TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2024053680
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-16
出願番号2022160040
出願日2022-10-04
発明の名称発汗量推定システムおよび浴室内警告システム
出願人大阪瓦斯株式会社
代理人弁理士法人R&C
主分類F24H 15/196 20220101AFI20240409BHJP(加熱;レンジ;換気)
要約【課題】容易かつ精度良く発汗量を推定することを目的とする。
【解決手段】浴室を利用する利用者の発汗量を推定する発汗量推定システムであって、推定用環境情報9を取得する情報取得部と、利用者の利用者情報7および推定用環境情報9から推定用特徴量57を生成する推定用特徴量生成部と、所定の学習用環境情報8で入浴した際の発汗量である教師データ52および学習用特徴量51が紐付けられた複数の学習用入力データ53を機械学習することにより、推定用特徴量57が入力されると推定発汗量58を出力するように生成された学習済みモデル55を取得するモデル取得部と、推定用特徴量57を学習済みモデル55に入力することにより推定発汗量58を出力する発汗量推定部とを備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
浴室を利用する利用者の発汗量を推定する発汗量推定システムであって、
推定用環境情報を取得する情報取得部と、
前記利用者の利用者情報および前記推定用環境情報から推定用特徴量を生成する推定用特徴量生成部と、
所定の学習用環境情報で入浴した際の前記発汗量である教師データおよび学習用特徴量が紐付けられた複数の学習用入力データを機械学習することにより、前記推定用特徴量が入力されると推定発汗量を出力するように生成された学習済みモデルを取得するモデル取得部と、
前記推定用特徴量を前記学習済みモデルに入力することにより前記推定発汗量を出力する発汗量推定部とを備え、
前記学習用特徴量は前記利用者情報および前記学習用環境情報を含み、
前記利用者情報は、年齢、性別、および体重を含み、
前記推定用環境情報は、浴室温度、浴室湿度、浴槽温度、合計入浴時間、連続入浴時間、および浴室利用時間を含み、
前記学習用環境情報は、前記浴室温度、前記浴室湿度、前記浴槽温度、前記合計入浴時間、前記連続入浴時間、および前記浴室利用時間を含む発汗量推定システム。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記推定用環境情報は、所定の時間毎に継続的に取得され、
前記発汗量推定部は、継続的に前記推定発汗量を出力する請求項1に記載の発汗量推定システム。
【請求項3】
特徴量演算部をさらに備え、
前記学習済みモデルを用いて前記推定発汗量を出力するために、それぞれの前記推定用特徴量が与える影響度の大きさがあらかじめ測定され、
前記特徴量演算部は、前記影響度の大きさに応じた重み付けをそれぞれの前記推定用特徴量に付与する請求項1に記載の発汗量推定システム。
【請求項4】
前記情報取得部として、人感センサ、温度センサ、湿度センサ、湯温センサ、水圧センサ、体重計、およびタイマを含み、
前記浴室温度は前記温度センサで測定され、
前記浴室湿度は前記湿度センサで測定され、
前記浴槽温度は前記湯温センサで測定され、
前記合計入浴時間および前記連続入浴時間は、前記水圧センサの検出値の変化から算出される浴槽水位の変化と前記タイマとで求められる前記利用者が浴槽に浸かっている時間から算出され、
前記浴室利用時間は、前記人感センサおよび前記タイマで前記利用者が前記浴室にいる時間として求められる請求項1に記載の発汗量推定システム。
【請求項5】
前記情報取得部として撮像装置を含み、
前記推定用環境情報および前記学習用環境情報の少なくともいずれかは、前記撮像装置が撮影した画像を含む請求項1に記載の発汗量推定システム。
【請求項6】
前記モデル取得部は、前記学習用入力データを機械学習することにより、前記学習済みモデルを生成する請求項1に記載の発汗量推定システム。
【請求項7】
前記情報取得部は前記浴室に設けられ、
前記浴室とデータ通信するサーバに、前記モデル取得部、前記推定用特徴量生成部、および前記発汗量推定部が設けられる請求項1に記載の発汗量推定システム。
【請求項8】
前記学習済みモデルは、勾配ブースティング決定木モデルである請求項1に記載の発汗量推定システム。
【請求項9】
請求項1から8のいずれか一項に記載の発汗量推定システムと、
報知部と、
前記推定発汗量が所定の閾値以上であるか否かを判定する発汗量判定部と、
前記推定発汗量が前記閾値以上であると前記発汗量判定部が判定した場合に、前記報知部に所定の警告を行わせる警告制御部とを備える浴室内警告システム。
【請求項10】
前記警告は、警告音の発報、警告灯の発光、表示部への表示、あらかじめ登録された携帯端末への通知のうちの少なくとも1つを含む請求項9に記載の浴室内警告システム。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、浴室の利用者の発汗量を推定する発汗量推定システム、および、発汗量推定システムにより推定された発汗量に基づいて体調に異変が生じる可能性を警告する浴室内警告システムに関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
浴室を利用する利用者は、浴室の温度や湿度または入浴等の環境の影響で発汗しやすい。発汗が多くなりすぎると、利用者は熱中症等により体調に異変が生じる場合がある。
【0003】
特許文献1には、人体に生体センサを装着することにより、入浴中と入浴していない間に測定された、活動量や体温等の変化から発汗量を取得する技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2018―26006号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、体調に異変が生じることを事前に予測する精度を向上させるために、発汗量をより容易かつ精度良く推定することが求められている。
【0006】
本発明は、容易かつ精度良く発汗量を推定することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するために、本発明の一実施形態に係る発汗量推定システムは、浴室を利用する利用者の発汗量を推定する発汗量推定システムであって、推定用環境情報を取得する情報取得部と、前記利用者の利用者情報および前記推定用環境情報から推定用特徴量を生成する推定用特徴量生成部と、所定の学習用環境情報で入浴した際の前記発汗量である教師データおよび学習用特徴量が紐付けられた複数の学習用入力データを機械学習することにより、前記推定用特徴量が入力されると推定発汗量を出力するように生成された学習済みモデルを取得するモデル取得部と、前記推定用特徴量を前記学習済みモデルに入力することにより前記推定発汗量を出力する発汗量推定部とを備え、前記学習用特徴量は前記利用者情報および前記学習用環境情報を含み、前記利用者情報は、年齢、性別、および体重を含み、前記推定用環境情報は、浴室温度、浴室湿度、浴槽温度、合計入浴時間、連続入浴時間、および浴室利用時間を含み、前記学習用環境情報は、前記浴室温度、前記浴室湿度、前記浴槽温度、前記合計入浴時間、前記連続入浴時間、および前記浴室利用時間を含む。
【0008】
このような構成により、利用者の特徴や浴室内の環境から、入浴中のまたは浴室内にいる使用者の発汗量を容易かつ精度良く推定することができる。
【0009】
特に、人の発汗に対する影響が大きな、利用者の年齢・性別・体重、および、浴室温度・浴室湿度・浴槽温度・合計入浴時間・連続入浴時間・浴室利用時間に基づいて発汗量を推定するため、より精度良く発汗量を推定することができる。
【0010】
また、前記推定用環境情報は、所定の時間毎に継続的に取得され、前記発汗量推定部は、継続的に前記推定発汗量を出力することが好ましい。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許