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公開番号2024061190
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-07
出願番号2022168967
出願日2022-10-21
発明の名称ガス遮断器
出願人富士電機株式会社
代理人インフォート弁理士法人,個人,個人,個人,個人
主分類H01H 33/915 20060101AFI20240425BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】熱ガス流による絶縁材料の炭化を抑制して地絡の発生を防止でき、遮断性能低下を抑制すること。
【解決手段】ガス遮断器(1)は、絶縁支持体(6)の中空部(601)内に挿設され、先端部が可動側サポート(51)の中空部(512)内に突出可能な絶縁操作ロッド(59)と、可動側サポートの中空部内に挿設され、下端部に絶縁操作ロッドの先端部が連結され、上端部に可動アーク接触子(57)が設けられた可動排気パイプ(56)と、を具備する。可動排気パイプでは、アーク放電への消弧性ガスの吹付に伴って発生した熱ガス流が上端部側からその内部に流入し、下端部側から可動側サポートの中空部へ排気される。絶縁操作ロッド及び可動排気パイプの連結部分にフランジ形状部(11)が設けられる。フランジ形状部は昇圧抑制部となる下テーパ面(13)を有し、開路操作にて可動側サポートの中空部における排出口(511)より下側空間の圧力上昇を抑制する。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項1】
消弧性ガスを充填した容器内で、可動アーク接触子が固定アーク接触子から離間する際に発生するアーク放電に前記消弧性ガスを吹き付けて消弧するガス遮断器であって、
前記固定アーク接触子を支持する固定側サポートと、
前記容器内に配置された中空の絶縁支持体に支持され、前記固定側サポートに対向して配置された中空の可動側サポートと、
前記絶縁支持体の中空部内に挿設され、先端部が前記可動側サポートの中空部内に突出可能な絶縁操作ロッドと、
前記可動側サポートの中空部内に挿設され、その一端部に前記絶縁操作ロッドの前記先端部が連結され、その他端部に前記可動アーク接触子が設けられた可動排気パイプと、
前記絶縁操作ロッドの前記先端部と、前記可動排気パイプの前記一端部との連結部分に設けられたフランジ形状部と、を備え、
前記可動アーク接触子が前記固定アーク接触子から離間する際に、操作機構によって前記可動排気パイプ及び前記絶縁操作ロッドが軸方向に略平行な開路操作方向前方に移動され、
前記可動排気パイプは、前記アーク放電への前記消弧性ガスの吹付に伴って発生し、前記可動アーク接触子の流入孔から内部に流入した熱ガスを、前記一端部側から前記可動側サポートの中空部へ排気する排気孔を有し、
前記可動側サポートは、前記熱ガスを前記容器内に排出する排出口を備え、
前記フランジ形状部は、前記可動アーク接触子が前記固定アーク接触子から離間する際に、前記可動側サポートの中空部における前記排出口より前記絶縁支持体側の空間の圧力上昇を抑制する昇圧抑制部を備え、
前記昇圧抑制部は、前記フランジ形状部の前記開路操作方向前方の形成面が、前記フランジ形状部の基端から先端に向かい前記絶縁支持体から離れる方向に傾斜するテーパ面を有していることを特徴とするガス遮断器。
続きを表示(約 470 文字)【請求項2】
前記フランジ形状部は、前記開路操作方向前方及び後方それぞれの形成面がテーパ面に形成されて基端から先端に向かい厚みを小さくすることを特徴とする請求項1に記載のガス遮断器。
【請求項3】
前記フランジ形状部にて、前記開路操作方向前方の前記形成面と前記開路操作方向後方の前記形成面とは、前記テーパ面の勾配角度が異なっていることを特徴とする請求項2に記載のガス遮断器。
【請求項4】
前記可動側サポートの中空部と、前記絶縁支持体の中空部とを連通する部分には、前記絶縁操作ロッドを貫通する筒壁部を備えたカバー部材が設けられ、
前記開路操作方向から見て、前記フランジ形状部の先端は、前記筒壁部の内面より外側に配置されることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のガス遮断器。
【請求項5】
前記筒壁部における前記フランジ形状部に対向する端部は、前記フランジ形状部側に突出しつつ外側面が傾斜形状に設けられていることを特徴とする請求項4に記載のガス遮断器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、絶縁性ガス中で電流の開閉を行うガス遮断器に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
ガス遮断器においては、固定側接点と可動側接点が開離する際、アーク接触子(固定アーク接触子及び可動アーク接触子)間にアーク放電が発生する。このように発生するアーク放電に対し、絶縁性ガスである消弧性ガスを吹き付けて消弧するパッファ形ガス遮断器が広く採用されている。(例えば、特許文献1~3参照)。
