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10個以上の画像は省略されています。
公開番号2024051943
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-11
出願番号2022158343
出願日2022-09-30
発明の名称画像読取装置
出願人シャープ株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人,個人,個人
主分類H04N 1/00 20060101AFI20240404BHJP(電気通信技術)
要約【課題】原稿台より大きく、1度に読み取り可能なサイズを超える原稿を、所定の位置にずらして置ける画像読取装置。
【解決手段】矩形の原稿台と、原稿台の長辺方向に所定の間隔をあけて配置される2つのヒンジを有して開閉可能に原稿台を覆う原稿カバーと、原稿台に置かれた原稿を読み取る原稿読取部とを備え、原稿台は、一方の短辺が、原稿台より小さいサイズの原稿を置く場合の基準位置であり、短い方の一辺が原稿台の短辺よりも長く長い方の他片が原稿台の長辺以上のサイズの大サイズ原稿を複数の領域に分けて読み取る場合に、一辺を2つのヒンジの間に差し入れ可能な間隔で原稿カバーのヒンジが配置されており、かつ一方のヒンジの端面のうち他方のヒンジと対向する側の端面が基準位置である原稿台短辺を延長した位置に配置されている画像読取装置。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
矩形の原稿台と、
前記原稿台の長辺方向に所定の間隔をあけて配置される2つのヒンジを有して開閉可能に前記原稿台を覆う原稿カバーと、
前記原稿台に置かれた原稿を読み取る原稿読取部とを備え、
前記原稿台は、一方の短辺が、前記原稿台より小さいサイズの原稿を置く場合の基準位置であり、
短い方の一辺が前記原稿台の短辺よりも長く、長い方の他片が前記原稿台の長辺以上のサイズの大サイズ原稿を複数の領域に分けて読み取る場合に、前記一辺を2つの前記ヒンジの間に差し入れ可能な間隔で前記原稿カバーのヒンジが配置されており、かつ一方のヒンジの端面のうち他方のヒンジと対向する側の端面が前記基準位置である原稿台短辺を延長した位置に配置されている画像読取装置。
続きを表示(約 780 文字)【請求項2】
前記大サイズ原稿を複数の領域に分けて読み取る操作の手順をユーザーに提示してその操作を受け付ける操作部と、
前記原稿読取部および前記操作部を制御する制御部とをさらに備える請求項1に記載の画像読取装置。
【請求項3】
前記制御部は、複数の領域に分けて読み取られた前記大サイズ原稿の画像を合成して1つの画像を生成する処理を行う請求項2に記載の画像読取装置。
【請求項4】
前記制御部は、複数に分けて読み取る領域の一部がその隣の領域と重複するようにずらして前記大サイズ原稿を複数の領域に分けて読み取るように操作の手順を提示する請求項2または3に記載の画像読取装置。
【請求項5】
前記制御部は、前記基準位置とされる原稿台短辺の奥側の端を前記大サイズ原稿の奥側の辺に合わせて第1の領域を読み取り、前記原稿台短辺の手前側の端を前記大サイズ原稿の手前側の辺に合わせて第2の領域を読み取るように操作の手順を提示する請求項2または3に記載の画像読取装置。
【請求項6】
前記大サイズ原稿を複数の領域に分けて読み取る際の何れかの領域に対応して前記大サイズ原稿を置く基準位置を示す補助ガイドをさらに備え、
前記制御部は、前記補助ガイドが示す基準位置に前記大サイズ原稿を合わせて前記領域を読み取るように操作の手順を提示する請求項2または3に記載の画像読取装置。
【請求項7】
原稿台の長辺方向における大サイズ原稿のサイズに合わせてスライド可能であって、その位置を検出する大サイズ原稿ガイドをさらに備え、
前記制御部は、前記大サイズ原稿ガイドの位置に基づいて前記大サイズ原稿を読み取る際の原稿台長辺方向の読取領域を決定する請求項2に記載の画像読取装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、一度に読み取り可能なサイズよりも大きい原稿を複数の領域に分けて読み取る画像読取装置に関する。
続きを表示(約 3,400 文字)【背景技術】
【0002】
原稿台より大きいサイズの原稿を、所定の大きさの複数の画像に分けて読み取り、それら複数枚を合成して1枚の複写画像を得る複写機が提案されている(例えば、特許文献1参照)。画像同士の結合部分の所定の範囲の画像情報を参照して、結合部分の画像のずれを修正する手段を備えたものである。
また、画像を合成するか否かは別として、次のような画像読み取り装置が提案されている。原稿台と、原稿をスキャンする読み取り手段とを備えた読み取り部と、原稿の一辺を位置決めする原稿基準スケールと、原稿台からはみ出すサイズの原稿を動かないように仮止めする原稿仮押さえ部材を備えている(例えば、特許文献2参照)。原稿仮押さえ部材は、原稿基準スケールと反対側の画像読み取り領域外で原稿を押さえることが可能であり、不使用時には開閉可能な原稿押さえ部材、前記読み取り部のいずれか一方に保持される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平8-088740号公報
特開2015-133582号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
設置スペースの削減等のために、読み取り可能な最大サイズが例えばA4サイズあるいは11”×8.5”のレターサイズの小型の画像読取装置が市販されている。一度に読み取り可能なサイズがA4/レターサイズ以下であっても、その2倍のサイズ(面積)のA3サイズあるいは17”×11”のダブルレターサイズの原稿を読み取りたい場合がある。特許文献1のように画像を合成してA3サイズ/ダブルレターサイズの原稿の画像を得ることができれば便利である。画像を合成する機能まではなくても、隣接する2つの領域に分けて、欠落する部分が生じないように略A4サイズあるいは略レターサイズの2つの領域を読み取ることができれば便宜である。必要な場合は、読み取られた2つの領域を外部のツールを用いるなどして後からつなぎ合わせることもできる。
