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公開番号2024061926
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-09
出願番号2022169560
出願日2022-10-24
発明の名称液晶ポリエステル樹脂組成物およびそれからなる成形品
出願人東レ株式会社
代理人
主分類C08L 67/04 20060101AFI20240430BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約【課題】低圧で成形可能な成形性を有し、かつ高いエポキシ接着性を有する可能な液晶ポリエステル樹脂組成物を得ること。
【解決手段】液晶ポリエステル樹脂(A)と、液晶ポリエステル樹脂(A)100重量部に対して、ガラス繊維(B)1~100重量部とが配合された液晶ポリエステル樹脂組成物であって、組成物中におけるガラス繊維(B)の扁平化率が2~8、重量平均繊維長(Lw)が100~900μmであり、さらに、累積繊維長分布曲線における累積度90%繊維長(D90)(μm)と重量平均繊維長(Lw)の比(D90/Lw)が2.5以下であることを満たし、液晶ポリエステル樹脂(A)が下記要件(α)を満たす液晶ポリエステル樹脂組成物。
要件(α):液晶ポリエステル樹脂(A)の全構造単位100モル%に対して、芳香族ヒドロキシカルボン酸に由来する下記構造単位を20~96モル%、芳香族ジオールに由来する構造単位を2~40モル%、芳香族ジカルボン酸に由来する構造単位を2~40モル%含み、芳香族ヒドロキシカルボン酸として下記構造単位(I)を1~20モル%含む。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
液晶ポリエステル樹脂(A)と、液晶ポリエステル樹脂(A)100重量部に対して、ガラス繊維(B)1~100重量部とが配合された液晶ポリエステル樹脂組成物であって、組成物中におけるガラス繊維(B)の扁平化率が2~8、重量平均繊維長(Lw)が100~900μmであり、さらに、累積繊維長分布曲線における累積度90%繊維長(D90)(μm)と重量平均繊維長(Lw)の比(D90/Lw)が2.5以下であることを満たし、液晶ポリエステル樹脂(A)が下記要件(α)を満たす液晶ポリエステル樹脂組成物。
要件(α):液晶ポリエステル樹脂(A)の全構造単位100モル%に対して、芳香族ヒドロキシカルボン酸に由来する下記構造単位を20~96モル%、芳香族ジオールに由来する構造単位を2~40モル%、芳香族ジカルボン酸に由来する構造単位を2~40モル%含み、芳香族ヒドロキシカルボン酸として下記構造単位(I)を1~20モル%含む。
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2024061926000008.tif
48
165
続きを表示(約 710 文字)【請求項2】
液晶ポリエステル樹脂(A)が、芳香族ジオールに由来する構造単位として下記構造単位(II)を含む、請求項1に記載の液晶ポリエステル樹脂組成物。
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2024061926000009.tif
31
165
【請求項3】
液晶ポリエステル樹脂(A)が下記構造単位(I)~(VI)を含む液晶ポリエステル樹脂であって、下記式(a)~(f)を満たす請求項1に記載の液晶ポリエステル樹脂組成物。
1≦[I]≦20 ・・・(a)
2≦[II]+[III]≦35 ・・・(c)
25≦[IV]≦75 ・・・(b)
2≦[V]≦35 ・・・(d)
0.01≦[VI]≦10 ・・・(e)
[VI]/[I]<1 ・・・(f)
([I]~[VI]は、液晶ポリエステル樹脂(A)の全構造単位100モル%に対する、下記各構造単位(I)~(VI)の含有量(モル%)を示す。)
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2024061926000010.tif
216
131
【請求項4】
請求項1~3のいずれかに記載の液晶ポリエステル樹脂組成物からなる成形品。
【請求項5】
成形品が、コネクタ、リレー、スイッチ、コイルボビン、およびカメラモジュールのアクチュエータ部品からなる群から選択されるいずれかである請求項4に記載の成形品。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、液晶ポリエステル樹脂組成物およびそれからなる成形品に関する。より詳しくは、液晶ポリエステル樹脂組成物、ならびにそれを用いて得られる成形品に関するものである。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
