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公開番号2024062742
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-10
出願番号2022170788
出願日2022-10-25
発明の名称システム、方法およびプログラム
出願人オムロン株式会社
代理人弁理士法人深見特許事務所
主分類G06N 20/00 20190101AFI20240501BHJP(計算;計数)
要約【課題】既知の環境で入手可能なデータを利用して新規の環境において使用する制御モデルのための学習データを生成する。
【解決手段】システムは、第1工場100Aにおける第1ドメインの実データ101と、第1工場100Aにおける第2ドメインの実データ102とを学習データとして、第1ドメインの実データから第2ドメインの疑似データを生成する学習済モデル120を生成する変換モデル生成部と、第2工場100Bにおける第1ドメインの実データ111を学習済モデル120に入力し、第2工場100Bにおける第2ドメインの疑似データ112を生成するデータ生成部と、第2工場100Bにおける第2ドメインの疑似データ112を学習データとして、第2工場100Bで使用される制御モデル140Bを生成する制御モデル生成部とを備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
第1工場における第1ドメインの実データと、前記第1工場における第2ドメインの実データとを学習データとして、前記第1ドメインの実データから前記第2ドメインの疑似データを生成する学習済モデルを生成する変換モデル生成部と、
第2工場における前記第1ドメインの実データを前記学習済モデルに入力し、前記第2工場における前記第2ドメインの疑似データを生成するデータ生成部と、
前記第2工場における前記第2ドメインの疑似データを学習データとして、前記第2工場で使用される制御モデルを生成する制御モデル生成部とを備える、システム。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
第1工場における第1ドメインの実データと、第2工場における前記第1ドメインの実データとを学習データとして、前記第1工場におけるドメインの実データから、前記第2工場における前記ドメインと同一ドメインの疑似データを生成するように学習した学習済モデルを生成する変換モデル生成部と、
前記第1工場における第2ドメインの実データを前記学習済モデルに入力し、前記第2工場における前記第2ドメインの疑似データを生成するデータ生成部と、
前記第2工場における前記第2ドメインの疑似データを学習データとして、前記第2工場で使用される制御モデルを生成する制御モデル生成部とを備える、システム。
【請求項3】
前記第1工場にある第1制御装置から前記第1ドメインの実データおよび前記第2ドメインの実データを収集し、前記第2工場にある第2制御装置から前記第1ドメインの実データを収集する通信部をさらに備える、請求項1または2に記載のシステム。
【請求項4】
前記制御モデル生成部は、前記第2工場における前記第1ドメインの実データから、前記第2工場で使用される他の制御モデルを生成し、
前記通信部は、前記第2制御装置に、前記第2工場で使用される制御モデルと、前記第2工場で使用される他の制御モデルとを送信する、請求項3に記載のシステム。
【請求項5】
前記第1ドメインおよび前記第2ドメインは、季節、期間、時間帯、温度、湿度、日照時間の長さ、紫外線強度、明度、または、これらの組み合わせを含む、請求項1または2に記載のシステム。
【請求項6】
前記第1ドメインのデータおよび前記第2ドメインのデータは、センサの出力信号である、請求項1または2に記載のシステム。
【請求項7】
前記制御モデルは、設備の異常検知、製品の異常検知、製品の製造、製品のピッキング、製品の嵌合のいずれかを行うためのモデルである、請求項1または2に記載のシステム。
【請求項8】
コンピュータにより実行される方法であって、
第1工場における第1ドメインの実データと、前記第1工場における第2ドメインの実データとを学習データとして、前記第1ドメインの実データから前記第2ドメインの疑似データを生成する学習済モデルを生成するステップと、
第2工場における前記第1ドメインの実データを前記学習済モデルに入力し、前記第2工場における前記第2ドメインの疑似データを生成するステップと、
前記第2工場における前記第2ドメインの疑似データを学習データとして、前記第2工場で使用される制御モデルを生成するステップとを備える、方法。
【請求項9】
コンピュータにより実行されるプログラムであって、
第1工場における第1ドメインの実データと、前記第1工場における第2ドメインの実データとを学習データとして、前記第1ドメインの実データから前記第2ドメインの疑似データを生成する学習済モデルを生成するステップと、
第2工場における前記第1ドメインの実データを前記学習済モデルに入力し、前記第2工場における前記第2ドメインの疑似データを生成するステップと、
