また、突条は、筒状体の上端部より下方位置から突出し、蓋体を回動可能に支持する回
動支持部を有する、ことを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)

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