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公開番号2024061107
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-07
出願番号2022168833
出願日2022-10-21
発明の名称商品識別システム、商品識別装置、プログラム
出願人ブラザー工業株式会社
代理人個人
主分類G07G 1/00 20060101AFI20240425BHJP(チェック装置)
要約【課題】既に商品情報との対応付けが済んだ商品の識別子に対し、再度、商品情報との対応付けが処理されることを防止し、処理速度の低下を抑制することができる商品識別システム、商品識別装置、プログラムを提供する。
【解決手段】撮影画像から抽出された商品のコードに識別番号を割り当てて記憶するコードリストは常時更新される。CPUはコードリストが更新される度に、コードリストの識別番号が商品リストにあるか判断し、なければ(S52:NO)、コード識別処理を行って(S53)、識別した商品情報を商品リストに追加する(S55)。撮影画像にコードが写らなかった商品が並べ直されてコードが写るようになった場合、CPUは、新たにその商品のコードに対するコード識別処理を行い、すでに識別済みの商品のコードに対しては、コード識別処理を行わず、処理負荷を軽減する。
【選択図】図8
特許請求の範囲【請求項1】
商品に関する商品情報の入力を受け付けて、前記商品情報に基づく販売額を合計するレジスター装置に接続する商品識別システムであって、
所定の撮影範囲を撮影する撮影装置と、
情報を表示する表示装置と、
前記表示装置および前記撮影装置に対する制御指令を出力する制御装置と、
個々の商品の前記商品情報を、前記商品情報を示す識別子と対応付けて記憶する記憶装置と
を有し、
前記識別子はARマーカであり、
前記撮影装置の前記撮影範囲内には、前記識別子が予め設けられた複数の商品が配置され、
前記制御装置は、
前記撮影装置に撮影指令を出力し、前記撮影範囲を撮影した撮影画像を随時取得する撮影処理と、
前記撮影画像から前記識別子を抽出する抽出処理と、
前記抽出処理において抽出された前記識別子のうち、前記商品情報が未取得の前記識別子に対応する前記商品情報を前記記憶装置から取得する取得処理と、
前記取得処理において取得された前記商品情報を前記識別子と対応付けて一時記憶部に記憶する一時記憶処理と、
前記表示装置に表示指令を出力し、前記一時記憶部に記憶された全ての前記商品情報を前記撮影画像に重ねて表示する表示処理と、
前記一時記憶部に記憶された全ての前記商品情報を前記レジスター装置に送信する送信処理と
を実行すること
を特徴とする商品識別システム。
続きを表示(約 1,600 文字)【請求項2】
前記制御装置は、
前記抽出処理において抽出された前記識別子が、前記撮影画像において表示される位置の位置情報を取得する位置取得処理と、
前記識別子に対応する前記商品情報を前記撮影画像に重ねて表示する表示位置を、前記位置情報に基づいて決定する決定処理と
を実行し、
前記表示処理において、前記一時記憶部に記憶された全ての前記商品情報を、前記決定処理で決定されたそれぞれの前記表示位置に表示すること
を特徴とする請求項1に記載の商品識別システム。
【請求項3】
前記制御装置は、
前記表示処理において、前記撮影処理で新たに取得された前記撮影画像に、前記一時記憶部に記憶された前記識別子が含まれない場合でも、前記一時記憶部に記憶された全ての前記商品情報を、前記表示位置に継続して表示すること
を特徴とする請求項2に記載の商品識別システム。
【請求項4】
前記制御装置は、
前記位置取得処理において取得された前記識別子の前記位置情報に変化があった場合でも、前記一時記憶部に記憶された全ての前記商品情報を、前記表示位置に継続して表示すること
を特徴とする請求項2に記載の商品識別システム。
【請求項5】
前記制御装置は、
前記一時記憶部に記憶された前記商品情報のうちの一部または全部の前記商品情報を削除する削除処理を実行すること
を特徴とする請求項2~4のいずれかに記載の商品識別システム。
【請求項6】
前記制御装置は、
前記一時記憶部に記憶された前記商品情報に対応付けられた前記識別子のうち、前記抽出処理において抽出されない前記識別子がある場合に、その識別子が抽出されなくなった時からの経過時間を計時する計時処理と、
前記経過時間が所定時間以上か否か判断する時間判断処理と
を実行し、
前記経過時間が所定時間以上となった場合、判断対象の前記識別子に対応付けられた前記商品情報を、前記削除処理において前記一時記憶部から削除すること
を特徴とする請求項5に記載の商品識別システム。
【請求項7】
前記制御装置は、
前記位置取得処理において前記位置情報が取得された前記識別子について、前記一時記憶部において対応付けられた前記位置情報の変化が所定距離より大きいか否か判断する位置判断処理を実行し、
前記位置情報の変化が所定距離よりも大きい場合、判断対象の前記識別子に対応付けられた前記商品情報を、前記削除処理において前記一時記憶部から削除すること
を特徴とする請求項5に記載の商品識別システム。
【請求項8】
操作の入力を受け付ける入力装置を有し、
前記制御装置は、
前記入力装置を介した操作の入力を受け付ける入力処理を実行し、
前記入力処理において所定の操作の入力を受け付けた場合に、前記取得処理によって前記識別子に対応する前記商品情報が取得される処理と、前記一時記憶処理によって前記商品情報を前記一時記憶部に記憶する処理とを実行すること
を特徴とする請求項1に記載の商品識別システム。
【請求項9】
前記制御装置は、
前記入力処理において、前記撮影範囲内に配置される商品の数の入力が行われた場合に、前記取得処理と前記一時記憶処理とを実行すること
を特徴とする請求項8に記載の商品識別システム。
【請求項10】
前記制御装置は、
前記入力処理において、商品情報との対応付けの開始を指示する操作の入力が行われた場合に、前記取得処理と前記一時記憶処理とを実行すること
