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公開番号2024058538
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-25
出願番号2023010345
出願日2023-01-26
発明の名称シリカの製造装置、シリカの製造方法及びシリカを使用した化粧品の製造方法
出願人ジカンテクノ株式会社,個人
代理人個人
主分類C01B 33/18 20060101AFI20240418BHJP(無機化学)
要約【課題】本発明は、製造時間を短縮可能であって、不純物を除去することによる純度の高いシリカ、シリカの製造方法及び化粧品の特性に合った粒子の形状や大きさを調整したシリカを混入した化粧品を提供することにある。
【解決手段】 植物性原料(9)を粉砕する粉砕工程(S41)と、前記粉砕工程で得られた前記植物性原料を水洗いする洗浄工程(S42)と、前記洗浄工程の後に前記植物性原料を網目状の容器に収納し、回転式の脱水装置によって回転をし、前記植物性原料に含まれる水分を脱水する脱水工程(S43)と、前記植物性原料を焼成する焼成工程(S44)と、前記焼成工程で得られたシリカを微粉砕をする微粉砕工程(S45)と、を含むことを特徴とする。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
植物性原料を粉砕する粉砕工程と、
前記粉砕工程で得られた前記植物性原料を水洗いする洗浄工程と、
前記洗浄工程の後に前記植物性原料を網目状の容器に収納し、回転式の脱水装置によって回転をし、前記植物性原料に含まれる水分を脱水する脱水工程と、
前記植物性原料を焼成する焼成工程と、
前記焼成工程で得られたシリカを微粉砕をする微粉砕工程と、
を含むことを特徴とするシリカの製造方法。
続きを表示(約 920 文字)【請求項2】
前記回転装置を回転する回転数は、300rpmから3000rpmであることを特徴とする請求項1に記載のシリカの製造方法。
【請求項3】
前記焼成工程は、酸素が供給できる状態にし、300℃まで炉内温度を上昇し、300℃の温度で一定時間の温度を保持し、500℃まで炉内温度を上昇し、500℃の温度で一定時間の温度を保持し、700℃まで炉内温度を上昇し、更に700℃の温度で一定時間の温度を保持した後、前記植物性原料自身の自然焼成によって焼成することを含むことを特徴とする請求項1に記載のシリカの製造方法。
【請求項4】
前記焼成工程の前に蒸気によって前記植物性原料の分解を促進する蒸気分解工程を含むことを特徴とする請求項1に記載のシリカの製造方法。
【請求項5】
前記請求項1に記載のシリカの製造方法の微粉砕工程によって5mmから10mmまでに粉砕したシリカを球状化した非晶性球状シリカ粒子であって、5μm以下の粒子径であって、形状が不規則なブロック状であって、表面に不規則に0.01から0.1μmの凹凸が形成されているシリカを添加したことを特徴とする化粧品の製造方法。
【請求項6】
前記請求項1に記載のシリカの製造方法の微粉砕工程によって5から10μmの粒子径であって、形状が不定型なブロック状の前記シリカの群であって、前記シリカの表面に不規則に凹凸が形成されているシリカを添加したことを特徴とする化粧品の製造方法。
【請求項7】
クレータ状の表面に不規則に0.05μmから0.5μmの凹凸が形成されているシリカを添加したことを特徴とする請求項6に記載の化粧品の製造方法。
【請求項8】
植物性原料を載置する底面が金属製の網状である複数の収容容器と、
その収容容器を搬送する金属製の網状の搬送ベルトを備えた連続炉と、
前記搬送ベルトの上下の位置に前記植物性原料を燃焼するヒータ部と、
を備え、
連続炉内の燃焼時のガスを炉内から外部へ放出する排気口と、を備えたことを特徴とするシリカの製造装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、植物性原料から効率よく製造するシリカ、シリカの製造方法及びそのシリカを使用した化粧品の製造方法に関するものである。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来から微粒二酸化ケイ素としてのシリカは一般的な粉体と比べた場合、吸水性が低い。これを利用して、アイシャドーやファンデーションといった化粧品において湿気による固形化を防ぐ役割として使用されるほか、安定化などの目的でクリームや乳液に使用されている。また、二酸化ケイ素は、純度の高いシリコンを使用した電池材料の負極材にも使用されてきている。
【0003】
このシリカの内、結晶性シリカは有害性物質であることが知られているが、非結晶シリカは、有害物質に指定されておらず、化粧品、食品(サプリメントを含む)、あるいは農業用肥料並びに飼料(家畜用及び愛がん動物用)の用途に利用し得るものである。
【0004】
例えば、特許文献1には、籾殻あるいは稲わらが、無酸素雰囲気中にて、撹拌しながら炭化される炭化装置によって炭化された、非晶質シリカを豊富に含む籾殻炭あるいは稲わら炭であって、前記炭化装置にて、籾殻あるいは稲わらを炭化する温度範囲は、500℃~700℃である籾殻炭あるいは稲わら炭とする。
【0005】
更に前記籾殻炭あるいは稲わら炭を30~100℃の範囲にイオン交換水にて撹拌して、前記籾殻炭あるいは稲わら炭に含まれる非晶質シリカをイオン交換水に溶かして抽出することを特徴とする非晶質シリカの製造方法の発明が挙げられる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2014-181144号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、従来の製造方法では、セルロース等の有機物を燃焼し、非結晶のシリカを抽出するために必要があるが、植物に含まれる不純物として金属イオンが残るために純度を上げることが困難であった。また製造工程に時間を掛ければ掛ければコストが掛かってしまうためできる限り短時間でコストの掛からない製法によって量産する必要がある。
また、樹脂製のマイクロビーズからシリカに代替えの需要が多くなってきている。そのため、ファンデーションや乳液等の化粧品の用途に合わせたシリカの開発が盛んに行われてきている。
【0008】
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであり、製造時間を短縮可能であって、不純物を除去することによる純度の高いシリカの製造装置、シリカの製造方法及び化粧品の特性に合った粒子の形状や大きさを調整したシリカを混入した化粧品を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
植物性原料を粉砕する粉砕工程と、
前記粉砕工程で得られた前記植物性原料を水洗いする洗浄工程と、
前記洗浄工程の後に前記植物性原料を網目状の容器に収納し、回転式の脱水装置によって回転をし、前記植物性原料に含まれる水分を脱水する脱水工程と、
前記植物性原料を焼成する焼成工程と、
前記焼成工程で得られたシリカを微粉砕をする微粉砕工程と、
を含むことを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
以上の特徴によって、従来のように溶液に浸漬した場合や水洗い時の乾燥をする時間が短縮されるため製造効率が向上すると同時にセルロース等の分解も促進され、不純物の除去も可能である。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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