【0003】
このようなパッファ形ガス遮断器では、可動アーク接触子が可動排気パイプの一端部にて支持され、可動排気パイプの他端部が絶縁操作ロッドに連結される。絶縁操作ロッドは操作機構に接続され、操作機構からの駆動力によって絶縁操作ロッド及び可動排気パイプを移動し、固定アーク接触子から可動アーク接触子を離間する。この離間によるアーク放電の消弧の際に発生する熱ガス流が、可動排気パイプの一端部から流入し、他端部に形成された排気孔から流出される。
【0004】
また、消弧性ガスを充填した金属容器内には中空の絶縁支持体が配置され、絶縁支持体の中空部内には、絶縁操作ロッドが挿設される。絶縁支持体は、中空となる可動部を支持し、可動部の中空部内に可動排気パイプが挿設される。絶縁支持体の中空部及び可動部の中空部は開口部を介して互いに連通し、該開口部に絶縁操作ロッドの先端部が貫通して可動排気パイプの他端部に連結される。更に、可動部には排出口が設けられ、可動排気パイプの排気孔から流出した熱ガス流が排出口を通じて金属容器内に排出される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2017-224516号公報
特開2019-75195号公報
特開2015-106513号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ここで、上述したガス遮断器にて、可動排気パイプと絶縁操作ロッドとを連結する連結部材に鍔状部を形成することが考えられる。かかる鍔状部によって、可動排気パイプの排気孔から流出した熱ガス流が絶縁支持体側に流れることを抑制しつつ可動部の排出口に案内され、熱ガス流に絶縁操作ロッドの先端部近傍が曝されることを抑制可能となる。
【0007】
ところが、鍔状部にあっては、絶縁支持体側の形成面が絶縁操作ロッドの移動方向に直交する平面によって形成されるので、鍔状部が絶縁支持体に接近する方向の移動により、それらの間の空間の圧力が上昇し易くなる。かかる圧力上昇によって、熱ガス流が、可動部及び絶縁支持体に連通して絶縁操作ロッドを貫通する開口部から、絶縁支持体の中空部に流入し、絶縁支持体の内面が熱ガス流に曝されるため、絶縁支持体を構成する絶縁材料が炭化するおそれがある。そのため、絶縁支持体の絶縁が低下し、系統の電圧が印加されると、地絡にいたる可能性がある。
【0008】
ここで、開口部の内周面に絶縁操作ロッドが接触して摺動する構成とすれば、絶縁支持体の中空部に流入する熱ガス流を抑制できる。しかし、この構成では、絶縁操作ロッドの動作抵抗が大きくなり、遮断器の遮断性能が低下する、という問題がある。
【0009】
本発明は、このような実情に鑑みてなされたものであり、熱ガス流による絶縁支持体の炭化を抑制して地絡の発生を防止でき、遮断性能の低下を抑制することができるガス遮断器を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明における一態様のガス遮断器は、消弧性ガスを充填した容器内で、可動アーク接触子が固定アーク接触子から離間する際に発生するアーク放電に前記消弧性ガスを吹き付けて消弧するガス遮断器であって、前記固定アーク接触子を支持する固定側サポートと、前記容器内に配置された中空の絶縁支持体に支持され、前記固定側サポートに対向して配置された中空の可動側サポートと、前記絶縁支持体の中空部内に挿設され、先端部が前記可動側サポートの中空部内に突出可能な絶縁操作ロッドと、前記可動側サポートの中空部内に挿設され、その一端部に前記絶縁操作ロッドの前記先端部が連結され、その他端部に前記可動アーク接触子が設けられた可動排気パイプと、前記絶縁操作ロッドの前記先端部と、前記可動排気パイプの前記一端部との連結部分に設けられたフランジ形状部と、を備え、前記可動アーク接触子が前記固定アーク接触子から離間する際に、操作機構によって前記可動排気パイプ及び前記絶縁操作ロッドが軸方向に略平行な開路操作方向前方に移動され、前記可動排気パイプは、前記アーク放電への前記消弧性ガスの吹付に伴って発生し、前記可動アーク接触子の流入孔から内部に流入した熱ガスを、前記一端部側から前記可動側サポートの中空部へ排気する排気孔を有し、前記可動側サポートは、前記熱ガスを前記容器内に排出する排出口を備え、前記フランジ形状部は、前記可動アーク接触子が前記固定アーク接触子から離間する際に、前記可動側サポートの中空部における前記排出口より前記絶縁支持体側の空間の圧力上昇を抑制する昇圧抑制部を備え、前記昇圧抑制部は、前記フランジ形状部の前記開路操作方向前方の形成面が、前記フランジ形状部の基端から先端に向かい前記絶縁支持体から離れる方向に傾斜するテーパ面を有していることを特徴とする。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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