を特徴とする請求項8に記載の商品識別システム。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、複数の商品の情報を一括で識別する商品識別システム、商品識別装置、プログラムに関する。
続きを表示(約 2,400 文字)【背景技術】
【0002】
複数の商品の情報を一括で認識できる装置が知られている。特許文献1に記載の商品登録装置は、トレー上の複数の商品を撮影し、撮影画像中の商品のバーコードを一括で読み取ることで、複数の商品をまとめて認識する。認識した商品のバーコードはデータベースに照会され、対応する商品の情報が取得される。商品情報はレジスター装置に送られ、販売金額が合計されて、精算が行われる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2016-177433号広報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
オペレータは、正しく認識されなかった商品のバーコードが撮影画像に映るように、トレー上の商品の向きや配置位置を正す場合がある。オペレータの手がカメラとトレーとの間に進入し、正しく認識された商品のバーコードが撮影画像に映らなくなると、商品登録装置は、それら商品の認識状態を解除する。オペレータが商品の配置を正した後、商品登録装置は、配置を正した商品だけでなく、認識状態が解除された商品の認識処理を再度行うため、処理に時間がかかるという問題があった。
【0005】
本発明の目的は、既に商品情報との対応付けが済んだ商品の識別子に対し、再度、商品情報との対応付けが処理されることを防止し、処理速度の低下を抑制することができる商品識別システム、商品識別装置、プログラムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の第一態様によれば、商品に関する商品情報の入力を受け付けて、前記商品情報に基づく販売額を合計するレジスター装置に接続する商品識別システムであって、所定の撮影範囲を撮影する撮影装置と、情報を表示する表示装置と、前記表示装置および前記撮影装置に対する制御指令を出力する制御装置と、個々の商品の前記商品情報を、前記商品情報を示す識別子と対応付けて記憶する記憶装置とを有し、前記識別子はARマーカであり、前記撮影装置の前記撮影範囲内には、前記識別子が予め設けられた複数の商品が配置され、前記制御装置は、前記撮影装置に撮影指令を出力し、前記撮影範囲を撮影した撮影画像を随時取得する撮影処理と、前記撮影画像から前記識別子を抽出する抽出処理と、前記抽出処理において抽出された前記識別子のうち、前記商品情報が未取得の前記識別子に対応する前記商品情報を前記記憶装置から取得する取得処理と、前記取得処理において取得された前記商品情報を前記識別子と対応付けて一時記憶部に記憶する一時記憶処理と、前記表示装置に表示指令を出力し、前記一時記憶部に記憶された全ての前記商品情報を前記撮影画像に重ねて表示する表示処理と、前記一時記憶部に記憶された全ての前記商品情報を前記レジスター装置に送信する送信処理とを実行することを特徴とする商品識別システムが提供される。
【0007】
商品識別システムは、撮影画像から商品の識別子を抽出し、商品情報との対応付けを行い、商品情報を表示装置に表示する。撮影画像は随時取得されており、外乱等により、既に商品情報との対応付けが済んだ商品の識別子が一時的に撮影画像に含まれなくなる場合がある。商品識別システムは、識別子と商品情報とを対応付けて一時記憶部に記憶することで、その情報を維持することができる。故に商品識別システムは、外乱等により一時的に表示されなくなった商品の識別子が新たに取得された撮影画像において再び表示された場合に、その識別子と商品情報との対応付けを再度行わないので、処理速度の低下を抑制することができる。
【0008】
第一態様の前記制御装置は、前記抽出処理において抽出された前記識別子が、前記撮影画像において表示される位置の位置情報を取得する位置取得処理と、前記識別子に対応する前記商品情報を前記撮影画像に重ねて表示する表示位置を、前記位置情報に基づいて決定する決定処理とを実行し、前記表示処理において、前記一時記憶部に記憶された全ての前記商品情報を、前記決定処理で決定されたそれぞれの前記表示位置に表示してもよい。商品識別システムは、識別子との対応付けが済んだ商品の商品情報を、撮影画像において、同じ位置に継続して表示することができる。故にオペレータは、識別がなされた商品を把握しやすい。
【0009】
第一態様の前記制御装置は、前記表示処理において、前記撮影処理で新たに取得された前記撮影画像に、前記一時記憶部に記憶された前記識別子が含まれない場合でも、前記一時記憶部に記憶された全ての前記商品情報を、前記表示位置に継続して表示してもよい。商品識別システムは、外乱等により、既に商品情報との対応付けが済んだ商品の識別子が一時的に撮影画像に含まれなくなった場合でも、その識別子に対応する商品情報を、表示されなくなる前と同じ位置に継続して表示することができる。すなわち商品識別システムは、一時的に表示されなくなった商品の識別子に対応する商品情報を再度識別するための処理が不要になるので、処理全体にかかる時間を短縮することができる。
【0010】
第一態様の前記制御装置は、前記位置取得処理において取得された前記識別子の前記位置情報に変化があった場合でも、前記一時記憶部に記憶された全ての前記商品情報を、前記表示位置に継続して表示してもよい。商品識別システムは、既に商品情報との対応付けが済んだ商品の位置がずれ、その識別子の位置情報に変更があった場合でも、その識別子に対応する商品情報を同じ位置に継続して表示することができる。すなわち商品識別システムは、位置ずれした商品の識別子と商品情報との対応付けを再度行わないので、処理速度の低下を抑制することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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