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公開番号2024055082
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-18
出願番号2022161697
出願日2022-10-06
発明の名称炭酸カルシウムの製造方法
出願人株式会社神戸製鋼所
代理人個人,個人,個人,個人
主分類C01F 11/18 20060101AFI20240411BHJP(無機化学)
要約【課題】本発明は、炭酸カルシウム中の着色成分を抑制し、低コストで白色度の高い炭酸カルシウムを得ることができる炭酸カルシウムの製造方法を提供することを目的とする。
【解決手段】本発明の一態様に係る炭酸カルシウムの製造方法は、鉄、マンガン、ケイ素、アルミニウム、及びマグネシウムから選択される一種以上の元素と、カルシウムとを含む溶液又はスラリーに二酸化炭素を導入することでpHを7以下に制御する工程と、前記制御工程でpHが制御された前記溶液又は前記スラリー中に析出物を析出させる工程と、前記析出工程で析出した前記析出物を前記溶液又は前記スラリーから除去する工程と、前記除去工程後の前記溶液又は前記スラリーを脱気して炭酸カルシウムを得る工程とを備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
鉄、マンガン、ケイ素、アルミニウム、及びマグネシウムから選択される一種以上の元素と、カルシウムとを含む溶液又はスラリーに二酸化炭素を導入することでpHを7以下に制御する工程と、
前記制御工程でpHが制御された前記溶液又は前記スラリー中に析出物を析出させる工程と、
前記析出工程で析出した前記析出物を前記溶液又は前記スラリーから除去する工程と、
前記除去工程後の前記溶液又は前記スラリーを脱気して炭酸カルシウムを得る工程と
を備える炭酸カルシウムの製造方法。
続きを表示(約 480 文字)【請求項2】
前記元素が、鉄及びマンガンの少なくとも一方を含む請求項1に記載の炭酸カルシウムの製造方法。
【請求項3】
前記元素が、鉄鋼スラグに由来するものである請求項1又は請求項2に記載の炭酸カルシウムの製造方法。
【請求項4】
前記溶液又は前記スラリーが、水を含む請求項1又は請求項2に記載の炭酸カルシウムの製造方法。
【請求項5】
前記溶液又は前記スラリーが、ポリオール化合物をさらに含む請求項4に記載の炭酸カルシウムの製造方法。
【請求項6】
前記ポリオール化合物が、ジオール化合物又はトリオール化合物である請求項5に記載の炭酸カルシウムの製造方法。
【請求項7】
前記ポリオール化合物が、エチレングリコール、プロピレングリコール及びジエチレングリコールよりなる群から選択される一又は二以上のジオール化合物である請求項5に記載の炭酸カルシウムの製造方法。
【請求項8】
前記ポリオール化合物が、グリセリンである請求項5に記載の炭酸カルシウムの製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、炭酸カルシウムの製造方法に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
近年、二酸化炭素が地球温暖化への影響が大きいと考えられている。この地球温暖化問題に対する有効な対策として、二酸化炭素を、カルシウムを含む溶液又はスラリーに固定して炭酸カルシウム(CaCO

)を生成する技術が注目されている。このようにして得られる炭酸カルシウムは、白色度を向上することで広い用途に使用することができる。このため、炭酸カルシウムの白色度を向上する方法が発案されている(特開昭51-47597号公報)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開昭51-47597号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1の方法によっても、炭酸カルシウム中に鉄などの着色成分が存在していると、その着色成分が白色化処理を行った後に発色して白色度を低下させることがある。また、特許文献1の方法では、ハイドロサルファイト等の薬剤を用いており、炭酸カルシウムを白色化するためのコストを低減することが困難になる。
【0005】
このような事情に鑑み、本発明は、炭酸カルシウム中の着色成分を抑制し、低コストで白色度の高い炭酸カルシウムを得ることができる炭酸カルシウムの製造方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記課題を解決する本発明の一態様に係る炭酸カルシウムの製造方法は、鉄、マンガン、ケイ素、アルミニウム、及びマグネシウムから選択される一種以上の元素と、カルシウムとを含む溶液又はスラリーに二酸化炭素を導入することでpHを7以下に制御する工程と、前記制御工程でpHが制御された前記溶液又は前記スラリー中に析出物を析出させる工程と、前記析出工程で析出した前記析出物を前記溶液又は前記スラリーから除去する工程と、前記除去工程後の前記溶液又は前記スラリーを脱気して炭酸カルシウムを得る工程とを備える。
【発明の効果】
【0007】
本発明の炭酸カルシウムの製造方法は、炭酸カルシウム中の着色成分を抑制し、低コストで白色度の高い炭酸カルシウムを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、本発明の一実施形態に用いられる炭酸カルシウムの製造装置を示す模式図である。
図2は、実施例で得た炭酸カルシウムの白色度を示すグラフである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明の一態様に係る炭酸カルシウムの製造方法は、鉄、マンガン、ケイ素、アルミニウム、及びマグネシウムから選択される一種以上の元素と、カルシウムとを含む溶液又はスラリーに二酸化炭素を導入することでpHを7以下に制御する工程と、前記制御工程でpHが制御された前記溶液又は前記スラリー中に析出物を析出させる工程と、前記析出工程で析出した前記析出物を前記溶液又は前記スラリーから除去する工程と、前記除去工程後の前記溶液又は前記スラリーを脱気して炭酸カルシウムを得る工程とを備える。
【0010】
当該炭酸カルシウムの製造方法(以下、単に「当該製造方法」ともいう)は、鉄などの着色成分とカルシウム(Ca)とを含む溶液又はスラリーに二酸化炭素を導入して反応させている。この反応によって、前記溶液中又は前記スラリー中に析出物として前記着色成分を含む炭酸カルシウムが析出する。この析出物を除去した前記溶液中又は前記スラリー中には炭酸水素カルシウムイオンの形態でカルシウム成分が残存するため、前記析出物を除去した前記溶液又は前記スラリーを脱気することで着色成分が抑制された白色度の高い炭酸カルシウムを得ることができる。また、当該製造方法は、薬剤などを要しないため、低コストで白色度の高い炭酸カルシウムを得ることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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