それを実現するためには、原稿台より大きいサイズの原稿(例えば、A3サイズ/ダブルレターサイズの原稿)を原稿台の所定の位置に精度よく置けるようになっていることが重要である。
本開示は、以上のような事情を考慮してなされたものであって、原稿台より大きく、1度に読み取り可能なサイズを超える原稿を、所定の位置にずらして置ける画像読取装置を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示は、矩形の原稿台と、前記原稿台の長辺方向に所定の間隔をあけて配置される2つのヒンジを有して開閉可能に前記原稿台を覆う原稿カバーと、前記原稿台に置かれた原稿を読み取る原稿読取部とを備え、前記原稿台は、一方の短辺が、前記原稿台より小さいサイズの原稿を置く場合の基準位置であり、短い方の一辺が前記原稿台の短辺よりも長く長い方の他片が前記原稿台の長辺以上のサイズの大サイズ原稿を複数の領域に分けて読み取る場合に、前記一辺を2つの前記ヒンジの間に差し入れ可能な間隔で前記原稿カバーのヒンジが配置されており、かつ一方のヒンジの端面のうち他方のヒンジと対向する側の端面が前記基準位置である原稿台短辺を延長した位置に配置されている画像読取装置を提供する。
【発明の効果】
【0006】
本開示による画像読取装置において、大サイズ原稿を複数の領域に分けて読み取る場合に、2つのヒンジの間に差し入れ可能な間隔で原稿カバーのヒンジが配置されており、かつ一方のヒンジの端面のうち他方のヒンジと対向する側の端面が基準位置である原稿台短辺を延長した位置に配置されているので、原稿台より大きく、1度に読み取り可能なサイズを超える大サイズ原稿を、所定の位置にずらして置くことができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
本開示において、画像読取装置の一例としての複合機の構成を示すブロック図である。
図1に示す複合機の原稿台の付近を示す外観斜視図である。
図2に示す複合機の操作部に表示され、原稿サイズの選択を求める操作画面の例である。
図2に示す複合機の原稿台の第1の位置に大サイズ原稿を置く手順を示す操作画面の例である。
図4に示す操作画面に従い、第1の位置に大サイズ原稿が置かれた状態を示す斜視図である。
図2に示す複合機の原稿台の第2の位置に大サイズ原稿を置く手順を示す操作画面の例である。
図6に示す操作画面に従い、第2の位置に大サイズ原稿が置かれた状態を示す斜視図である。
図5および図7に示す位置で読みられた大サイズ原稿の出力の選択を求める操作画面の例である。
図5に示す第1の位置および図7に示す第2の位置で読み取られる大サイズ原稿の領域を示す説明図である。
図7に示す第2の位置に大サイズ原稿が置かれた状態を側方からみた説明図である。
実施の形態1の図2に対応する図であって、補助ガイドを備える複合機の例を示す斜視図である。
実施の形態1の図4に対応する図であって、第1の位置に原稿を置く手順を示す操作画面の例である。
実施の形態1の図5に対応する図であって、第1の位置に原稿が置かれた状態を示す斜視図である。
実施の形態2において、補助ガイドを出す手順を示す操作画面の例である。
図14に示す操作画面に従い、補助ガイドが出された状態を示す斜視図である。
図15に示す補助ガイドを用いて第2の位置に大サイズ原稿を置く手順を示す操作画面の例である。
図16に示す操作画面に従い第2の位置に大サイズ原稿が置かれた状態を示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、図面を用いて本開示をさらに詳述する。なお、以下の説明は、すべての点で例示であって、本開示を限定するものと解されるべきではない。
(実施の形態1)
≪画像読取装置の構成≫
まず、本開示の画像読取装置の構成例について述べる。
図1は、本開示において、画像読取装置の一例としての複合機の構成を示すブロック図である。図2は、図1に示す複合機の原稿台の付近を示す外観斜視図である。
【0009】
図1に示すように、複合機10は、制御部12、原稿読取部13、印刷部14および操作部15を備える。制御部12は、操作制御部12U、ジョブ制御部12J、画像処理部12Mを含む。画像処理部12Mは、画像の読み取り、印刷に係る処理を行うものであり、読取制御部12Rおよび印刷制御部12Pを含む。
制御部12は、複合機10の各部の動作および画像処理を制御する。原稿読取部13は、原稿の画像を読み取る。
【0010】
原稿読取部13は、原稿カバーを兼ねる原稿送り装置16および原稿台17を含み、原稿送り装置16により給送される原稿、あるいは原稿台17に置かれた原稿を図1に不図示のイメージセンサーで読み取って画像データを生成する。読取制御部12Rは、原稿読取部13の動作を制御し、原稿読取部13が読み取った画像の処理を行う。原稿送り装置16および原稿台17は、A4サイズ(またはレターサイズ)までの大きさの原稿を一度に読み取り可能である。なお、A4サイズの長い方の辺の長さは297mm、短い方の辺の長さは210mmである。レターサイズの長い方の辺の長さは279mm(11インチ)、短い方の辺の長さは216mm(8.5インチ)である。原稿台17は、A4サイズ(またはレターサイズ)よりも縦横の大きさがいずれも一回り(例えば、10mm程度)大きいサイズを有している。一例で、原稿台の長辺の長さは310mm、短辺の長さは225mmである。これは、原稿を置きやすくするためでもあり、原稿読取部を構成する部品の寸法公差や組み立て誤差を吸収するための調整を容易にするためでもある。
(【0011】以降は省略されています)

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