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公開番号
2024051860
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-04-11
出願番号
2022158229
出願日
2022-09-30
発明の名称
金属検出機付き重量選別装置
出願人
大和製衡株式会社
代理人
個人
主分類
G01G
11/00 20060101AFI20240404BHJP(測定;試験)
要約
【課題】長い搬送ラインを要することなく物品の重量計測と金属検出を同時に行うことができる金属検出機付き重量選別装置を提供する。
【解決手段】計量コンベヤ4による物品の搬送経路の途中に、計量コンベヤ4のコンベヤベルト9が金属検出機5の検出空間sを挿通するように、金属検出機5が配置され、計量コンベヤ4の搬送経路の物品の搬入側及び搬出側にそれぞれ設置されて物品を検出する第1,2光電センサ35,36の出力に基づくタイミングで、物品の重量を計測してその重量値を算出すると共に、物品に混入した金属の有無を判定して、物品の良否を判定する。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
物品を搬送しながら重量を計量する計量コンベヤと、前記物品に混入している金属を検出する金属検出機とを備える金属検出機付き重量選別装置であって、
前記計量コンベヤによる前記物品の搬送経路の途中に、前記計量コンベヤのコンベヤベルトが前記金属検出機の検出空間を挿通するように、前記金属検出機が配置され、
前記搬送経路の前記物品の搬入側に設置された第1物品検出センサと、
前記搬送経路の前記物品の搬出側に設置された第2物品検出センサと、
前記第1物品検出センサの出力に基づくタイミングで、前記計量コンベヤによる計量を開始すると共に、前記第2物品検出センサの出力に基づくタイミングで、前記計量コンベヤによる計量を終了して前記物品の重量値を算出する重量値算出部と、
前記金属検出機の出力に基づいて、前記物品に混入した金属の有無を判定する金属有無判定部と、
前記重量値算出部で算出された前記物品の重量値及び前記金属有無判定部の判定結果に基づいて、前記物品の良否を判定する物品良否判定部とを、
備えることを特徴とする金属検出機付き重量選別装置。
続きを表示(約 740 文字)
【請求項2】
前記金属有無判定部は、前記第2物品検出センサの出力に基づく判定タイミングで、金属の有無を判定する、
請求項1に記載の金属検出機付き重量選別装置。
【請求項3】
前記第2物品検出センサによって前記物品の前記計量コンベヤによる搬送方向の始端が検出される第1タイミングを、前記金属有無判定部による前記判定タイミングとする第1検査モードと、前記第1タイミングより遅い第2タイミングを、前記金属有無判定部による前記判定タイミングとする第2検査モードとを切換え選択するために操作される設定操作部を備え、
前記第1検査モードは、前記物品の前記搬送方向に沿う物品長さが、所定長さ以下の物品の良否を検査するモードであり、前記第2検査モードは、前記物品長さが、前記所定長さを超える物品の良否を検査するモードである、
請求項2に記載の金属検出機付き重量選別装置。
【請求項4】
前記第2タイミングが、前記第1タイミングからの、前記物品の長さに応じた遅延時間によって規定される、
請求項3に記載の金属検出機付き重量選別装置。
【請求項5】
前記第2タイミングが、前記第2物品検出センサによって前記物品の前記搬送方向の終端が検出されなくなるタイミングである、
請求項3に記載の金属検出機付き重量選別装置。
【請求項6】
前記計量コンベヤの前記物品の搬送方向の下手側に、前記計量コンベヤから搬出される前記物品を、前記物品良否判定部の判定結果に応じて、良品と不良品とに振分ける振分け搬送装置を備える、
請求項1ないし5のいずれか一項に記載の金属検出機付き重量選別装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、搬送される物品に混入している金属を検出すると共に、物品の重量を計測して、物品を選別する金属検出機付き重量選別装置に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
金属検出と重量の計測とを行って選別する装置としては、例えば、特許文献1に示されているように、金属検出器と重量選別機とを物品の搬送経路に沿って縦列状に配備したものが知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平8-10717号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記構造は、金属検出器と重量選別機とを縦列配備する構成上、搬送ラインが長くなり、大きい設置スペースを必要とするものであった。
【0005】
本発明は、このような実情に着目してなされたものであって、長い搬送ラインを要することなく金属の検出と重量の計測とを同時に行うことができるようにすることを主たる目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、本発明では次のように構成している。
【0007】
(1)本発明に係る金属検出機付き重量選別装置は、物品を搬送しながら重量を計量する計量コンベヤと、前記物品に混入している金属を検出する金属検出機とを備える金属検出機付き重量選別装置であって、
前記計量コンベヤによる前記物品の搬送経路の途中に、前記計量コンベヤのコンベヤベルトが前記金属検出機の検出空間を挿通するように、前記金属検出機が配置され、
前記搬送経路の前記物品の搬入側に設置された第1物品検出センサと、前記搬送経路の前記物品の搬出側に設置された第2物品検出センサと、前記第1物品検出センサの出力に基づくタイミングで、前記計量コンベヤによる計量を開始すると共に、前記第2物品検出センサの出力に基づくタイミングで、前記計量コンベヤによる計量を終了して前記物品の重量値を算出する重量値算出部と、前記金属検出機の出力に基づいて、前記物品に混入した金属の有無を判定する金属有無判定部と、前記重量値算出部で算出された前記物品の重量値及び前記金属有無判定部の判定結果に基づいて、前記物品の良否を判定する物品良否判定部とを備える。
【0008】
本発明によると、計量コンベヤで物品を搬送しながら重量を計測できると共に、計量コンベヤによる物品の搬送経路の途中に、コンベヤベルトが検出空間を挿通するように配置された金属検出機によって金属の混入を検出することができ、重量計測と金属検出とを搬送経路の別箇所で順次行う場合に比べて搬送ラインを短くすることができ、設置スペースを低減することができる。
【0009】
また、計量コンベヤの搬送経路の物品の搬入側及び搬出側にそれぞれ設置されて物品を検出する第1,2物品検出センサの出力に基づくタイミングで、物品の重量を計測してその重量値を算出できると共に、物品に混入した金属の有無を判定して、物品の良否を判定することができる。
【0010】
(2)本発明の好ましい実施態様では、前記金属有無判定部は、前記第2物品検出センサの出力に基づく判定タイミングで、金属の有無を判定する。
(【0011】以降は省略されています)
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