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公開番号2024062576
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-10
出願番号2022170495
出願日2022-10-25
発明の名称駐停車違反判定装置、システム、方法及びプログラム
出願人日本電気株式会社
代理人個人
主分類G08G 1/00 20060101AFI20240501BHJP(信号)
要約【課題】駐停車違反となる場所を正確に認識することが可能な駐停車違反判定装置を提供する。
【解決手段】実施形態に係る駐停車違反判定装置1は、検出部2、判定部3、作成部4を備える。検出部2は、車両の周辺状況を撮影した画像から、駐停車違反を判定するための条件を検出する。判定部3は、検出された条件に関する情報に基づいて、車両が停止する場所が駐停車違反となる場所か否かを判定し、駐停車違反となる場所であることを示す場所判定結果を生成する。作成部4は、地図上に、条件に関する情報と、場所判定結果とを表示した見取り図を作成する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
車両の周辺状況を撮影した画像から、駐停車違反を判定するための条件を検出する検出部と、
検出された前記条件に関する情報に基づいて、前記車両が停止する場所が駐停車違反となる場所か否かを判定し、駐停車違反となる場所であることを示す場所判定結果を生成する判定部と、
地図上に、前記条件に関する情報と、前記場所判定結果とを表示した見取り図を作成する作成部と、
を備える、
駐停車違反判定装置。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
前記条件の検出結果が誤っていた場合、前記見取り図上の前記条件に関する情報を修正する修正情報の入力を受け付ける入力部をさらに備える、
請求項1に記載の駐停車違反判定装置。
【請求項3】
前記入力部は、運転者の乗車有無を示す情報及び駐停車した時間の少なくともいずれか一方をさらに受け付ける、
請求項2に記載の駐停車違反判定装置。
【請求項4】
前記車両を停車した場合に、前記場所判定結果と、運転者の乗車有無を示す情報及び停車した場所での経過時間の少なくともいずれか1つとに基づいて、当該車両の停車行為が駐車違反に該当するか否かを判定する、違反判定部をさらに備える、
請求項3に記載の駐停車違反判定装置。
【請求項5】
前記見取り図を、ネットワークを介して接続される情報端末に出力する出力部をさらに備える、
請求項1に記載の駐停車違反判定装置。
【請求項6】
車両の周辺状況を撮影する撮影装置と、
前記撮影装置が撮影した画像を取得する駐停車違反判定装置とを含み、
前記駐停車違反判定装置は、
取得した画像から、駐停車違反を判定するための条件を検出する検出部と、
検出された前記条件に関する情報に基づいて、前記車両が停止する場所が駐停車違反となる場所か否かを判定し、駐停車違反となる場所であることを示す場所判定結果を生成する判定部と、
地図上に、前記条件に関する情報と、前記場所判定結果とを表示した見取り図を作成する作成部と、
を備える、
システム。
【請求項7】
前記撮影装置は、特定の道路の周辺状況を撮影し、
前記駐停車違反判定装置は、車両が停車した時に、当該車両の停車位置が、前記見取り図上の駐停車違反となる場所に該当するか否かを通知するための情報を出力する出力部をさらに備える、
請求項6に記載のシステム。
【請求項8】
コンピュータが、
車両の周辺状況を撮影した画像から、駐停車違反を判定するための条件を検出する処理と、
検出された前記条件に関する情報に基づいて、前記車両が停止する場所が駐停車違反となる場所か否かを判定し、駐停車違反となる場所であることを示す場所判定結果を生成する処理と、
地図上に、前記条件に関する情報と、前記場所判定結果とを表示した見取り図を作成する処理と、
を実行する、方法。
【請求項9】
車両の周辺状況を撮影した画像から、駐停車違反を判定するための条件を検出する処理と、
検出された前記条件に関する情報に基づいて、前記車両が停止する場所が駐停車違反となる場所か否かを判定し、駐停車違反となる場所であることを示す場所判定結果を生成する処理と、
地図上に、前記条件に関する情報と、前記場所判定結果とを表示した見取り図を作成する処理と、
をコンピュータに実行させる、プログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、駐停車違反判定装置、システム、方法及びプログラムに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、駐車禁止あるいは駐停車禁止の道路交通法違反を回避することができる自動運転車が開示されている。この自動運転車は、駐車禁止状態に合致するか否かを判別する条件要素を検出し、手動運転モードにおいて駐車禁止状態に合致することが予測されるときに、手動運転モードから自動運転モードに切り替えて移動制御する。
【0003】
特許文献1の自動運転車は、駐車禁止状態に合致するかどうかを判別するために、自車の前方や側方のカメラの撮像画像から道路標示を認識することで、駐車禁止や時間制限駐車区間を検出する。また、この自動運転車は、撮像画像から消火栓や火災報知機を認識し、測距センサを用いて消火栓や火災報知機との距離を計測して所定の距離以内かを認識することで、駐車禁止場所を検出する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2018-020781号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
道路交通法に定められる駐車禁止場所は多岐にわたり、標識のある場所の他、坂の頂上付近、トンネルなど様々な場所が駐車禁止とされている。また、駐停車が禁止される条件には、「道路工事の区域の端から5m以内」など、その時々で変化する条件もあり、駐停車違反となる場所を正しく認識することは困難である。
【0006】
本開示の目的は、上述した課題を鑑み、駐停車違反となる場所を正確に認識することが可能な駐停車違反判定装置、システム、方法及びプログラムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の一態様に係る駐停車違反判定は、検出部、判定部、作成部を含む。検出部は、車両の周辺状況を撮影した画像から、駐停車違反を判定するための条件を検出する。判定部は、検出された前記条件に関する情報に基づいて、前記車両が停止する場所が駐停車違反となる場所か否かを判定し、駐停車違反となる場所であることを示す場所判定結果を生成する。作成部は、地図上に、前記条件に関する情報と、前記場所判定結果とを表示した見取り図を作成する。
【0008】
本開示の一態様に係るシステムは、車両の周辺状況を撮影する撮影装置と、前記撮影装置が撮影した画像を取得する駐停車違反判定装置を含む。駐停車違反判定は、検出部、判定部、作成部を備える。検出部は、車両の周辺状況を撮影した画像から、駐停車違反を判定するための条件を検出する。判定部は、検出された前記条件に関する情報に基づいて、前記車両が停止する場所が駐停車違反となる場所か否かを判定し、駐停車違反となる場所であることを示す場所判定結果を生成する。作成部は、地図上に、前記条件に関する情報と、前記場所判定結果とを表示した見取り図を作成する。
【0009】
本開示の一態様に係る方法は、コンピュータが以下の処理を実行する。
車両の周辺状況を撮影した画像から、駐停車違反を判定するための条件を検出する処理。
検出された前記条件に関する情報に基づいて、前記車両が停止する場所が駐停車違反となる場所か否かを判定し、駐停車違反となる場所であることを示す場所判定結果を生成する処理。
地図上に、前記条件に関する情報と、前記場所判定結果とを表示した見取り図を作成する処理。
【0010】
本開示の一態様に係るプログラムは、コンピュータに以下の処理を実行させる。
車両の周辺状況を撮影した画像から、駐停車違反を判定するための条件を検出する処理。
検出された前記条件に関する情報に基づいて、前記車両が停止する場所が駐停車違反となる場所か否かを判定し、駐停車違反となる場所であることを示す場所判定結果を生成する処理。
地図上に、前記条件に関する情報と、前記場所判定結果とを表示した見取り図を作成する処理。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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