液晶ポリエステル樹脂は、耐熱性、流動性および寸法安定性に優れるため、それらの特性が要求される電気・電子部品に用いられている。このような電気・電子部品は、近年の機器の小型化や軽量化に伴い、形状の薄肉化と複雑化が進んでいる。また、薄肉かつ複雑な成形品を成形するためには、高温条件で成形することが多く、このような条件では樹脂の劣化が促進される。また、高温条件で成形した場合、成形時にハナタレ(成形時にノズル先端部分から漏れて垂れ下がる現象)や糸引き(金型の型開き時、固化しきらなかった樹脂がスプルー頂点から糸状に伸びる現象)が生じることにより、生産性が低下するため、低温域でも安定して製品が得られる特性が求められる。一方、低温域で成形すると成形圧が高くなり、金型を破損する可能性が高くなるため、低温域で成形圧が低い特性も求められる。
【0003】
液晶ポリエステル樹脂の成形品は多素材と組み合わせて使用されることもあり、液晶ポリエステル樹脂は耐薬品性に優れるため、エポキシ樹脂への接着性(以下、エポキシ接着性と記載することがある)が低い課題がある。
【0004】
液晶ポリエステル樹脂の物性などの種々特性を向上させる目的で、ガラス繊維、タルク、マイカといった無機充填材が溶融混練などの方法によって配合される。例えば、特許文献1および2には、特定の構造単位を有する液晶ポリエステル樹脂に対して、繊維長が制御された扁平断面を有するガラス繊維を配合することによって、スナップフィット性、耐フォギング性、機械物性や寸法安定性といった種々特性が向上することが示されている。同様に、特許文献3には断面が非円形であるガラス繊維を液晶ポリエステルに配合することで、薄肉流動性と耐熱性が向上することも示されている。
【0005】
一方で、特許文献4および5には、特定の構造単位を有する液晶ポリエステル樹脂に対して、繊維長が制御された断面が円形であるガラス繊維を配合することで、流動バラツキが少なく、スナップフィット性やセルフタッピング性、ウェルド強度などの種々特性に優れた材料が得られることが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2013-35915号公報
特開2008-13702号公報
特開2009-249416号公報
国際公開第2012/090411号
特開2009-215530号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、特許文献1~5に示された発明では、精密コネクタなどの複雑形状の製品を射出成形によって得るためには高温で成形しなくてはならず、融点近傍(低温)で成形すると成形圧が高くなることが課題であった。また、前述の低温での成形性と他素材(エポキシ)との接着性を高いレベルで両立した例は示されていない。
【0008】
本発明の課題は、低温でも低圧で成形可能な成形性(以下、成形性と記載することがある)を有し、かつ高いエポキシ接着性を有する液晶ポリエステル樹脂組成物およびそれからなる成形品を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明者らは、上記課題を解決するために鋭意検討を重ねた結果、特定の構造単位を有する液晶ポリエステル樹脂に対して、扁平化率が2~8であるガラス繊維を配合し、組成物中の該ガラス繊維の繊維長とその分布を制御することによって、上記した課題を解決できることを見出し、本発明に到達した。すなわち本発明は、以下の構成を有する。
(1)液晶ポリエステル樹脂(A)と、液晶ポリエステル樹脂(A)100重量部に対して、ガラス繊維(B)1~100重量部とが配合された液晶ポリエステル樹脂組成物であって、組成物中におけるガラス繊維(B)の扁平化率が2~8、重量平均繊維長(Lw)が100~900μmであり、さらに、累積繊維長分布曲線における累積度90%繊維長(D90)(μm)と重量平均繊維長(Lw)の比(D90/Lw)が2.5以下であることを満たし、液晶ポリエステル樹脂(A)が下記要件(α)を満たす液晶ポリエステル樹脂組成物。
【0010】
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2024061926000001.tif
56
170
(【0011】以降は省略されています)

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