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公開番号2024052316
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-11
出願番号2022158962
出願日2022-09-30
発明の名称画像処理装置、画像処理方法及びコンピュータプログラム
出願人キヤノン株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類H04N 23/60 20230101AFI20240404BHJP(電気通信技術)
要約【課題】画質弊害を良好に抑制して複数の画像の合成を行う画像処理装置、方法及びプログラムを提供する。
【解決手段】画像処理装置において、合成部202は、第1の実空間画像及び第2の実空間画像を夫々周波数空間に変換し、第1の周波数画像及び第2の周波数画像を生成する周波数空間変換手段として機能するDCT部301a、301b、第1の周波数画像と第2の周波数画像に含まれる複数の周波数成分の合成率を決定するコントラスト算出部303、合成率決定手段として機能する第1合成率算出部302及び第1合成率補正部304と、前記複数の周波数成分の合成率に基づき第1の周波数画像と第2の周波数画像を合成し、第3の周波数画像を得る合成手段として機能する加重加算部305及び第1の実空間画像のコントラスト値を算出するコントラスト算出部303を備える。合成率決定手段は、コントラスト値に応じて、複数の周波数成分の合成率を決定する。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
第1の実空間画像及び第2の実空間画像を夫々周波数空間に変換し、第1の周波数画像及び第2の周波数画像を生成する周波数空間変換手段と、
前記第1の周波数画像及び前記第2の周波数画像に含まれる複数の周波数成分の合成率を決定する合成率決定手段と、
前記複数の周波数成分の合成率に基づき前記第1の周波数画像と前記第2の周波数画像を合成し、第3の周波数画像を得る合成手段と、
前記第1の実空間画像のコントラスト値を算出するコントラスト算出手段を備え、
前記合成率決定手段は、前記コントラスト値に応じて、前記複数の周波数成分の合成率を決定することを特徴とする画像処理装置。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
前記合成率決定手段は、前記コントラスト値が大きいほど前記複数の周波数成分間で合成率が一律に近づくように前記複数の周波数成分の合成率を決定することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項3】
前記合成率決定手段は、前記コントラスト値が大きいほど前記複数の周波数成分のうち少なくとも1つの周波数成分の合成率が小さくなるように前記複数の周波数成分の合成率を決定することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項4】
前記コントラスト算出手段は、前記第1の実空間画像の最大画素値と最小画素値との差分により前記コントラスト値を算出することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項5】
画像から小領域画像を抽出する小領域抽出手段を更に備え、
前記小領域抽出手段は、第1の全体画像から前記第1の実空間画像を抽出し、前記第1の全体画像とは異なる第2の全体画像から前記第2の実空間画像を抽出することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項6】
前記第3の周波数画像を実空間に変換し第3の実空間画像を生成する実空間変換手段を更に備えることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項7】
複数の小領域画像を配置して全体画像を生成する小領域配置手段を更に備え、
前記小領域配置手段は、複数の前記第3の実空間画像を配置して第3の全体画像を生成することを特徴とする請求項6に記載の画像処理装置。
【請求項8】
第1の実空間画像及び第2の実空間画像を夫々周波数空間に変換し、第1の周波数画像及び第2の周波数画像を生成する周波数空間変換手段と、
前記第1の周波数画像及び前記第2の周波数画像に含まれる複数の周波数成分の合成率を決定する合成率決定手段と、
前記複数の周波数成分の合成率に基づき前記第1の周波数画像と前記第2の周波数画像を合成し、第3の周波数画像を得る合成手段と、
前記第1の実空間画像の最小の画素値を算出する処理又は、前記第1の実空間画像の画素値が閾値以下である画素を判定する処理の少なくともいずれか一方により、画像の輝度レベルを示す輝度評価値を算出する輝度評価値算出手段を備え、
前記合成率決定手段は、前記輝度評価値に応じて、前記複数の周波数成分の合成率を決定することを特徴とする画像処理装置。
【請求項9】
前記合成率決定手段は、前記輝度評価値がより暗い輝度レベルであることを示す値であるほど、前記複数の周波数成分間で合成率が一律に近づくように前記複数の周波数成分の合成率を決定することを特徴とする請求項8に記載の画像処理装置。
【請求項10】
前記合成率決定手段は、前記輝度評価値がより暗い輝度レベルであることを示す値であるほど、前記複数の周波数成分のうち少なくとも1つの周波数成分の合成率が0に近くなるように前記複数の周波数成分の合成率を決定することを特徴とする請求項8に記載の画像処理装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、画像の合成のための画像処理装置、画像処理方法及びコンピュータプログラム等に関するものである。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
デジタルカメラでノイズの少ない画像を得るためには、十分な露光時間を確保することが有効である。しかしながら露光時間を長くすると、手ぶれによるカメラの動きや、被写体の動きにより画像にぶれが生じる問題がある。
【0003】
このようなぶれに対処する方式として電子ぶれ補正方式が提案されている。電子ぶれ補正方式では、ぶれの少ない短い露光時間で撮影を複数回連続して行い、得られた複数枚の画像を合成することで低ノイズの画像を得ることができる。またこのとき、特許文献1に示されるように、画像間の差分が大きい領域で合成率を下げることにより、合成結果にて被写体が多重になる状態を抑制できる。
【0004】
これにより、ぶれの少ない画像を得ることができる。特に、非特許文献1に示されるように、周波数成分ごとに画像間の差分を計算し、差分の大きい周波数成分で合成率を下げることにより、被写体を良好に維持しながら低ノイズの画像を得る方法が知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2008-99260号公報
【非特許文献】
【0006】
Samuel W Hasinoff, Dillon Sharlet, Ryan Geiss, Andrew Adams, Jonathan T. Barron, Florian Kainz, Jiawen Chen, Marc Levoy, “Burst photography for high dynamic range and low-light imaging on mobile cameras”, ACM Transactions on Graphics, Volume 35, Issue 6, November 2016, Article No.192, pp1-12
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかし、周波数成分間で異なる合成率により合成を行う場合、合成結果にて特定の周波数成分の影響が相対的に強く又は弱くなりすぎることにより、本来の被写体にない波状の模様やリンギング等の画質弊害が生じることがあった。
【0008】
そこで本発明では、画質弊害を良好に抑制して複数の画像の合成を行うことができる画像処理装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の画像処理装置は、
第1の実空間画像及び第2の実空間画像を夫々周波数空間に変換し、第1の周波数画像及び第2の周波数画像を生成する周波数空間変換手段と、
前記第1の周波数画像及び第2の周波数画像に含まれる複数の周波数成分の合成率を決定する合成率決定手段と、
前記複数の周波数成分の合成率に基づき前記第1の周波数画像と前記第2の周波数画像を合成し、第3の周波数画像を得る合成手段と、
前記第1の実空間画像のコントラスト値を算出するコントラスト算出手段を備え、
前記合成率決定手段は、前記コントラスト値に応じて、前記複数の周波数成分の合成率を決定することを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、画質弊害を良好に抑制して複数の画像の合成を行うことができる画像処理装置を実現できる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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