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公開番号2024051979
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-11
出願番号2022158395
出願日2022-09-30
発明の名称操舵角センサ
出願人株式会社プロテリアル,株式会社ジェイテクト
代理人個人
主分類G01B 7/30 20060101AFI20240404BHJP(測定;試験)
要約【課題】静電気や磁気ノイズによる操舵角センサの損傷もしくは誤作動を抑制する。
【解決手段】操舵操作に伴い回転するシャフトから操舵角を検出するための操舵角センサであって、シャフトに取り付けられるメインギアの回転に伴って従動回転する従動ギアと、従動ギアの回転を検出する磁気センサと、磁気センサに近接配置され、少なくとも一方向に磁気センサの外縁より突出する突出端を有して構成される突起部と、を備え、突起部は、比透磁率が40以上であって導電性を有する材質から形成される、操舵角センサである。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
操舵操作に伴い回転するシャフトから操舵角を検出するための操舵角センサであって、
前記シャフトに取り付けられるメインギアの回転に伴って従動回転する従動ギアと、
前記従動ギアの回転を検出する磁気センサと、
前記磁気センサに近接配置され、少なくとも一方向に前記磁気センサの外縁より突出する突出端を有して構成される突起部と、を備え、
前記突起部は、比透磁率が40以上であって導電性を有する材質から形成される、
操舵角センサ。
続きを表示(約 470 文字)【請求項2】
前記従動ギアおよび前記磁気センサを支持する回路基板と、
前記回路基板を保護するセンサカバーと、
前記センサカバーに取り付けられ、前記操舵角センサを外部部材に取り付けるためのサイドプレートと、を備え、
前記突起部は、前記サイドプレートに設けられ、前記サイドプレートから突出するように配置される、
請求項1に記載の操舵角センサ。
【請求項3】
前記突起部は、前記サイドプレートと一体的に形成される、
請求項2に記載の操舵角センサ。
【請求項4】
前記突起部は、その先端が前記磁気センサの位置を超えて延在するように構成される、
請求項1~3のいずれか1項に記載の操舵角センサ。
【請求項5】
前記突起部は、前記磁気センサよりも幅広く構成される、
請求項1~3のいずれか1項に記載の操舵角センサ。
【請求項6】
前記突起部は、前記磁気センサよりも幅広く構成される、
請求項4に記載の操舵角センサ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、操舵角センサに関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
例えばステアリングホイールの操舵角を検出するための操舵角センサが知られている(例えば特許文献1や特許文献2を参照)。操舵角センサは、ステアリングホイールの操舵操作に伴い回転するシャフトに設けられるメインギアと、メインギアに従動回転するように構成された従動ギアと、その従動ギアの回転を検出する磁気センサを備えて構成され、磁気センサで検出される回転角度情報に基づいて操舵角を把握することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2000-283704号公報
特開2000-283705号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、操舵角センサでは、磁気センサが電気抵抗の低い経路に配置されている場合、静電気が磁気センサを通過することにより、磁気センサが損傷してしまうことがある。また、操舵角センサの使用環境では、電子機器の密度が増えることにより磁気ノイズが発生しやすくなり、その結果、磁気センサが磁気ノイズにより誤作動したり、磁気ノイズが大きい場合には損傷したりすることがある。
【0005】
本発明は、静電気や磁気ノイズによる操舵角センサの損傷もしくは誤作動を抑制する技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様によれば、
操舵操作に伴い回転するシャフトから操舵角を検出するための操舵角センサであって、
前記シャフトに取り付けられるメインギアの回転に伴って従動回転する従動ギアと、
前記従動ギアの回転を検出する磁気センサと、
前記磁気センサに近接配置され、少なくとも一方向に前記磁気センサの外縁より突出する突出端を有して構成される突起部と、を備え、
前記突起部は、比透磁率が40以上であって導電性を有する材質から形成される、
操舵角センサが提供される。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、静電気や磁気ノイズによる操舵角センサの損傷および誤作動を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、本発明の一実施形態に係る操舵角センサの概略構成を示す斜視図である。
図2は、図1においてセンサカバーを取り除いた状態の概略構成を示す斜視図である。
図3は、図2の概略構成を平面視したときの平面図である。
図4は、図2における突起部を含む構造を説明するための部分拡大図である。
図5は、図2の概略構成を正面から見たときの正面図である。
図6は、サイドプレートの概略構成図であり、(a)はその斜視図、(b)はその側面図である。
図7は、突起部の配置についての変形例を示す図である。
図8は、突起部の配置についての変形例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
<本発明の一実施形態>
以下、本発明に係る操舵角センサの一実施形態を図1~8を用いて説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る操舵角センサの概略構成を示す斜視図である。図2は、図1においてセンサカバーを取り除いた状態の概略構成を示す斜視図である。図3は、図2の概略構成を平面視したときの平面図である。図4は、図2における突起部を含む構造の部分拡大図である。図5は、図2の概略構成を正面から見たときの正面図である。図6は、サイドプレートの概略構成図であり、(a)はその斜視図、(b)はその側面図である。図7は、突起部の配置についての変形例を示す図である。図8は、突起部の配置についての変形例を示す図である。なお、図中、同一又は相当する部分には同一の符号を付してその説明を簡略化ないし省略することがある。
【0010】
本実施形態の操舵角センサは、ステアリングホイールに連結されたシャフト(いわゆるステアリングシャフト)に取り付けられ、ステアリングホイールの操舵操作に伴い回転するシャフトの回転角度からステアリングホイールの操舵角を検出するものである。操舵角センサ1は、図1および図2に示すように、メインギア2と、回路基板3と、従動ギア4と、磁気センサ5と、センサカバー6と、サイドプレート7と、突起部8とを備えて構成される。
(【0011】以降は省略されています)

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