前記第2工場における前記第2ドメインの疑似データを学習データとして、前記第2工場で使用される制御モデルを生成するステップとを前記コンピュータに実行させる、プログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、迅速な工場の立ち上げを支援するためのシステムに関し、より特定的には、制御モデルの学習用データの生成技術に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
工場の制御装置において、学習済モデルが使用されることがある。このような場合、新しい工場を立ち上げるときに、学習済モデルを生成するためのデータが必要となる。これに関して、機械学習には転移学習が存在する。転移学習は、元ドメインのデータもしくは学習済モデルを用いることにより、少量の目標ドメインのデータしか入手できない場合でも学習を可能にする。しかしながら、転移学習には目標ドメインのデータが少量とはいえ必要となる。工場の立ち上げ時には、新工場における目標データが必要となる。
【0003】
学習済モデルの作成技術に関し、例えば、特開2021-140400号公報(特許文献1)は、「第1拠点(マザー拠点)における検査対象の状態をニューラルネットワークの第1のモデル(マザーモデル)を用いて診断する第1サーバ(マザーサーバ)と、複数の第2拠点(チャイルド拠点)の各拠点における検査対象の状態をニューラルネットワークの第2のモデル(チャイルドモデル)を用いて診断する複数の第2サーバ(チャイルドサーバ)と、を備える。この学習モデル作成システムにおいて、第1サーバは、複数の第2サーバの各々から学習済みの第2のモデルの特徴量を受信し、受信した複数の第2のモデルの特徴量と、学習済みの第1のモデルの特徴量とを融合し、融合した特徴量に基づいて、第1のモデルを再構築し学習する」学習モデル作成システムを開示している([要約]参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2021-140400号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に開示された技術によると、第1拠点および第2拠点は共通のモデルを使用しており、拠点毎に適切な学習済モデルが提供できない可能性がある。したがって、既知の環境で入手可能なデータを利用して新規の環境において使用する制御モデルのための学習データを生成する技術が必要とされている。
【0006】
本開示は、上記のような背景に鑑みてなされたものであって、ある局面における目的は、既知の環境で入手可能なデータを利用して新規の環境において使用する制御モデルのための学習データを生成するための技術を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
ある実施の形態に従うと、システムが提供される。システムは、第1工場における第1ドメインの実データと、第1工場における第2ドメインの実データとを学習データとして、第1ドメインの実データから第2ドメインの疑似データを生成する学習済モデルを生成する変換モデル生成部と、第2工場における第1ドメインの実データを学習済モデルに入力し、第2工場における第2ドメインの疑似データを生成するデータ生成部と、第2工場における第2ドメインの疑似データを学習データとして、第2工場で使用される制御モデルを生成する制御モデル生成部とを備える。
【0008】
上記の開示によれば、システムは、第2工場における第2ドメインの実データを収集することなく、第2工場における第1ドメインの実データから第2工場における第2ドメインの疑似データを生成し得る。さらに、システムは、第2工場における第2ドメインの疑似データを学習データとして第2工場で使用される制御モデルを生成し得る。
【0009】
他の実施の形態に従うと、他のシステムが提供される。システムは、第1工場における第1ドメインの実データと、第2工場における第1ドメインの実データとを学習データとして、第1工場におけるドメインの実データから、第2工場におけるドメインと同一ドメインの疑似データを生成するように学習した学習済モデルを生成する変換モデル生成部と、第1工場における第2ドメインの実データを学習済モデルに入力し、第2工場における第2ドメインの疑似データを生成するデータ生成部と、第2工場における第2ドメインの疑似データを学習データとして、第2工場で使用される制御モデルを生成する制御モデル生成部とを備える。
【0010】
上記の開示によれば、システムは、第2工場における第2ドメインの実データを収集することなく、第1工場における第2ドメインの実データから第2工場における第2ドメインの疑似データを生成し得る。さらに、システムは、第2工場における第2ドメインの疑似データを学習データとして第2工場で使用される制御モデルを生成し得る。
(【0011】以降は省略されています)

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