TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2024062677
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-10
出願番号2022170678
出願日2022-10-25
発明の名称インストルメントパネルのガーニッシュ
出願人スズキ株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人,個人
主分類B60K 37/00 20240101AFI20240501BHJP(車両一般)
要約【課題】 PC/ABS樹脂で成形しても優れた耐衝撃性を備えることができる、インストルメントパネルのガーニッシュを提供する。
【解決手段】 インストルメントパネルの中央に配設された車載機器の周囲を覆う枠体状のガーニッシュ10は、上部枠体11、下部枠体12、および左右側部枠体13、14で画成された中央の開口部を有し、各枠体の外周縁部と内周縁部は車載機器側に突出しており、PC/ABS樹脂によって形成されており、ゲート痕17、18は、上部枠体11と下部枠体12において、その外周縁部と内周縁部との間に車載機器側に突出して設けられている。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
インストルメントパネルの中央に配設された車載機器の周囲を覆う枠体状のガーニッシュであって、
前記ガーニッシュの上部枠体、下部枠体、および左右側部枠体で画成された中央の開口部を有し、
前記上部枠体、前記下部枠体、および前記左右側部枠体のそれぞれの外周縁部と内周縁部は車載機器側に突出しており、
ポリカーボネートとアクリロニトリル-ブタジエン-スチレンのポリマーアロイ(PC/ABS樹脂)によって形成されており、
ゲート痕が、前記上部枠体、前記下部枠体、および前記左右側部枠体のうちの少なくとも1つの枠体において、外周縁部と内周縁部との間に車載機器側に突出して設けられている、インストルメントパネルのガーニッシュ。
続きを表示(約 400 文字)【請求項2】
前記ゲート痕が、前記枠体に対して徐々に広がる形状を有する請求項1に記載のインストルメントパネルのガーニッシュ。
【請求項3】
前記ゲート痕の高さが、前記枠体の内周縁部より高く、外周縁部より低い請求項1に記載のインストルメントパネルのガーニッシュ。
【請求項4】
前記ゲート痕が、前記上部枠体に設けられており、前記上部枠体の外周縁部と内周縁部の中心よりも内周縁部側に設けられている請求項1に記載のインストルメントパネルのガーニッシュ。
【請求項5】
前記ゲート痕が、前記下部枠体に設けられており、前記下部枠体の外周縁部と内周縁部の中心よりも外周縁部側に設けられている請求項1に記載のインストルメントパネルのガーニッシュ。
【請求項6】
ウェルドラインが角部に位置する請求項1に記載のインストルメントパネルのガーニッシュ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、インストルメントパネルのガーニッシュに関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
自動車等のインストルメントパネルには、オーディオ機器や空調操作部など種々の機器が配置されるが、これらの車載機器は、一般に、メンテナンスや交換が可能なように取外し可能な状態で固定されるとともに、それらの取付け部の周囲の合わせ部は、室内の外観を良好に維持するために、インストルメントパネル本体と別体のガーニッシュで覆われている。したがって、このガーニッシュもインストルメントパネル本体に取外し可能に設けられており、車載機器の取外しに先立ち、ガーニッシュを取り外すことで、車載機器の取付け部が露見するように構成されている。
【0003】
例えば、特許文献1には、ガーニッシュの周縁をパネル本体、他のガーニッシュ等の取付部材の縁部に重合わせて取付けるインストルメントパネルにおいて、上記取付部材の縁部にリブを立設し、このリブに上記ガーニッシュの周縁を引掛けてガーニッシュを取付けたことを特徴とするインストルメントパネルが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平5-201274号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ガーニッシュには耐衝撃性が求められることから、ガーニッシュの成形には、耐衝撃性に優れた樹脂材料を用いる必要がある。耐衝撃性に優れた樹脂材料は種々あり、ポリカーボネートとアクリロニトリル-ブタジエン-スチレンのポリマーアロイ(以下、「PC/ABS樹脂」と呼ぶ)も高い耐衝撃性を有することが知られている。しかしながら、本願発明者らは、PC/ABS樹脂でガーニッシュを成形すると、想定の耐衝撃性が得られないという知見を得た。
