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公開番号2024055312
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-18
出願番号2022162133
出願日2022-10-07
発明の名称ポリカーボネート共重合体およびそれからなる成形品
出願人帝人株式会社
代理人個人
主分類C08G 64/12 20060101AFI20240411BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約【課題】耐傷つき性、耐熱性、アミン耐性および成形性に優れたポリカーボネート樹脂を提供する。
【解決手段】式(1)で表される構成単位(A)、およびビスフェノールCに代表される構成単位(B)を全構成単位に対して70モル%以上含むポリカーボネート共重合体であって、全構成単位における構成単位(A)の割合が15~60モル%であることを特徴とするポリカーボネート共重合体とする。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
下記式(1)で表される構成単位(A)、および
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2024055312000012.jpg
49
112
(式中、R

およびR

は夫々独立して、水素原子、炭素原子数1~6のアルキル基、またはハロゲン原子であり、nは1~4の整数を表す。)
下記式(2)で表される構成単位(B)
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2024055312000013.jpg
29
110
(式中、R

およびR

は夫々独立して、水素原子、置換若しくは無置換の炭素原子数1~20のアルキル基又は置換若しくは無置換のアリール基を示し、Xは、単結合もしくは下記式(3)
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2024055312000014.jpg
21
121
で表される2価の基を示し、R

及びR

は夫々独立して、水素原子、メチル基を表し、Zは炭素原子と結合して置換基を有してもよい炭素原子数6~12の脂環式炭化水素を形成する基を示す。)
を全構成単位に対して70モル%以上含むポリカーボネート共重合体であって、全構成単位における構成単位(A)の割合が15~60モル%であることを特徴とするポリカーボネート共重合体。
続きを表示(約 950 文字)【請求項2】
前記式(1)で表される繰り返し単位(A)が下記式(4)で表される繰り返し単位である請求項1に記載のポリカーボネート共重合体。
JPEG
2024055312000015.jpg
48
108
(式中、R

およびR

は夫々独立して水素原子、炭素原子数1~6のアルキル基を表す。)
【請求項3】
前記式(2)で表される繰り返し単位(B)が下記式(5)で表される繰り返し単位である請求項1に記載のポリカーボネート共重合体。
JPEG
2024055312000016.jpg
29
111
(式中、R

及びR
10
は夫々独立して、水素原子、メチル基を表し、Yは、
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2024055312000017.jpg
22
105
で表される2価の基の少なくとも1つの基を表す。)
【請求項4】
ガラス転移温度が130~200℃である請求項1に記載のポリカーボネート共重合体。
【請求項5】
ISO/TS19278記載のプラスチック-硬さ測定のための計装化マイクロ押込み硬さ試験に準拠して測定された押し込み硬さが200~400(N/mm

)の範囲であり、且つJIS K5600-5-4記載のひっかき硬度(鉛筆法)に準拠して測定された鉛筆硬度が3H以上である請求項1に記載のポリカーボネート共重合体。
【請求項6】
粘度平均分子量が15,000~40,000である請求項1に記載のポリカーボネート共重合体。
【請求項7】
請求項1~6のいずれかに記載のポリカーボネート共重合体を射出成形してなる成形品。
【請求項8】
請求項1~6のいずれかに記載のポリカーボネート共重合体を押出成形してなるシートまたはフィルム。
【請求項9】
請求項7の成形品を用いた自動車用内装部品。
【請求項10】
請求項8のシートまたはフィルムを用いた自動車用内装部品。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、耐傷つき性、耐熱性、成形性に優れ、アミンを含む塩基性環境下に暴露された条件において、ポリマー分解を抑制することが可能なポリカーボネート樹脂に関する。また、本発明は、自動車用内装部品の製造に好適なポリカーボネート樹脂成形品(シート、フィルム等)に関する。さらに、本発明は特定の構成単位を有するポリカーボネート樹脂からなる耐傷つき性、耐熱性、成形性、アミン耐性に優れた自動車用内装部品に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
ポリウレタンフォームは、ポリオールとポリイソシアネートを主原料に製造され、発泡剤、整泡剤、触媒、着色剤などを混合し、樹脂化させながら発泡させたものであり、特に自動車分野において、座席用クッション、ドアトリム、ヘッドレスト、アームレスト、ハンドル、床天井等吸音・制振材、緩衝材、サンバイザ等広く用いられている。触媒として用いられる三級アミン化合物は、ポリウレタンフォームの樹脂化や発泡・膨張の反応において、不可欠な物質であるが、アミン触媒は製造後のポリウレタンフォームから徐々に揮発し、他内装部品の変色や白化を引き起こすことが知られている。
【0003】
また、自動車分野において、環境負荷低減、生産効率の向上を目的に、内装部品の塗装レス化が検討されており、表面保護を目的としたコーティング処理を不要とした塗装レス材料が求められている。したがって、このような塗装レス材料には、耐傷つき性とアミン耐性が必要となる。
【0004】
ポリカーボネート樹脂は、透明性、耐衝撃性、耐熱性、寸法安定性に優れていることから、エンジニアリングプラスチックとして、電気・電子機器の筐体、自動車内装・外装部品、建材、家具、楽器、雑貨類などの幅広い分野で使用されている。さらに、無機ガラスと比較し、比重が低く軽量化が可能であり、生産性に優れているため、自動車等の窓用途に使用されている。
【0005】
さらに、ポリカーボネート樹脂を用いたシートやフィルムは、コーティング処理、積層体、表面修飾等の付加的な二次加工を施すことにより、自動車内装の各種表示装置、保護用部品として広く使用されている。
【0006】
しかしながら、コーティング処理を施していないポリカーボネート樹脂は、アミンを含む塩基性環境下に暴露されるとポリマーが分解し、成形品表面が白化することが課題である。さらに、JIS K5600-5-4に記載の塗料一般試験方法-第5部:塗膜の機械的性質-第4節:引っかき硬度(鉛筆法)に準拠して測定したポリカーボネート樹脂の鉛筆硬度は2B程度に過ぎず、塗装レス材料として、表面に傷が付きやすいことが課題である。
【0007】
そこで、2,2-ビス(4-ヒドロキシ-3-メチルフェニル)プロパンを構成単位とするポリカーボネートやコポリカーボネートが、耐傷つき性に優れていることが記載されている(例えば、特許文献1~5)。該ポリカーボネート樹脂は、耐傷つき性は向上するが、耐熱性が劣る。
【0008】
そこで、2-フェニル-3,3-ビス(p-ヒドロキシフェニル)フタルイミジンを単独、またはビスフェノールAと共重合したポリカーボネート樹脂が高い耐熱性を有することが知られている。(例えば、特許文献6~9)該ポリカーボネート樹脂は、耐熱性は向上するが、アミン耐性に劣ることが課題である。更に、ガラス転移温度が200℃を超えるポリカーボネート樹脂は、成形時の流動性が悪く、成形品の外観不良や黄変を引き起こすため、成形性が劣る。
したがって、耐傷つき性、耐熱性、アミン耐性、および成形性に優れたポリカーボネート樹脂は未だ存在しない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
特開昭64-069625号公報
特開平08-183852号公報
特開平08-034846号公報
特開2002-117580号公報
特開2003-252978号公報
特開平06-82624号公報
特表2009-517537号公報
特表2009-517530号公報
特開2005-290378号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
本発明の目的は、耐傷つき性、耐熱性、アミン耐性および成形性に優れたポリカーボネート樹脂を提供することにある。また、本発明の目的は、殊に自動車内装部品に好適なポリカーボネート樹脂成形品を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)

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