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公開番号2024052230
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-11
出願番号2022158808
出願日2022-09-30
発明の名称面状発熱体、及び温風供給装置
出願人キヤノン株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類H05B 3/20 20060101AFI20240404BHJP(他に分類されない電気技術)
要約【課題】絶縁性基材、発熱層、絶縁性保護層がポリイミドによって構成された面状発熱体の反りを低減し、面内を均一に加熱できる面状発熱体を提供する。
【解決手段】基材と、基材上に設けられた発熱層と、発熱層と接して設けられた電極と、電極及び前記発熱層それぞれの少なくとも一部を覆う保護層と、を備えた面状発熱体であって、基材と前記保護層はポリイミドからなり、保護層のポリイミドのイミド化率が基材のポリイミドのイミド化率よりも小さい面状発熱体を提供する。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
基材と、前記基材上に設けられた発熱層と、前記発熱層と接して設けられた電極と、前記電極及び前記発熱層それぞれの少なくとも一部を覆う保護層と、を備えた面状発熱体であって、
前記基材と前記保護層はポリイミドからなり、
前記保護層のポリイミドのイミド化率が前記基材のポリイミドのイミド化率よりも小さいことを特徴とする面状発熱体。
続きを表示(約 660 文字)【請求項2】
前記基材のポリイミドのイミド化率に対する前記保護層のポリイミドのイミド化率の比が0.55以上0.76以下であることを特徴とする請求項1に記載の面状発熱体。
【請求項3】
前記保護層の厚さが前記基材の厚さ以下であることを特徴とする請求項1に記載の面状発熱体。
【請求項4】
前記保護層の厚さに対する前記基材の厚さの比が1以上10以下であることを特徴とする請求項1に記載の面状発熱体。
【請求項5】
前記保護層の厚さが75μm以下であることを特徴とする請求項1に記載の面状発熱体。
【請求項6】
前記保護層の表面の曲率が10×10
-3
(1/mm)以下であることを特徴とする請求項1に記載の面状発熱体。
【請求項7】
前記基材と、前記保護層がいずれも同じポリイミドからなる請求項1に記載の面状発熱体。
【請求項8】
前記発熱層はポリイミドと導電性粉末からなることを特徴とする請求項1に記載の面状発熱体。
【請求項9】
前記基材、発熱層、保護層がいずれも同じポリイミドからなることを特徴とする請求項8に記載の面状発熱体。
【請求項10】
前記発熱層のポリイミドのイミド化率が、前記基材のポリイミドのイミド化率より小さく、かつ、前記保護層のポリイミドのイミド化率以上であることを特徴とする請求項1に記載の面状発熱体。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、面状発熱体、その製造方法、該面状発熱体を備えた温風供給装置、該温風供給装置を備えたインクジェットプリンターに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
面状発熱体は、例えば、インクジェットプリンターに用いられるインク乾燥用温風ヒーターや、工業用途で乾燥、熱処理、焼成等に用いられるヒーター、暖房、融雪、凍結防止等の用途で用いられるヒーターとして利用可能である。
【0003】
従来、面状発熱体としては、ニクロム、鉄、アルミ等の抵抗電熱線を発熱体とし、両端に一対の電極を設け、それらをゴムシート等の電気絶縁性材料で被覆した構造のものが知られている。電極から通電すると発熱体に電流が流れ、抵抗加熱によって昇温し、対象を加熱する用途で使用される。この構造の面状発熱体は発熱源が線状なので、発熱面積が限定され、その配線パターンによる温度ムラが生じる。また、別の面状発熱体としては、金属系や非金属系からなる導電性材料を、ガラスクロスや高分子フィルム等の電気絶縁性基材に含浸、塗布、印刷等によって面状に形成した発熱層を有するものがある。こうした発熱層を用いた面状発熱体は発熱面積が広く、均一な温度分布の実現に有利である。
【0004】
このような面状発熱体を有効に作用させるには、加熱対象との接触面を安定的に確保する必要がある。また、面状発熱体が加熱対象に対してできるだけ正対するように配置する必要がある。そのため、加熱対象の形態、形状に合わせて加熱する目的で、面状発熱体を加熱対象に接触させて設置することや、面状発熱体を剛性の高い部材にネジや接着剤等の固定用部材にて固定することが必要な場合がある。
【0005】
特許文献1では、絶縁性基層1の表面に導電性粉末ポリイミド前駆体からなる導電性組成物が塗布される。そして、この導電性組成物は、80~120℃の温度で乾燥された後に温度が200℃に上げられ、この温度で維持される。その後、この導電性組成物は温度が250~400℃まで段階的に上げられ、この温度で維持されてイミド化が完結させられて、絶縁性基層1上に発熱層2が成形される。そして、発熱層2には銀ペースト等の導電性塗料あるいは金属箔や金属網等によって電力供給用電極3が設けられ、さらにこれらの表面にポリイミド前駆体溶液を塗布され、イミド化を完結させて絶縁層4が成形され、面状発熱体が完成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2007-109640号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、特許文献1の面状発熱体は製造条件によっては大きな反りが発生することがあった。
【0008】
本発明は、このような課題に鑑み、面状発熱体のイミド化率を小さくし、被加熱物を均一に加熱できる面状発熱体、及びその製造方法を提供することを目的とする。また、本発明は、該面状発熱体を備えた、温風供給装置、及び、該温風供給装置を備えたインクジェットプリンターの提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の面状発熱体は、基材と、前記基材上に設けられた発熱層と、前記発熱層と接して設けられた電極と、前記電極及び前記発熱層それぞれの少なくとも一部を覆う保護層と、を備えた面状発熱体であって、前記基材と前記保護層はポリイミドからなり、前記保護層のポリイミドのイミド化率が前記基材のポリイミドのイミド化率よりも小さいことを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
本発明の面状発熱体は、反りの大きさを低減し、また、温度ムラを低減することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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