【0006】
そこで本発明は、上記の問題点に鑑み、PC/ABS樹脂で成形しても優れた耐衝撃性を備えることができる、インストルメントパネルのガーニッシュを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記の目的を達成するために、本発明は、インストルメントパネルの中央に配設された車載機器の周囲を覆う枠体状のガーニッシュであって、前記ガーニッシュの上部枠体、下部枠体、および左右側部枠体で画成された中央の開口部を有し、前記上部枠体、前記下部枠体、および前記左右側部枠体のそれぞれの外周縁部と内周縁部は車載機器側に突出しており、ポリカーボネートとアクリロニトリル-ブタジエン-スチレンのポリマーアロイ(PC/ABS樹脂)によって形成されており、ゲート痕が、前記上部枠体、前記下部枠体、および前記左右側部枠体のうちの少なくとも1つの枠体において、外周縁部と内周縁部との間に車載機器側に突出して設けられている。
【発明の効果】
【0008】
このように本発明によれば、インストルメントパネルのガーニッシュは、PC/ABS樹脂で成形しても優れた耐衝撃性を備えることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明に係るガーニッシュが取り付けられたインストルメントパネルの一例を模式的に示す正面図である。
図1に示すインストルメントパネルに取り付けられたガーニッシュを示す正面側斜視図である。
図2に示すガーニッシュのインストルメントパネルへの取付方法を説明する背面側斜視図である。
図2に示すガーニッシュの背面側斜視図である。
図4に示すガーニッシュの上部枠体に位置するゲート痕付近の拡大斜視図である。
図4に示すガーニッシュの下部枠体に位置するゲート痕付近の拡大斜視図である。
図2に示すガーニッシュの背面図である。
図5に示す上部枠体のVIII-VIII線に沿った断面図である。
図8に示すゲート痕の形成を説明する断面図である。
図6に示す下部枠体のX-X線に沿った断面図である。
試験例1でのTD方向の試験片の採取箇所を示す平面図である。
試験例1でのMD方向の試験片の採取箇所を示す平面図である。
試験例1でのシャルピー衝撃試験による試験片の破壊形態の観察結果を示す平面図である。
試験例3でのサブマリンゲートで成形する試験片の採取箇所を示す平面図である。
試験例3でのサイドゲートで成形する試験片の採取箇所を示す平面図である。
試験例3でのシャルピー衝撃試験による試験片の破壊形態を観察した結果を示す平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、添付図面を参照して、本発明に係るインストルメントパネルのガーニッシュの一実施の形態について説明する。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

個人
車両用エアー傘
23日前
個人
設置部材
2か月前
個人
骨組み型熱交換器
3か月前
個人
自動車暴走抑制装置
3か月前
個人
自動車盗難防止装置
23日前
個人
車内雨傘載置収納具
2か月前
個人
荷台雨除け装置
1か月前
日本精機株式会社
表示装置
2か月前
井関農機株式会社
作業車両
2か月前
東レ株式会社
フロントグリル
3か月前
株式会社タイヨー産業
補助枕
2か月前
個人
キャンピングトレーラー
1か月前
個人
全自動解除式シートベルト
1か月前
日本精機株式会社
表示システム
2か月前
株式会社豊田自動織機
電動車両
1か月前
井関農機株式会社
作業車両
1か月前
トヨタ自動車株式会社
車両
1か月前
トヨタ自動車株式会社
車両
1か月前
トヨタ自動車株式会社
車両
4か月前
個人
車両の座席装置
8日前
株式会社SUBARU
車両
3か月前
株式会社SUBARU
車両
3か月前
井関農機株式会社
作業車両
3か月前
井関農機株式会社
作業車両
3か月前
井関農機株式会社
作業車両
25日前
トヨタ自動車株式会社
車両
2か月前
井関農機株式会社
作業車両
26日前
井関農機株式会社
作業車両
25日前
オクト産業株式会社
自動車
4か月前
株式会社SUBARU
車両
3か月前
個人
セパレート型キャンピングカー
23日前
日本化薬株式会社
ガス発生器
1日前
株式会社コーワ
フィルター清掃装置
1か月前
株式会社ニフコ
カップホルダ
2か月前
個人
視認ペダル操作システム
1か月前
カヤバ株式会社
シリンダ装置
3か月前
続きを見る