TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2024055640
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-18
出願番号2022162734
出願日2022-10-07
発明の名称乗物用シート
出願人トヨタ紡織株式会社
代理人名古屋国際弁理士法人
主分類B60N 2/16 20060101AFI20240411BHJP(車両一般)
要約【課題】衝撃発生時にバックフレームへの荷重の伝搬を抑制できる乗物用シートを提供する。
【解決手段】本開示の一態様は、シートクッションと、シートバックと、クッションフレームと、バックフレームと、シートクッションの少なくとも一部を昇降させるように構成された昇降装置とを備える乗物用シートである。昇降装置は、クッションフレームの下方に配置された支持部材と、クッションフレーム及び支持部材それぞれに対し回転可能に連結されたリンクと、支持部材及びリンクの一方に設けられたストッパとを有する。ストッパは、リンクが下方に回転する際に、支持部材及びリンクの他方に接触することで、リンクをシート幅方向にずらしながら回転させるように構成されたガイド面を有する。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
シートクッションと、
シートバックと、
前記シートクッションを支持するクッションフレームと、
前記シートバックを支持するバックフレームと、
前記シートクッションの少なくとも一部を昇降させるように構成された昇降装置と、
を備え、
前記昇降装置は、
前記クッションフレームの下方に配置された支持部材と、
前記クッションフレーム及び前記支持部材それぞれに対し回転可能に連結されたリンクと、
前記支持部材及び前記リンクの一方に設けられたストッパと、
を有し、
前記ストッパは、前記リンクが下方に回転する際に、前記支持部材及び前記リンクの他方に接触することで、前記リンクをシート幅方向にずらしながら回転させるように構成されたガイド面を有する、乗物用シート。
続きを表示(約 400 文字)【請求項2】
請求項1に記載の乗物用シートであって、
前記ストッパは、前記支持部材に設けられ、
前記ガイド面は、上下方向において前記リンクと対向すると共に、シート幅方向及び上下方向の双方に延伸する、乗物用シート。
【請求項3】
請求項2に記載の乗物用シートであって、
前記ストッパは、シート幅方向から視て、頂点が前記支持部材の内部に位置し、底辺が前記支持部材の上端部で構成される三角形状の凸部である、乗物用シート。
【請求項4】
請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の乗物用シートであって、
前記リンクは、従動回転リンクである、乗物用シート。
【請求項5】
請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の乗物用シートであって、
前記リンクは、前記バックフレームと上下方向に重なる位置に配置される、乗物用シート。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、乗物用シートに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
自動車等の乗物に設置されるシートには、例えばリフタ装置のようなクッションフレームを上下に移動させる昇降装置が設けられる。昇降装置は、クッションフレームと支持部材とを連結するリンクを有する(特許文献1及び特許文献2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-202796号公報
特開2018-176775号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述のリンクが設けられた乗物用シートにおいて、乗物の後方からの衝撃が乗物用シートに発生すると、クッションフレームが下方に移動し、支持部材に対し底を付くように接触する。その結果、クッションフレームに連結されたバックフレームに荷重がダイレクトに伝搬し、バックフレームが変形するおそれがある。
【0005】
本開示の一局面は、衝撃発生時にバックフレームへの荷重の伝搬を抑制できる乗物用シートを提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一態様は、シートクッション(2)と、シートバック(3)と、シートクッション(2)を支持するクッションフレーム(4)と、シートバック(3)を支持するバックフレーム(5)と、シートクッション(2)の少なくとも一部を昇降させるように構成された昇降装置(7)と、を備える乗物用シート(1)である。
【0007】
昇降装置(7)は、クッションフレーム(4)の下方に配置された支持部材(71A)と、クッションフレーム(4)及び支持部材(71A)それぞれに対し回転可能に連結されたリンク(75)と、支持部材(71A)及びリンク(75)の一方に設けられたストッパ(714)と、を有する。ストッパ(714)は、リンク(75)が下方に回転する際に、支持部材(71A)及びリンク(75)の他方に接触することで、リンク(75)をシート幅方向にずらしながら回転させるように構成されたガイド面(714A)を有する。
【0008】
このような構成によれば、乗物用シート(1)への衝撃発生時に、ストッパ(714)のガイド面(714A)によって、荷重を受けたリンク(75)が支持部材(71A)に対しシート幅方向にずれながら回転する。これにより、リンク(75)が上下方向に加えてシート幅方向にも変形するため、リンク(75)によるエネルギー吸収量が増加する。その結果、バックフレーム(5)への荷重の伝搬が抑制される。
【0009】
本開示の一態様は、ストッパ(714)は、支持部材(71A)に設けられてもよい。ガイド面(714A)は、上下方向においてリンク(75)と対向すると共に、シート幅方向及び上下方向の双方に延伸してもよい。このような構成によれば、リンク(75)にストッパ(714)が設けられないため、リンク(75)における剛性等が調整しやすくなる。
【0010】
本開示の一態様は、ストッパ(714)は、シート幅方向から視て、頂点が支持部材(71A)の内部に位置し、底辺が支持部材(71A)の上端部で構成される三角形状の凸部であってもよい。このような構成によれば、荷重を受け止められる強度を有するストッパ(714)を、比較的容易に形成することができる。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

個人
スーパーEV
1か月前
個人
骨組み型熱交換器
11日前
個人
自動車暴走抑制装置
18日前
井関農機株式会社
作業車両
4日前
日本精機株式会社
表示装置
2か月前
東レ株式会社
フロントグリル
18日前
個人
断熱構造体とその製造方法
2か月前
トヨタ自動車株式会社
車両
1か月前
日本精機株式会社
車両用表示装置
2か月前
トヨタ自動車株式会社
車両
1か月前
井関農機株式会社
作業車両
1か月前
株式会社SUBARU
車両
28日前
井関農機株式会社
作業車両
1か月前
井関農機株式会社
作業車両
1か月前
井関農機株式会社
作業車両
1か月前
トヨタ自動車株式会社
車両
1か月前
株式会社SUBARU
車両
28日前
オクト産業株式会社
自動車
1か月前
株式会社SUBARU
車両
28日前
井関農機株式会社
作業車両
1か月前
株式会社SUBARU
車両
2か月前
新明和工業株式会社
作業車両
1か月前
新明和工業株式会社
荷箱の天蓋装置
25日前
カヤバ株式会社
シリンダ装置
28日前
日本化薬株式会社
ガス発生器
2か月前
豊田合成株式会社
乗員保護装置
2か月前
豊田合成株式会社
乗員保護装置
2か月前
豊田合成株式会社
乗員保護装置
2か月前
豊田合成株式会社
乗員保護装置
2か月前
ダイハツ工業株式会社
搬送装置
13日前
豊田合成株式会社
乗員保護装置
2か月前
豊田合成株式会社
乗員保護装置
2か月前
オムロン株式会社
表示システム
11日前
株式会社アイシン
給気装置
18日前
ダイハツ工業株式会社
ブラケット
11日前
デルタ工業株式会社
シート
19日前
続きを見る