TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2024062240
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-09
出願番号2022170106
出願日2022-10-24
発明の名称包装用箱
出願人朝日印刷株式会社
代理人個人
主分類B65D 5/50 20060101AFI20240430BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】収容物の倒れ込みを抑制することのできる包装用箱を提供すること。
【解決手段】包装用箱1は、対向する前面板22および背面板24と、前面板22と背面板24を接続する第1側面板21および第2側面板23が筒体に組み立てられ、筒体の下側の開口が底面板26により閉鎖された箱体11を有し、第1側面板21および第2側面板23に背面板24を前方へ倒伏させるための変形用折罫線9が形成されている。また、変形用折罫線9は、第1,第2,第3折罫線91,92,93を有し、これらをそれぞれ正折りすることにより背面板24が前方へ倒伏する第1倒伏状態となる。
【選択図】図15


特許請求の範囲【請求項1】
対向する前面板および背面板と、前記前面板と前記背面板を接続する第1側面板および第2側面板が筒体に組み立てられ、前記筒体の下側の開口が底面板により閉鎖された箱体を有し、
前記第1側面板および前記第2側面板に、前記背面板を前方へ倒伏させるための変形用折罫線が形成されていることを特徴とする包装用箱。
続きを表示(約 880 文字)【請求項2】
前記変形用折罫線は、前記背面板に形成され横方向に沿う第1折罫線と、前記第1側面板に形成され前記第1側面板の上辺と前記第1折罫線の一端を接続する第2折罫線と、前記第2側面板に形成され前記第2側面板の上辺と前記第1折罫線の他端を接続する第3折罫線を有し、
前記第1折罫線、前記第2折罫線および前記第3折罫線をそれぞれ折り曲げることにより、前記背面板の前記第1折罫線よりも上側の部分を前方へ倒伏させた第1倒伏状態となる請求項1に記載の包装用箱。
【請求項3】
前記変形用折罫線は、さらに、前記第1側面板の前記第2折罫線よりも前方に形成され前記第1側面板の上辺と背面下側の角部を接続する第4折罫線と、前記第2側面板の前記第3折罫線よりも前方に形成され前記第2側面板の上辺と背面下側の角部を接続する第5折罫線を有し、
前記第4折罫線および前記第5折罫線をそれぞれ折り曲げることにより、前記背面板を前記第1倒伏状態よりもさらに前方へ倒伏させた第2倒伏状態となる請求項2に記載の包装用箱。
【請求項4】
前記背面板から上側に延設された上フラップを有する請求項1に記載の包装用箱。
【請求項5】
前記第1側面板の上辺は、前記第2折罫線との交点において屈曲し、
前記第2側面板の上辺は、前記第3折罫線との交点において屈曲している請求項2に記載の包装用箱。
【請求項6】
前記前面板は、前記前面板の上辺に形成された凹部を有する請求項1に記載の包装用箱。
【請求項7】
前記前面板、前記第1側面板および前記第2側面板の上辺は、それぞれ、開封用破断線で構成されており、
前記開封用破断線を介して前記箱体に接続され、前記箱体の開口を塞ぐ蓋体を有する請求項1に記載の包装用箱。
【請求項8】
前記蓋体は、前記前面板に形成された開封部と、前記開封部の上側に位置し上側に凸となるように湾曲した開封用折罫線を有する請求項7に記載の包装用箱。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、包装用箱に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1に記載された包装用箱は、筒状の胴部と、胴部の上下の開口部に設けられた頂板および底板を有する。また、胴部は、前後の端壁および左右の側壁を有する。また、頂板には左右方向に延びる第一切断誘導線が形成され、底板には左右方向に延びる押罫が形成されている。また、両側壁には第一切断誘導線と押罫とを接続する第二切断誘導線が形成されている。包装用箱を開封するときには、頂板の第一切断誘導線および両側壁の第二切断誘導線を切り開いた後に、底板を押罫において正折りして前後に折り重ねる。これにより、前側の端壁を底板とする前側のトレイと後側の端壁を底板とする後側のトレイが前後に連結した状態となる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-004053号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、このような包装用箱では、箱内に並べられた商品の数量が減少すると商品が箱内で前方または後方に倒れ込んでしまい、商品の訴求力が低下するという問題がある。
【0005】
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたものであり、箱内での収容物の倒れ込みを抑制し、優れた商品訴求力を発揮することのできる包装用箱を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
このような目的は、以下(1)~(8)の本発明により達成される。
【0007】
(1) 対向する前面板および背面板と、前記前面板と前記背面板を接続する第1側面板および第2側面板が筒体に組み立てられ、前記筒体の下側の開口が底面板により閉鎖された箱体を有し、
前記第1側面板および前記第2側面板に、前記背面板を前方へ倒伏させるための変形用折罫線が形成されていることを特徴とする包装用箱。
【0008】
(2) 前記変形用折罫線は、前記背面板に形成され横方向に沿う第1折罫線と、前記第1側面板に形成され前記第1側面板の上辺と前記第1折罫線の一端を接続する第2折罫線と、前記第2側面板に形成され前記第2側面板の上辺と前記第1折罫線の他端を接続する第3折罫線を有し、
前記第1折罫線、前記第2折罫線および前記第3折罫線をそれぞれ折り曲げることにより、前記背面板の前記第1折罫線よりも上側の部分を前方へ倒伏させた第1倒伏状態となる上記(1)に記載の包装用箱。
【0009】
(3) 前記変形用折罫線は、さらに、前記第1側面板の前記第2折罫線よりも前方に形成され前記第1側面板の上辺と背面下側の角部を接続する第4折罫線と、前記第2側面板の前記第3折罫線よりも前方に形成され前記第2側面板の上辺と背面下側の角部を接続する第5折罫線とを有し、
前記第4折罫線および前記第5折罫線をそれぞれ折り曲げることにより、前記背面板を前記第1倒伏状態よりもさらに前方へ倒伏させた第2倒伏状態となる上記(2)に記載の包装用箱。
【0010】
(4) 前記背面板から上側に延設された上フラップを有する上記(1)に記載の包装用箱。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許