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公開番号2024055310
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-18
出願番号2022162131
出願日2022-10-07
発明の名称熱可塑性樹脂組成物及びそれを含む光学部材
出願人帝人株式会社
代理人個人
主分類C08L 69/00 20060101AFI20240411BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約【課題】本発明は、高屈折率及び低複屈折を有し、且つ、長期耐熱性に優れる熱可塑性樹脂組成物を提供することを目的とする。また、この熱可塑性樹脂組成物を使用することにより、優れた光学レンズを提供することを目的とする。
【解決手段】下記式(1)で表される構成単位を有する熱可塑性樹脂および離型剤を含む熱可塑性樹脂組成物であって、さらに熱可塑性樹脂組成物中の酸化防止剤の含有量が0~300ppmである熱可塑性樹脂組成物。
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{式(1)中、環Zは芳香族炭化水素環を示し、L1及びL2はそれぞれ独立に2価の連結基を示し、o及びpはそれぞれ独立に0以上の整数を示し、R1、R2、R3及びR4はそれぞれ独立に、水素原子、炭素原子数1~20の炭化水素基を示し、Xは炭酸もしくはジカルボン酸から水酸基を除いた残基である。}
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
下記式(1)で表される構成単位を有する熱可塑性樹脂および離型剤を含む熱可塑性樹脂組成物であって、さらに熱可塑性樹脂組成物中の酸化防止剤の含有量が0~300ppmである熱可塑性樹脂組成物。
JPEG
2024055310000010.jpg
34
82
{式(1)中、環Zは芳香族炭化水素環を示し、L

及びL

はそれぞれ独立に2価の連結基を示し、o及びpはそれぞれ独立に0以上の整数を示し、R

、R

、R

及びR

はそれぞれ独立に、水素原子、炭素原子数1~20の炭化水素基を示し、Xは下記式(2)又は(3)で表される群より選ばれる少なくとも1つである。}
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2024055310000011.jpg
25
59
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2024055310000012.jpg
23
48
{式中、Yは2価の連結基を示す。}
続きを表示(約 500 文字)【請求項2】
前記離型剤が熱可塑性樹脂組成物中に1~4000ppmの量で含まれる、請求項1に記載の熱可塑性樹脂組成物。
【請求項3】
前記熱可塑性樹脂組成物中の酸化防止剤の含有量が0~50ppmである、請求項1又は2に記載の熱可塑性樹脂組成物。
【請求項4】
乾熱黄変ΔYIが0.00~0.47である、請求項1又は2に記載の熱可塑性樹脂組成物。
【請求項5】
前記式(1)中の環Zがベンゼン環である、請求項1又は2に記載の熱可塑性樹脂組成物。
【請求項6】
式(1)で表される構成単位を有する熱可塑性樹脂が、ポリカーボネート樹脂またはポリエステルカーボネート樹脂である請求項1又は2に記載の熱可塑性樹脂組成物。
【請求項7】
式(1)で表される構成単位を有する熱可塑性樹脂が、ポリエステルカーボネート樹脂である請求項6に記載の熱可塑性樹脂組成物。
【請求項8】
請求項1又は2に記載の熱可塑性樹脂組成物を含む、光学部材。
【請求項9】
光学レンズである、請求項8に記載の光学部材。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、熱可塑性樹脂組成物及びそれを含む光学部材に関するものである。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
光学系材料として従来用いられていたガラスは光学特性や環境耐性に優れているが、加工性が悪いという問題があった。一方、光学用樹脂、中でも熱可塑性樹脂組成物は、ガラス材料に比べ安価であると共に、射出成形により成形品の大量生産が可能で、しかも非球面レンズの製造も容易であるという利点を有している。そのため、これまで主としてスマートフォンカメラを構成する光学レンズに使用され、普及してきた。近年では新たな用途として、車載センシングカメラや車載ビューイングカメラといったいわゆる車載カメラの光学レンズへの展開が期待されている。
【0003】
そのような中で光学用樹脂には、光学系の小型、薄型化の為、より高い屈折率が求められ、また光学レンズを介して結像をセンサーや人が認識する為、高度に低歪であること、つまり低複屈折であることが求められる。さらに車載カメラ用途では、その使用環境から高温下で長時間変色しないという長期耐熱性が重要である。
【0004】
特許文献1には、屈折率が1.635~1.650の高屈折率且つ配向複屈折が0~6×10
-3
の低複屈折に優れた、式(M)及び式(N)で示される構造単位を有するポリエステルカーボネート樹脂が得られることが記載されている。
【0005】
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2024055310000001.jpg
33
86
【0006】
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2024055310000002.jpg
35
102
(式(N)中Wは、フェニレン基またはナフタレンジイル基である。)
【0007】
特許文献2には、アルミニウム化合物とリン化合物からなる触媒を用いたポリエステルカーボネート樹脂が一般的なチタン系触媒を用いた場合よりも色相が良好と記載されている。
【0008】
特許文献3には、高透明性、高Tg、高屈折率、低複屈折に優れる、式(O)で表される構造を有するポリカーボネート樹脂が得られることが記載されている。
【0009】
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2024055310000003.jpg
35
94
(式(O)中T

及びT

は、それぞれ独立に水素原子あるいはメチル基である。)
【先行技術文献】
【特許文献】
【0010】
国際公開第2011/010741号
国際公開第2019/131841号
特開2010-189508号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
(【0011】以降は省略されています)

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