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公開番号2024060150
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-02
出願番号2022167313
出願日2022-10-19
発明の名称車載音響装置および車載音響装置の制御方法
出願人ヤマハ株式会社
代理人弁理士法人旺知国際特許事務所
主分類H04R 3/00 20060101AFI20240424BHJP(電気通信技術)
要約【課題】ユーザに不快感を与えず、かつユーザに確実に報知音を聴取させる車載音響装置および車載音響装置の制御方法を提供する。
【解決手段】車載音響装置10は、第1音信号に基づいて車両Cの状態を示す第1の音を車室内に出力すると共に、第2音信号に基づいて楽曲または音声を示す第2の音を車室内に出力する。音情報生成部111は、第1の音の大きさまたは第2の音の大きさの少なくとも一方に関する音情報を生成する。制御情報生成部112は、音情報に基づいて、第1の音の大きさまたは第2の音の大きさの少なくとも一方を制御する制御情報を生成する。第1調整部113は、制御情報に基づいて、第1の音の大きさまたは第2の音の大きさの少なくとも一方を調整する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
第1音信号に基づいて車両の状態を示す第1の音を車室内に出力すると共に、第2音信号に基づいて楽曲または音声を示す第2の音を前記車室内に出力する車載音響装置であって、
前記第1の音の大きさまたは前記第2の音の大きさの少なくとも一方に関する音情報を生成する音情報生成部と、
前記音情報に基づいて、前記第1の音の大きさまたは前記第2の音の大きさの少なくとも一方を制御する制御情報を生成する制御情報生成部と、
前記制御情報に基づいて、前記第1の音の大きさまたは前記第2の音の大きさの少なくとも一方を調整する調整部と、
を備える車載音響装置。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記第1の音の大きさは、前記車室内における前記第1の音の音圧レベルに対応する第1音圧レベルで示され、
前記第2の音の大きさは、前記車室内における前記第2の音の音圧レベルに対応する第2音圧レベルで示される、
請求項1記載の車載音響装置。
【請求項3】
前記調整部は、前記第1音信号または前記第2音信号の少なくとも一方を所定のゲインで増幅することにより前記第1の音の大きさまたは前記第2の音の大きさの少なくとも一方を調整し、
前記制御情報生成部は、前記調整部における前記ゲインを調整する前記制御情報を生成する、
請求項2記載の車載音響装置。
【請求項4】
前記音情報生成部は、現在時刻から過去の所定期間における前記第2音圧レベルの平滑値を前記音情報として生成し、
前記制御情報生成部は、前記平滑値に基づいて前記第1の音の大きさを制御する前記制御情報を生成する、
請求項3記載の車載音響装置。
【請求項5】
前記制御情報生成部は、
前記平滑値が第1所定値未満の場合は、前記ゲインを基準値とし、
前記平滑値が前記第1所定値以上の場合は、前記ゲインを前記平滑値に比例して前記基準値よりも大きくする、
請求項4記載の車載音響装置。
【請求項6】
前記制御情報生成部は、前記第2音圧レベルと前記第1音圧レベルとの差分の絶対値が第2所定値以内となるように前記制御情報を生成する、
請求項2記載の車載音響装置。
【請求項7】
前記制御情報生成部は、前記第2の音の大きさが第1の大きさよりも大きくなるように前記制御情報を生成する、
請求項1記載の車載音響装置。
【請求項8】
前記音情報生成部は、前記第2音信号に基づいて前記第2の音の大きさを示す前記音情報を生成し、
前記制御情報生成部は、前記音情報に基づいて前記第1の音の大きさを制御する前記制御情報を生成し、
前記調整部は、前記制御情報に基づいて前記第1の音の大きさを調整する、
請求項1記載の車載音響装置。
【請求項9】
第1音信号に基づいて車両の状態を示す第1の音を車室内に出力すると共に、第2音信号に基づいて楽曲または音声を示す第2の音を前記車室内に出力する車載音響装置の制御方法であって、
前記第1の音の大きさまたは前記第2の音の大きさの少なくとも一方に関する音情報を生成する音情報生成部と、
前記音情報に基づいて、前記第1の音の大きさまたは前記第2の音の大きさの少なくとも一方を制御する制御情報を生成し、
前記制御情報に基づいて、前記第1の音の大きさまたは前記第2の音の大きさの少なくとも一方を調整する、
車載音響装置の制御方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、車載音響装置および車載音響装置の制御方法に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
