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公開番号2024062668
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-10
出願番号2022170663
出願日2022-10-25
発明の名称コイル部品及びコイル部品の製造方法
出願人TDK株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類H01F 27/29 20060101AFI20240501BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】素体と端子電極との接合強度の向上を図ること。
【解決手段】コイル部品は、実装面と当該実装面と対向する主面とを含む素体と、素体の実装面に配置されている一対の端子電極と、素体内に配置されており、一対の端子電極と電気的に接続されているコイルと、コイルの一端部と一方の端子電極とを接続している第一接続導体、及び、コイルの他端部と他方の端子電極とを接続している第二接続導体と、を備え、実装面において端子電極が配置されている領域の少なくとも一部には、凹部が設けられており、端子電極の少なくとも一部は、凹部内に配置されている。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
実装面と当該実装面と対向する主面とを含む素体と、
前記素体の前記実装面に配置されている一対の端子電極と、
前記素体内に配置されており、一対の前記端子電極と電気的に接続されているコイルと、
前記コイルの一端部と一方の前記端子電極とを接続している第一接続導体、及び、前記コイルの他端部と他方の前記端子電極とを接続している第二接続導体と、を備え、
前記実装面において前記端子電極が配置されている領域の少なくとも一部には、凹部が設けられており、
前記端子電極の少なくとも一部は、前記凹部内に配置されている、コイル部品。
続きを表示(約 930 文字)【請求項2】
前記実装面と前記主面との対向方向における前記凹部の深さは、0.5μm以上5.0μm以下である、請求項1に記載のコイル部品。
【請求項3】
前記端子電極は、前記実装面上に配置されている第一金属層と、前記第一金属層上に配置されている第二金属層と、前記第二金属層上に配置されている第三金属層と、を含んで構成されている、請求項1又は2に記載のコイル部品。
【請求項4】
前記凹部の表面には、前記第一金属層及び前記第二金属層が配置されている、請求項3に記載のコイル部品。
【請求項5】
前記第一接続導体及び前記第二接続導体のそれぞれは、前記第三金属層と接続されており、
前記第一金属層及び前記第二金属層は、前記素体と前記第一接続導体及び前記第二接続導体との境界を跨ぐように配置されている、請求項3に記載のコイル部品。
【請求項6】
前記素体は、樹脂及びフィラーを含んで構成されており、
前記実装面は研磨によって形成されている研磨面であり、
前記実装面の少なくとも一部に前記フィラーが露出している、請求項1又は2に記載のコイル部品。
【請求項7】
前記第一接続導体及び前記第二接続導体のそれぞれと一対の前記端子電極のそれぞれとの接続部分は、同じ材料によって形成されている、請求項1又は2に記載のコイル部品。
【請求項8】
実装面と当該実装面と対向する主面とを含む素体と、
前記素体の前記実装面に配置されている一対の端子電極と、
前記素体内に配置されており、一対の前記端子電極と電気的に接続されているコイルと、
前記コイルの一端部と一方の前記端子電極とを接続している第一接続導体、及び、前記コイルの他端部と他方の前記端子電極とを接続している第二接続導体と、を備えるコイル部品の製造方法であって、
前記実装面において前記端子電極が配置される領域の少なくとも一部に凹部を形成し、
前記端子電極の少なくとも一部が前記凹部内に配置されるように、前記端子電極を形成する、コイル部品の製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、コイル部品及びコイル部品の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、樹脂からなる絶縁体と、絶縁体内に設けられたコイル状の内部導体と、内部導体と電気的に接続されており、素体の実装面に配置されている端子電極と、を備えるコイル部品が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2015-141945号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本開示では、素体と端子電極との接合強度の向上が図れるコイル部品及びコイル部品の製造方法が説明される。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示の一側面に係るコイル部品は、実装面と当該実装面と対向する主面とを含む素体と、素体の実装面に配置されている一対の端子電極と、素体内に配置されており、一対の端子電極と電気的に接続されているコイルと、コイルの一端部と一方の端子電極とを接続している第一接続導体、及び、コイルの他端部と他方の端子電極とを接続している第二接続導体と、を備え、実装面において端子電極が配置されている領域の少なくとも一部には、凹部が設けられており、端子電極の少なくとも一部は、凹部内に配置されている。
【0006】
本開示の一側面に係るコイル部品の製造方法は、実装面と当該実装面と対向する主面とを含む素体と、素体の実装面に配置されている一対の端子電極と、素体内に配置されており、一対の端子電極と電気的に接続されているコイルと、コイルの一端部と一方の端子電極とを接続している第一接続導体、及び、コイルの他端部と他方の端子電極とを接続している第二接続導体と、を備えるコイル部品の製造方法であって、実装面において端子電極が配置される領域の少なくとも一部に凹部を形成し、端子電極の少なくとも一部が凹部内に配置されるように、端子電極を形成する。
【発明の効果】
【0007】
本開示の各側面及び各実施形態によれば、素体と端子電極との接合強度の向上が図れるコイル部品が提供される。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、一実施形態に係るコイル部品の斜視図である。
図2は、図1に示すコイル部品を端面側から見た図である。
図3は、コイル部品の一部を拡大して示す断面図である。
図4は、他の実施形態に係るコイル部品の一部を各段して示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
[1]実施形態の概要
(1)本開示の一側面に係るコイル部品は、実装面と当該実装面と対向する主面とを含む素体と、素体の実装面に配置されている一対の端子電極と、素体内に配置されており、一対の端子電極と電気的に接続されているコイルと、コイルの一端部と一方の端子電極とを接続している第一接続導体、及び、コイルの他端部と他方の端子電極とを接続している第二接続導体と、を備え、実装面において端子電極が配置されている領域の少なくとも一部には、凹部が設けられており、端子電極の少なくとも一部は、凹部内に配置されている。
【0010】
本開示の一側面に係るコイル部品では、実装面において端子電極が配置されている領域の少なくとも一部には、凹部が設けられている。端子電極の少なくとも一部は、凹部内に配置されている。これにより、コイル部品では、アンカー効果によって、素体と端子電極との接合強度の向上を図ることができる。その結果、コイル部品では、端子電極の剥離を抑制できる。
(【0011】以降は省略されています)

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