従来、車室内には、オーディオ装置またはナビゲーション装置から出力される音の他、車両の状態を示す報知音が出力される。報知音は、他の音と比較して重要性が高いため、ユーザの耳に確実に届くことが望まれる。例えば、下記特許文献1には、報知音の一例である警告音(ニュートラルレンジにおけるアクセルの踏み込みを報知するための音)の音量を、ナビゲーション装置および/またはオーディオ装置によって出力される音(以下、「オーディオ音」という)の音量よりも大きくなるように調節する技術が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2013-106441号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1では、オーディオ音の音量に対して、報知音の音量を具体的にどのように設定するのかが開示されていない。オーディオ音の音量は、入力信号のレベルの違い等の要因により、音量の設定に関わらず変化する場合がある。よって、例えばある時点におけるオーディオ音の音量を基準にして報知音の音量を決めたとしても、報知音の音が非常に大きく聞こえたり、反対にオーディオ音に報知音がかき消されてしまったりする可能性がある。
【0005】
本開示の一つの態様は、ユーザに不快感を与えず、かつユーザに確実に報知音を聴取させることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
以上の課題を解決するために、本開示のひとつの態様に係る車載音響装置は、第1音信号に基づいて車両の状態を示す第1の音を車室内に出力すると共に、第2音信号に基づいて楽曲または音声を示す第2の音を前記車室内に出力する車載音響装置であって、前記第1の音の大きさまたは前記第2の音の大きさの少なくとも一方に関する音情報を生成する音情報生成部と、前記音情報に基づいて、前記第1の音の大きさまたは前記第2の音の大きさの少なくとも一方を制御する制御情報を生成する制御情報生成部と、前記制御情報に基づいて、前記第1の音の大きさまたは前記第2の音の大きさの少なくとも一方を調整する調整部と、を備える。
【0007】
また、本開示のひとつの態様に係る車載音響装置の制御方法は、第1音信号に基づいて車両の状態を示す第1の音を車室内に出力すると共に、第2音信号に基づいて楽曲または音声を示す第2の音を前記車室内に出力する車載音響装置の制御方法であって、前記第1の音の大きさまたは前記第2の音の大きさの少なくとも一方に関する音情報を生成する音情報生成部と、前記音情報に基づいて、前記第1の音の大きさまたは前記第2の音の大きさの少なくとも一方を制御する制御情報を生成し、前記制御情報に基づいて、前記第1の音の大きさまたは前記第2の音の大きさの少なくとも一方を調整する。
【図面の簡単な説明】
【0008】
第1実施形態にかかる車載音響装置10の構成を例示する図である。
車両Cにおけるスピーカ18,19-1~19-Nの配置を例示する図である。
第2音圧レベルの平滑値と第1音信号に対するゲインとの関係を示すグラフの一例である。
第1の音の大きさと第2の音の大きさとの関係を模式的に示すグラフの他の例である。
車載音響装置10の制御装置11の動作を示すフローチャートである。
第2実施形態にかかる車載音響装置10の構成を示すブロック図である。
第1の音の大きさと第2の音の大きさとの関係を模式的に示すグラフの一例である。
第3実施形態にかかる車載音響装置10の構成を示すブロック図である。
第1の音の大きさと第2の音の大きさとの関係を模式的に示すグラフの一例である。
第1変形例にかかる車載音響装置10の構成を示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
A:第1実施形態
A-1:システム構成
図1は、第1実施形態にかかる車載音響装置10の構成を例示する図である。車載音響装置10は、自動車等の車両C(図2参照)に搭載され、スピーカ18,19-1~19-Nから車両Cの車室内に音を出力する。本実施形態では、車載音響装置10から出力される音は、第1の音および第2の音に分類される。詳細は後述するが、第1の音は、車両Cの状態を示す音である。第2の音は、第1の音以外の音であり、一般的には楽曲または音声を示す音である。
【0010】
車載音響装置10は、制御装置11、記憶装置12、入力装置13、第1音信号取得装置14、第2音信号取得装置15、アンプ16,17-1~17-N(Nは2以上の整数)およびスピーカ18,19-1~19-Nを備える。
(【0011】以降は省略されています)

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